Google Colaboratoryは、Googleがネットワーク上で提供しているPython開発環境で、Jupyter NotebookをベースにPythonを実行することができます。データ分析や機械学習に必要なライブラリが導入されているので、すぐに使い始めることができます。しかも、少し負荷の高い計算も、GPUを使うことで時間短縮を図ることができます(制限付きではありますが)。
データの読み書きや表示に関して多少注意する部分があります。都度、説明していきます。まず、Google Colaboratoryをセットアップしましょう。すでに、セットアップ済みの方は、ここは飛ばして構いません。ちなみに、WebブラウザとしてGoogle Chromeを使うと、トラブルを回避できることがあるようです(特にMacユーザの方)。
Googleアカウントでログインします。放送大学の学生さんは、放送大学のホームページから「システムWakaba」か「キャンパスメール」にログインください。「システムWakaba」か「キャンパスメール」にログインすれば、Googleアカウントにログインしたことになります。
2022年4月に放送大学のWebサイトが更新されました。システムWakabaにログインするには、「在学生」>「システムWAKABA(教務情報システム)」をクリックし、IDとPWを入力して下さい。
ここで、Google DriveでGoogle Colaboratory用のフォルダを作ります。ファイルやデータを保存するのに使います。
「新規」ボタンをクリックすると、ポップアップメニューが現れますので、「新しいフォルダ」を選択します。
ポップアップ画面が現れるので、フォルダ名を入力し、「作成」をクリックします。
今作成したGoogle DriveフォルダとGoogle Colaboratoryを連携する操作を行います。今作ったフォルダ名の右横にある▼をクリックして、「アプリで開く」>「アプリを追加」を選択します。
たくさんのアプリが表示されるが、この中で「Colaboratory」を探し出し、選択します。目印は「CO」です。「apps内を検索」で「colaboratory」と入力すれば、Colaboratoryだけが表示されます。
以下のような画面が表示されるので、「インストール」をクリックします。
以下のようなポップアップ画面が出た場合は、「続行」をクリックします。
以下のポップアップ画面が出たら、「OK」をクリックします。
以下のポップアップ画面が出たら、「完了」をクリックします。
以下のような画面が表示されれば、Google Colaboratoryのインストールは成功です。右上の「×」をクリックして、閉じます。これで、Google DriveのフォルダとGoogle Colaboratoryの連携が完了しました。
では、Google Colaboratoryで新しいノートブックを作成しましょう。ノートブックというのはJupyter Notebookのページのことで、ここでコードを記述したり実行したりしてプログラムを作っていきます。右クリックで、以下のようなポップアップ画面を開き、「その他」>「Google Colaboratory」を選択します。
以下のような画面が表示されれば、新しいノートブックの作成は成功です。