2024年度前期 学生リーダー
2年 浜口すみれ
1年 小森咲季
浴衣で打ち水大作戦
経緯
江戸川大学の学生リーダーは現在およそ30名で活動している。人数は多いものの何か大きく学生のリーダーとして活動しているかというと,そうとは言い難い部分もあるのではないか。
世界的な問題の一つに「地球温暖化」がある。地球温暖化とは地球の大気や海洋の平均気温が長期的に上昇する現象のことを指す。そこで,地球温暖化の現状と対策について学生リーダーとして何かできることはないかと考え,学生リーダー佐久間が「浴衣で打ち水大作戦」を企画した。さらに,江戸川大学には留学生が40名ほど在籍しているが学生リーダーと留学生の関りはない。「浴衣で打ち水大作戦」を通し留学生と交流,さらに留学生が日本の伝統的な文化である「浴衣」や「打ち水」に触れ,母国に行っても日本文化を広めてほしいと考えた。本レポートでは,浴衣で打ち水大作戦の概要と今後の課題について,参加者にアンケートをとりその結果をもとにまとめる。
イベントについて
2.1 イベント詳細
学生リーダーの佐久間が習っている着付けの教室(ハクビ京都きもの学院柏校)の先生方のご協力のもと,参加希望者の学生に浴衣を着てもらい学内の中庭などに打ち水をする。
2.2 実施日
6月25日(火)の17:00~
2.3 参加人数
学生20名(先生を含めると22名)
22名の学科割合
心理 4名
現代社会 9名
経営社会 0名
マスコミ 1名
情報文化 4名
子ども 0名
不明 2名
参加者22名中留学生は3名の参加となった。
アンケート
3.1 アンケート方法
本研究では,以下の手順で調査を実施した。
・実施時期 2024年7月3日~7月10日
・対象 大学生20名中12名からの回答を得た
(浴衣で打ち水大作戦に参加した学生)
・対象にGoogleフォームで作成したアンケートを提示し,レポート作成への合意を得た上で実施した。
3.2 調査内容
まずはじめに属性情報として学科・学年を尋ねた。
① 参加者が企画を知った場所
② 企画から得られたこと
③ 企画の改善点
④ 参加しての感想
⑤ 今後やって欲しい企画
以下の内容について全て記述式で質問した。
3.3調査結果
① 参加者が企画を知った場所
友人,先生を通して知ったという人が一番多かった。他には,学生リーダーや卒業記念委員会から知ったという人もいた。
② 企画から得られたこと
「浴衣に興味がわいた」「着ることの楽しさと難しさを感じた」「日本の文化や浴衣の着方,打ち水のやり方を学ぶことができた。」などという意見を得ることができた。
③ 企画の改善点
タイムスケジュールがはっきりしていなかったこと,着替えるときの仕切りがなかったこと,といった意見があり,改善の余地が見られた。
④ 参加しての感想
「プロの方に着付けしてもらうのが新鮮だった」「浴衣を着る機会がないので楽しめた」などがあり,特に「学内で浴衣を着る特別感がよかった」と回答した人が多かった。
⑤ 今後やって欲しい企画
「体験型で季節を感じられるような企画をやってほしい」「また打ち水をやってほしい」という意見があった。
まとめ
調査結果①から,参加している人は学生リーダーに所属しているか,知り合いが所属している人が大半であり,友人や先生からの紹介で参加していた。このことから,学生リーダーの企画が周知しきれていないか参加しにくいというイメージがあると考えることができる。調査結果②・④からは,参加者からの感想を知ることができ,「日本の文化」や「大学での特別感」など今回の浴衣で打ち水大作戦の目的を達成することができた。調査結果③の課題については今後やってほしい企画のなかで活かせるようにする必要がある。
今回のレポートでは,浴衣で打ち水大作戦の全ての参加者からGoogleフォームのアンケートを回答してもらったわけではないため得られた回答に偏りがある可能性がある。今後,打ち水を再度行う場合には着替える際に仕切りやパーテーションを設けるなどの工夫をする必要がある。また,タイムスケジュールをしっかりと共有し定期的にイベント企画を行い大学を盛り上げていくべきだと考えられる。
写真
①改善点としてあがっていた,着付けの際にパーテーションがないことが分かる画像
②着付けの様子
②打ち水の様子
④集合写真
⑤浴衣で打ち水大作戦完了後のポスター