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●電気工学科について
1 我々の生活と電気の関係を考えてみると・・・
現代社会では、高度に発展した電気技術の恩恵を受け、産業のみならず日常生活においても、電気は不可欠なものとなっている。
例えば、工場ではモータのような動力装置やその電気制御装置が使われ、通学では電車のような電気交通機器を利用し、家庭においても身のまわりを見渡せば、蛍光ランプや照明用LEDなどの照明機器、冷蔵庫や洗濯機、テレビジョン、エアコンディショナなどが飛び込んでくる。また、スマートフォンやパーソナルコンピュータを使っている人も多い。
このように、たくさんの電化製品に囲まれながら、日常生活において電気の存在を強く意識することは一般に少ない。しかし、落雷などの自然災害や事故によりひとたび停電が起こると、社会に大きな混乱を招くことを経験している。これは、電気技術が社会に深く浸透し、今日の文明を支える大きな柱の一つになっているからである。
電気がこのように広く使われているのは、電気エネルギーの輸送(送配電)を効率よく行うことができるとともに制御性が良く、運動や光、熱など、他のエネルギーへの変換が容易なためである。以上のことからも、電気技術は社会的に非常に重要なものであることがわかる。
2 電気工学科で学ぶ学習内容としては・・・
①電気技術に関する専門知識の習得および法則や基礎理論の学習を行う
②現代の豊かな社会は、電気エネルギーを大量に利用することで成り立っている。
その電気エネルギー(電力)の発生と輸送、電気エネルギーの特性について学習する。
エネルギーを作り出すことを学ぶのは、電気工学科だけである。
③電気エネルギー(電力)の輸送に必要な機器、電気エネルギー(電力)を利用する機器、省エネルギー技術に必要な機器に
ついて学習する。
④電気エネルギーの特性を理解したうえで、電気エネルギーの利用(照明・制御・電熱)について学習する。
⑤スマートフォーンやパーソナルコンピュータ、音響・映像機器などの工業製品には、電子回路が組み込まれている。また、
電子回路を組み込んだ製品は、ネットワークによって利用方法や活用範囲が広がり、多くの産業や日常生活を豊かなものに
している。これらの電子回路、通信技術、音響・映像技術、情報技術を学習する。
●電気工学科チャート
●取得できる資格・検定
・第二種電気工事士(一般財団法人電気技術者試験センターへリンク)
・第一種電気工事士(一般財団法人電気技術者試験センターへリンク)
・2級電気工事施工管理技術検定(一般財団法人建設業振興基金試験研修本部へリンク)
・第三種電気主任技術者(一般財団法人電気技術者試験センターへリンク)
・危険物取扱者(財団法人 消防試験研究センターへリンク)
・消防設備士(財団法人 消防試験研究センターへリンク)
・計算技術検定(社団法人 全国工業高等学校長協会へリンク)
・情報技術検定 (社団法人 全国工業高等学校長協会へリンク)
・パソコン利用技術(社団法人 全国工業高等学校長協会へリンク)
・その他
●専門教科
1学年・・・工業技術基礎、工業情報数理、電気回路
2学年・・・実習、製図、電気回路、電気機器、電力技術
3学年・・・課題研究、実習、電気機器、電力技術、電子技術