いつものようにゴミ山を探索している最中、ヒースが見つけた小さな箱。それは戦前の子供達に好まれたお菓子の未開封の箱だった。
「100年以上前に売られていたポケット菓子ってとこか」
ネイサンがそう呟くとヒースは目を輝かせる。
「まだ食えるかな?」
100年以上も前の食べ物さえも口にしようとするチャレンジ精神にネイサンは「三途の川の様子を見たいなら好きにしな」と眉をひそめた。