「そういやお前あんときさー」
作戦会議中にヒースは過去を振り返って話し出す。思い出を語る彼の顔には笑みが絶えず、一方で自分にとって都合の悪い思い出を話すヒースに対し、ネイサンは少し不機嫌そうに口をとがらせる。
「知らん知らん」
ぶっきらぼうにそう言い放ちながらも、彼はヒースの話を止めることもせず聞き役に徹していた。おそらく彼も思い出話がしたかったのだろう。