「なんかいいもんあったか?」「いいや、何も」
ヒースとネイサンはガラクタの山を一望しながらため息を吐いた。危険を冒してここまで来たというのに、求めている”お宝”は無かったのだ。
「もう一つアテがあるんだ」「正気か?俺はもうくたびれたよ」
疲労感を隠せないネイサンとは裏腹に、ヒースはニヤリと笑う。まだまだ宝探しの旅は続きそうだ。