とりあえず普通にWalbrixをインストールする
Walbrixのインストール自体は簡単です。WalbrixのWebサイトからISOイメージをダウンロードし、DVDに書き込めばインストールディスクを作れます。執筆段階でWalbrixのWebサイトに公開されているISOイメージは Walbrix 3.16.0 でした。しかしWalbrixは常に最新のカーネルを取り込んでバージョンアップを続けており、GitHubで公開されているバージョンは Walbrix 4.1.5 が最新となっていました。今回は、そちらをダウンロードして使います。
このディスクをMac miniに放り込んで電源を入れ、DVDから起動すればあとは画面の指示に従っていくだけです。操作はすべてカーソルキーとENTERキーのみで完結します。
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インストール中の画面になったら、ただただぼーっと待ちましょう。
インストールが完了したら、「OK」を選んで再起動。一般的なAT互換機であれば、ここまででWalbrixのインストールは終了です。
Mac miniでXenが起動するように一手間加える
当初はサーバ機としてMac mini late 2009を選んでいたので、そのままでは起動しませんでした。そこで必要な一手間をメモとして残しておきます。
起動メニューの「Rescue」を選べばLinuxのコマンドラインには入れるので、Linuxとしては動いているけれどXenサーバの起動に失敗している状態と考えられました。対処方をさぐるべく「mac mini xen」等のキーワードで検索してみると、先人が解決してくれていました。ヒットしたのは「Mac miniにxenserver 6.5をインストール」というページ。こちらを参考にして、ターミナルから bless コマンドを使って起動デバイスを指定、再起動すると見事にWalbrixが起ち上がりました。
ターミナルは、Snow LeopardのインストールDVDからMac miniを起動し、ユーティリティから「ターミナル」を選択して起動します。なんだか再起動ばかりしていますが、OSのインストールなんてそんなものです。ターミナルから実際に打ち込んだのは、次のコードです。
# bless -device /dev/disk0s1 -setboot -legacy
# reboot