過去の遺物を拾い集め続け、とうとう彼は憧れの巨大ロボットを作った。人はそれを単なるゴミ山と呼ぶが、ヒースにとっては一端の芸術作品である。出来上がったロボットの前で声高らかに彼はこう叫んだ。
「どう!?俺含めてゲージュチュ(※芸術)!!」
それを聞いていた兄貴分のネイサンはこう答えた。
「芸術は爆発しなきゃいかんなぁ」
にこやかにダイナマイトを片手に現れたネイサンに対し、ヒースは悲鳴をあげながら逃げ出していった…。