令和7年7月10日(木)
<注目記事>高3学術探究 グローカルミーティングⅡ
令和7年7月10日(木)
<注目記事>高3学術探究 グローカルミーティングⅡ
7月10日(木)、高校3年生「学術探究」コースの生徒40名が、秋田市役所を訪問し2年次から続けてきた探究活動の成果を市職員の専門分野を担当する方々と意見を交換し、テーマを深めるという「グローカル・ミーティングⅡ 秋田市役所」を行いました。
この活動は、行政の立場の方々からグローバルとローカルの両方の視点からの助言をいただいたり、意見交換を行ったりすることで、研究を深めるとともに社会参画の意識を育み地域社会について知る機会にすることをねらいとしています。
今年も秋田市企画財政部企画調整課よりご協力をいただき、秋田市役所各部署の職員の方々に講師をお務めいただきました。開会行事では、企画財政部企画調整課 主査 佐藤 哲 様から、「限られた時間ではありますが、高校生らしい豊かな発想や提案を聞くことを楽しみにしています」と激励の言葉をいただきました。
その後、8グループが市役所内の4会場に分かれ、これまでの研究内容についてプレゼンテーション形式で発表するとともに、質疑応答の形で市職員の方々と意見交換を行いました。
市職員の方々は、それぞれのグループ発表を聞きながら、テーマに沿った詳細な資料を用いて助言や意見交換をしてくださるなど、各グループに新たな視点を与えてくださいました。
生徒たちが記入した振り返りには、市職員の方々からいただいた現場の声や専門的見地からのご助言をもとに研究を深めることができたこと、これからの論文作成に対して意欲がわく充実した時間になったことが記載されていました。生徒たちにとって、新たな学びがあったとともに、行政の取組や職員の皆様の業務についても理解を深めることができた大変意義深い時間となったことがうかがえました。
振り返りの一部を紹介します。
・探求を続ける上で大切なことを学ぶ有意義な時間を過ごすことができた。これから、今回学んだことを活かして更に論文をグレードアップさせ、よりよいものを完成させたい」
・グローカルミーティングを通して、私達が探究活動の中で調べきれなかった様々な知識を得たり、市役所の方々から新たな視点からの私達の提案に対する改善案をいただくことができた。
・実際の行政の立場からのリアルなご意見やアドバイスをもらうことができ、大きな学びとなった。特に、事業承継に関わる制度や支援の現状、行政としてどのような課題を感じているのかなど、これまでの調査だけでは分からなかった視点に触れることができ、探究が深まった。
・空き家問題は空き家というものだけに着目するだけでなくそこに住む人やその人達のつながりに着目するのも重要なのだとわかった。
・現実的に金銭の問題が非常にネックになってくるなと感じた。現場の実際の判断と自分たちの価値観をすり合わせて建設的な案を作っていきたい。
・多くの役立つお話を聞けて、もっとはやく知りたかった、という話もいくつかありました。自身たちの発表についての良い点や改善点を知ることができたため非常に良かったです。
今回いただいた助言や資料の内容を盛り込み、生徒たちは研究成果を論文にまとめることとなっています。
市職員の皆様、このたびは誠にありがとうございました。