ピックルボール(Pickleball)とは

ピックルボールはバドミントンコートと同じ広さのコートで板状のパドル(卓球より一回り大きいラケット)を使い、プラスチック製の穴あきのボールを打ち合うスポーツです。テニス、バトミントン、卓球を元に考えられたスポーツでルールはテニスに近い。ピックルボールにはダブルスとシングルス両方がありますが、ダブルスが一般的です。使うコートの広さはどちらも同じです。最大の特徴はレクチャーを受けると約30分程でラリーができるようになり、多数の穴が空いたボールは空気抵抗が増して、強く打ってもボールの速度が弱まるため、シニアや大人から子どもまでミックスで楽しめる簡単なスポーツです。

アメリカ発祥のスポーツ

1967年ワシントン州で退屈した子に「何か楽しい遊びはないか」と考えたボブ・オブライアン氏が裏庭にピックルボールコートを作りジョエル・プリッチャード氏、ビル・ベル氏と共に、発案したスポーツが現在アメリカのみならずカナダ、スペイン、インド、フランス、UK、GB、オランダ等世界でも広がりを見せています。ピックル(Pickle)の名前は飼い主の犬の名前に由来します。また多くのメーカーがピックルボールに参入しています。

ピックルボールの人口

アメリカでの高齢化と手軽で直ぐにプレーできるピックルボールの人気に伴いハードコートを有するテニスクラブがピックルボールクラブに鞍替えした事を背景に高齢者から人口が伸び、その伸び率は全米でも高い水準で増加してきました。

アメリカのスポーツビルダー協会の調べでは、2016年時点での全米の人口は200万人、2018年の予想は300万人、CBSで放映されたときに決勝を見る見込みの人数は5,000万人と言われています。またテニスプレイヤーからの転向もあり、最近では元テニスランキング1位のアンディーロディック氏や元全豪女子オープン優勝したバーバラジョーダン氏もピックルボールをプレーしました。

日本のピックルボール

国内では東京都八王子市や町田市が盛んで長野県佐久市、神奈川県横浜市、埼玉県川口市などでもピックルボールが定期的にプレーされています。

また静岡県掛川市や大阪府大阪市、岡山県岡山市などでも体験会が行われ人口が徐々に増加しています。現在ピックルボールを体験いただいた延べ数は2~3,000名を超え大学の授業に取り入れる事や企業スポーツとして導入を検討されています。

毎年10月にはUSAPAから20名程度のピックルボールプレイヤーが日本各地を訪問し日本のプレイヤーとの交流や普及活動と共に日本の観光を楽しんでいます。

(High Performance Pickleball 制作資料より引用 )

*特別コンテンツ*

High Performance Pickleballのダニエル・ムーア氏と、日本ピックボールの立役者である佐藤誠 氏が作成したピックルボールの紹介スライドです。

(許可なく複製、改変、再配布をしないようにお願いします。)

ハイパフォーマンス 指導用ライセンス 4級(R1.7.28)