2024年度 学生リーダー
佐久間 岩田 塚原 浜口
江戸大チャレンジラリー振り返り反省
1. 経緯
前期に行った「浴衣で打ち水大作戦」の企画が成功に終わり反省点として、学生リーダーに所属している人、学生リーダーから誘いを受けた人の参加のみで、江戸川大学の学生が参加しやすい企画ではなかった。そこで江戸川大学の学生が誰でも参加しやすいイベントの企画である「江戸大チャレンジラリー」を考えた。本レポートではイベントの概要や反省についてまとめる。
2. イベントの目的
・アクティブラーニングスタジオの魅力を伝える
学生の多くが存在を認知しているアクティブラーニングスタジオをイベントの会場の一部として設けることで、アクティブラーニングスタジオを利用したことがない人にも魅力を伝える。
・大学の魅力を学生に伝える/学生リーダーへの関心につなげる
大学内でのイベントを実施することは大学の魅力を伝えることに加え、大学に対する愛着を高めることにつながる。大学に関心を持つ学生が増えれば学生リーダーの活動の認知も広まる。
3. イベントの概要
学内に関してのクイズ(○○学部の学部長は?など)が記載されているポスターが学内に掲示されており、そのクイズに答えてGoogleフォームを送り、アクティブラーニングスタジオでお菓子をプレゼントする。そこでクイズラリーの感想フォームに答えてもらう。その場でフォームを送るのが難しい人は後で答えられるようにポスターを渡して答えてもらう。期間は12月2日〜12月6日の一週間で赤と緑の二つのコースがある。
4. イベントの結果
クイズラリーの参加者は赤コース28名、緑コース32名であった。また、両コースのクイズラリーに参加したのは22名であった。参加者のうち、学生リーダーに所属していない学生はのべ50名であった。
加えて、アクティブラーニングスタジオの来室者は、前年度の同じ時期と比較し、およそ50名増加した。
5. 反省 (佐久間)
イベント参加後にチャレンジラリーについての感想を参加者に求めるためにフォームを作成し、回答を求めた。感想フォームへの回答者は18名であった。その結果を以下に示す。
➀選択式の質問3つについて
まず、「チャレンジラリーをお楽しみいただけましたか?」という質問に対して「あてはまる」と回答したものは全体の94.4%である17名であった。1名は「どちらともいえない」と回答し、「あてはまらない」と回答した者はいなかった。この結果は、ほぼすべての参加者に楽しんでもらえたと解釈しても良い結果だと言えるだろう。
次に、「学生リーダー主催のイベントがあればまだ参加したいと感じますか?」については18名すべての者が「あてはまる」と回答をしていた。この結果から、本企画を通して、学生リーダーの企画について興味を持ってもらえたと解釈できる。
さらに、本企画ではアクティブラーニングスタジオの普及率および利用率をあげるという目的もあったため、「アクティブラーニングスタジオを今後利用したいですか?」という質問もあった。この質問に対して全体の83.3%である15名が「あてはまる」と回答し、残りの16.7%である3名が「あてはまらない」と回答していた。この結果から、アクティブラーニングスタジオの認知率をあげることに成功したといえるだろう。
➁記述式の質問2つについて
「チャレンジラリーに参加して感じたこと、気付いたことがあればこちらにご記入ください。」という項目に対して、肯定的な意見が多い中で、一部アドバイス的な意見も見受けられた。肯定的な意見としては、「楽しかった」「普段いかない場所にも行けてよかった」「意外と知らないことも知ることができた」などの意見が得られた。その一方でアドバイス的な意見としては、「周りの目が気になる」「問題が探しにくい」「お菓子のレパートリーを増やしてほしい」等であった。
アドバイス的な意見に対して、たしかにポスターの前で立ち止まり、回答を検索して回答するのは今回のように参加者が少ないと人目が気になってしまうだろう。
また、ポスターの掲示位置に関しても回答用フォームに掲示位置を提示していたが、2階踊り場にあるにも関わらず「踊り場」の文字が抜けていて最初の2日間を文字の抜けに気付かないまま企画を進行してしまっていた。このような確認不足から参加者に対して「問題の探しにくさ」を感じさせてしまった可能性も考えられるため、次回は確認を徹底していきたい。
さらに、お菓子のレパートリーに関して今回は予算がとても限られていたため、その中から事前申し込みで希望のあったお菓子と企画者の判断により購入するものを決めた。その結果、チョコレート系が多くなってしまったが、次回開催するときは和風なお菓子も取り入れてみるなど改善の余地があるだろう。
「学生リーダーに主催してほしい企画はありますか?」という項目に対して、「スタンプラリー」「お茶会」「コンテストの企画運営」等の意見が見られた。得られた意見は、今後の自由企画の参考にしていきたい。
6. まとめ
今回の江戸大チャレンジラリーでは、大学の魅力を伝えることを目的とした。参加者には大学の魅力や大学の歴史を伝えることができたが参加人数が課題にあがった。また回答する際にポスターの前で回答することで周りの目が気になるという意見があがった。今後の課題として、ポスター内に「ポスターの撮影可」のような文言をいれると回答しやすいのではないか。だがイベント参加者からの評価はおおむね高かったため、今後も定期的にイベントを行うことで、参加者の増加と学生リーダーの認知度の向上につながるのではないか。
7. 写真
写真1)参加者が受付に来て学生リーダーの学生が参加者の回答を確認する様子
写真2)参加者の確認が取れてお菓子の案内をしてる様子
写真3)参加者がお菓子を選ぶ様子