広島修道大学では2017年度から「2学期制」と「4学期制」を併用しています。
4学期制とは、授業実施期間を4つの学期に区分し、1学期を8週間とする制度です。「ターム制」「クォーター制」とも呼ばれます。
セメスター科目の利点、ターム科目の利点を活かして、みなさんの体系的な学修をより柔軟かつ多様で効果的な学びにしてください。
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前期は第1学期と第2学期に分けます。後期は第3学期と第4学期に分けます。それぞれ、前期後期の第9週が第2学期、第4学期の第1週になります。
第1から第4の各学期に、4学期制対応試験日として、試験期間に準じて「振替試験日」を設け、台風等の自然災害に伴う試験日の変更日として、各学期に「試験予備日」を設けています。
ターム科目のうち、2単位の講義科目については、週2回の授業または週1回2時限連続授業で実施します。1単位の講義科目については、週1回の授業です。
ターム科目の試験は、2単位の講義科目の場合第16回目に、1単位の講義科目では第8回目の授業内に実施します。
「振替試験日」には原則としてセメスター科目、通年科目の授業は行いません。
集中講義期間は、原則8月上旬、8月下旬、12月下旬の年3回の設定になります。
履修登録は年に2回です。前期の履修登録期間には、前期科目、第1学期科目、第2学期科目、通年科目及び集中講義(一部指定科目を除く)を、後期の履修登録期間には、後期科目、第3学期科目、第4学期科目及び指定された集中講義を、それぞれまとめて登録してください。
成績発表も年に2回です。このほか、諸納付金の納入期限も4月末、9月末の2回です。
グローバル化や社会体験促進への対応: ターム科目を履修することによって、2〜3ヶ月の短期海外留学が容易になるほか、長期間のインターンシップや学外における社会体験活動に参加しやすくなります。
短期集中かつ積み上げ式の学習: ターム科目を履修すると、1つの学期において履修できる科目数がセメスター制に比べ半減するので、短期集中的に学修することが可能となり、学習内容が定着しやすいと考えられます。
授業形態の多様化: 2単位のターム型講義では、週2回または2時限連続の授業が展開されるため、アクティブラーニングやフィールドワークなど、学生主体の能動的学修の機会が増えることが期待されます。
Q:低学年のうちに8週間程度の海外留学に行きたいのですが…
A:4学期制が導入される前は、在学中に休学もせず2〜3ヶ月の留学に出ることは難しかったですが、4学期制をうまく使えば、それが可能になります。例えば、夏休みから第3学期にかけて、セメスター科目を履修せず、第4学期にターム科目を履修すれば、効率的に本学の単位を修得しながらの海外留学も可能になります。
Q:時間割を組むのが難しそうだ…
A:4学期制を利用して学外学修を行うときに障害になるのが、セメスター科目の授業日程と重なることです。このようなときは2年間の履修計画を立ててください。優先順位を決め、セメスター科目の履修をいつするのか決めます。4学期制はスケジュール調整の自由度が高いので、自分でやりたいことを決め、計画的に行動する工夫が必要です。