プレイ環境・スペック

ディスプレイ

27インチ WQHD(2560x1440)以上を推奨。画面が大きく解像度が高いほうが、いちいちズームせずに計器を読めたり視点を変えずに操作ができたりとなにかと便利。CPUがボトルネックになりやすいため、解像度をWQHDや4KにしてもさほどFPSが下がらない場合も。


PCスペック

CPU、メモリ、ビデオメモリ(VRAM)、HDD容量が特に重要。


CPU

X-Plane 11は多くのコアを使ったマルチスレッド処理があまり得意ではなく、シングルコア性能の高いCPUが望ましい。なおグラフィックAPIがVulkanにアップデートされたが、マルチコアの使われ方に大きな差は見られなかった。

参考:CPUベンチマーク一覧 (表をSingle Scoreの高い順に並び替えると見やすい)

AMD

  • Ryzen 7 5800X

  • Ryzen 5 5600X

  • Ryzen 9 3900X T

  • Ryzen 7 3800XT

  • Ryzen 7 3700X

  • Ryzen 5 3600

Intel

  • Core i9 10900K

  • Core i7 10700KF

  • Core i5 10600K

  • Core i5 10400F

このあたりから予算に合わせて選ぶと間違いないだろう。

私は16コア32スレッドの Ryzen 9 5950Xを使っているが、X-Planeが積極的に使ってくれるのは6コア12スレッド分くらい。


メモリ

とにかく大量のメモリが必要。16GBは必須、32GBあると安心、24GBだとちょうどいいかも。


グラフィックボード(GPU)

2020年のX-Plane 11.50アップデートでグラフィクAPIがOpen GLからVulkanに変更され、以前より効率的にGPUを使用するようになった。それでもまだCPUがボトルネックになりやすいため、GPU自体はあまり高性能なものは要求されない。しかし画質設定次第ではビデオメモリ(VRAM)が大量に必要で、最低でも6GB、可能なら8GB以上ほしいので、必然的にグラフィックボードもハイエンドのものになってしまう。

おすすめは

  • RTX 3080

  • RTX 3070

  • RTX 3060Ti

  • RTX 2070 SUPER

  • RX6800XT

  • RX6800

  • RX 5700XT

あたり。


HDD / SSD

インストール後、プラグインや追加機体を導入後のサイズは100GB程度。さらにシーナリーと呼ばれるハイクオリティな空港・都市の3Dデータを導入すると、1箇所につき数GBほど消費する。私の場合、これはゲーム用のSSD(Dドライブ)にインストールしている。

これに追加で、Ortho4XPというソフトで超高画質な地形・地表画像データを作成すると、数百GB~2TBほど必要になる(ヨーロッパほぼ全域と日本全域をカバーした場合)。ただしこのデータはインストールフォルダとは別のドライブに保存して、そこへのショートカットを貼ることで代用できるので、SSDとは別に大容量のHDDを使用するのがおすすめ。


ジョイスティック

  • フライトシミュレータなので、ジョイスティックは必須といっても過言ではない

  • 入門用としてはLogitech Extreme 3D Proが安くて十分使えるのでおすすめ

  • もう少しお金を出せるという方は、Thrustmaster T16000Mをおすすめする

  • Xbox Oneコントローラーでもできないことはないが、かなり厳しい

参考までに、私の環境を紹介

ディスプレイ

  • Acer 32インチ 4K(3820x2160)VA ←こちらでX-Plane

  • Acer 27インチ WQHD(2540 x 1440)144Hz IPS ←こちらにチャートなどを表示

やはり大きい方が臨場感があって良い。また高解像度だとズームしなくても各計器を読み取れるので楽。


PC

  • OS:Windows 10 Pro 64bit

  • マザーボード:Gigabyte X570 AORUS PRO

  • CPU:AMD Ryzen 9 5950X

  • メモリ:32GB DDR4-3200(16GB x 2)

  • グラフィックボード:NVIDIA GeForce RTX 3090 (GDDR6X 24GB)

  • SSD1:1TB ← OS用

  • SSD2:3TB (1TB+2TB) ← ここにインストール

  • HDD:6TB ← ここにOrtho4XPデータ

比較的軽めな機体のB737-800Xでは、空港に駐機中は50fps、上空を飛行中は80fps。非常に重い機体のFlightFactor A320 Ultimateでは、駐機中 40fps、飛行中 50fpsほど。


ジョイスティック等

非常に使いやすく値段も手頃。今の所全く不満なし。


もう一つ参考までに、本動画シリーズ監修さん (@broccoly96) の環境

ディスプレイ

  • DELL 34インチ UWQHD (3840x1440) 120Hz IPS

PC

  • OS:Windows 10 Pro 64bit

  • マザーボード:ASUS ROG STRIX X470-F GAMING

  • CPU:AMD Ryzen 7 3700X

  • メモリ:32GB DDR4-3200(16GB x 2)

  • グラフィックボード:NVIDIA GeForce RTX 3080 (GDDR6X 10GB)

  • SSD1:Crucial MX200 500GB

  • SSD 2 :Samsung 960 EVO 500GB ←ここにインストール

  • HDD:6TB ←ここにOrtho4XPデータ


ジョイスティック等

極のジョイスティック・スロットルセット。浪漫の塊。着陸においてラダーペダルの存在は大きいのでおすすめしたい。ハンドルコントローラーは前輪操作用。これもただの浪漫。