カリキュラム / Curriculums
本プログラムでは,3つのカテゴリでカリキュラムを用意しています。
In this program, we have curriculums in 3 categories.
主体的な学びの場 /
データサイエンス教育 /
数理・データサイエンスに関する基礎から、実践的・発展的な内容まで展開する教育プログラムを提供します。
例としては,数理・データサイエンス教育研究センター(MDSC)が提供している授業科目の「プロジェクトマネジメント特論」,「パーソナルスキル特論」。本学総合化学院が提供している授業科目「実践的データ科学」や,WPI-ICReDDが提供している計算科学・情報科学・実験科学を融合した最先端研究のOJT型教育「MANABIYAシステム」などが挙げられます。
アントレプレナー教育 /
自らの専門知識や技術を実社会につなげ,起業も目指す人材になるための教育プログラムを提供します。
例としては,産学・地域協働推進機構が次世代アントレプレナー育成事業(EDGE-NEXT)として提供する実践的なPBL教育プログラム。技術支援・設備共用コアステーション(CoSMOS)が提供するモノづくりを通して学生自らが世の中にプロダクトを提案するプロジェクトの「北大テックガレージ」。実践的アントレプレナー教育として、連携IT企業のクリプトン・フューチャー・メディア株式会社等が中心となって進めている「NoMaps」などが挙げられます。
分野横断型教育 /
社会のあらゆる分野で応用できるトランスファラブルスキルやリテラシーを習得する教育プログラムを提供します。
例としては,人間知・脳・AI研究教育センター(CHAIN)が提供する人文社会科学,神経科学,人工知能に関する「文理融合型教育プログラム」。MDSCで開講する「実践力養成プログラム」。教養深化プログラムが提供する「リベラルアーツ教育プログラム」。英語を共通語として使用する新渡戸カレッジが提供する分野横断的な大学院教育コースプログラム。博士課程教育リーディングプログラム「物質科学フロンティアを開拓するAmbitiousリーダー育成プログラム(ALP)」が提供する「異分野ラボビジット」などが挙げられます。
実践的国際教育 /
多様な価値観を理解し,さまざまな研究者と国際的に協働できる人材になるための教育プログラムを提供します。
例としては,Hokkaido Summer Instiute(HSI)が提供する世界の第一線研究者により英語で行われる授業科目(HSI科目)や海外機関からの研究者を受け入れる海外ラーニングサテライト科目(LSI科目)。産学・地域協働推進機構が次世代アントレプレナー育成事業(EDGE-NEXT)として提供する国際的な企業課題解決ネットワークである「DEMOLA」。情報科学院で行っている海外大学教員による国際連携科目などが挙げられます。
挑戦的・融合的研究の場 /
異分野研究室派遣 /
参加学生へ技術及び知識の習得を希望する国内外の研究室を紹介し,滞在を支援します。学内研究室へは1ヶ月程度,国内外の研究室やフィールドへは2週間から2か月程度の派遣期間とし,研究内容によって,より長期間の滞在が必要な場合や複数回の実施についても可能な限り柔軟に対応します。文系学生に対して異分野の学会,学術集会等への出席も異分野研究室派遣の一環として支援します。
これは,博士課程教育リーディングプログラム「物質科学フロンティアを開拓するAmbitiousリーダー育成プログラム(ALP)」で培った異分野融合教育の実績をもとに,WPI-ICReDD,国際連携研究教育局(GI-CoRE),人材育成本部の持つ海外組織や企業とのネットワークを活用します。
主体的研究提案 /
学生の自由な発想による研究を実現するため,その申請に基づき研究費を支給するとともに,その効果的な遂行のため当該研究分野で実績のある教員をアドバイザー教員として各学生に配置,主体的研究の実施に際して適宜助言します。研究費支援としては,修了年次学生必修の「独創的研究支援」,参加学生が代表となる自由で野心的な研究提案に対する「挑戦的研究支援」,複数の学生による異分野融合共同研究を推進する「学生共同研究支援」等を設定し,研究費を競争的に配分します。
学生個人では使えない大型・高額な研究機器については,2021年に設置された本学の共用機器と技術職員が一元的に運営される技術支援・設備共用コアステーション(CoSMOS)により,技術職員のサポートを受けながら使う環境が整っています。
学生が国内外の研究機関,企業と共同研究を進める場合には,その旅費や滞在費等を支給します。研究推進に際して分析・解析に学内のグローバルファシリティセンター(GFC)や技術支援・設備共用コアステーション(CoSMOS)を利用する際には利用料金を負担,さらに,学術論文投稿際の論文校正,投稿料等も支援します。研究スキルアップ支援として,本学URAによる研究者のためのスキルアップ支援と研究費申請書作成支援も実施します。
社会とつなぐ場 /
キャリアパス支援 /
本学のこれまでの取り組みで育まれた外部の機関とのネットワークを利用し,学生が広く外部機関と交流するために支援します。
民間企業と連携しよりDXに特化した 「DXインターンシップ」(日本オラクル株式会社による富良野市(顧客)のスマートシティ推進支援に関するDX提案を実施)等の実践的・発展的教育を実施し,産業界との交流を生み出します。
また,企業と学生との交流を図るウェブマガジンである「Ph.Discover」(約30企業と連携)においては,参加学生と企業とのマッチングに「Ph.Dialogue:博士人材セミナー」(博士人材10名程度と企業1社によるオンライン交流セミナー)を活用します。
この他,毎年60名程度を産業界への就職支援の実績を持つ人材育成本部の上級人材育成ステーション(登録学生約2,000名,登録企業約400社)が主催する「キャリアマネジメントセミナー」や「赤い糸会」(博士人材50名程度と企業20社程度が一堂に会し,密度の高い交流を年に3〜4回実施)等のキャリアパス多様化支援プログラムも活用します。