研究テーマ1 流域スケール(山地~海岸)の生態系や森林の管理・計画
研究テーマ2 大規模攪乱後の植生回復(草本~森林)の評価・計画
研究テーマ3 最新の計測技術の森林管理・計画への応用
研究テーマ1 流域スケール(山地~海岸)の生態系や森林の管理・計画
流域特性と砂浜海岸生態系の関係のイメージ
上流域から下流域は水を介し繋がっており、土砂・流木や栄養塩等が山から海まで運ばれます。これらの量は、上・中流域での森林、地形や土地利用といった、自然・社会条件により、違いが生まれます。これまでにこのような上・中流域の森林・地形・土地利用等の流域特性と下流域で起こる海岸侵食・生態系劣化等の問題との関係を扱った研究はほとんどありませんでした。そこで、上・中流域の森林の組成・構造・配置、地形、土地利用等の流域特性と下流域の海岸侵食・生態系劣化等との関係性を把握し、流域管理や広域の森林管理・計画に貢献したいと考えております。
・科学研究費助成費若手研究(R3~R7)「砂浜海岸の3次元地形変化と流域特性を考慮した海岸侵食要因の解明」研究代表者
・科学研究費助成費基盤研究(B)(R4~R7)「気候変動下における流域森林の目標像の解明:治水と河川生態系保全の両立をめざして 」研究分担者
・科学研究費助成費基盤研究(B)(R3~R6)「多次元高精細地表情報を用いた流域内地形-植生系のconnectivityの研究」研究分担者
・農林水産省 農林水産技術会議事務局 戦略的プロジェクト研究推進事業(H31~R5) 「流木災害防止・被害軽減技術の開発」研究分担者
自然度の高い砂浜海岸(千葉県九十九里浜)
海岸侵食が進行した海岸(鳥取県姉泊海岸)
河道内に堆積した流木分布
河道内に堆積した流木
研究テーマ2 大規模攪乱後の植生回復(草本~森林)と評価・計画
高精度ドローン(RTK-UAV)を用いた高精細画像から抽出した崩壊地上に自然回復した植生
地震、火山噴火、津波、洪水など大規模攪乱後の植生回復を、ドローン、レーザデータや衛星画像を用いてモニタリングを行い、植生回復と環境要因の対応関係を解析し、回復立地の条件を明らかにすることで、攪乱後の植生管理や再生計画(ゾーニング等)に応用する研究を行っております。
・科学研究費助成費基盤研究(B)(H31~R5)「2018年胆振東部地震により発生した大規模山地災害のメカニズムと復旧方法の解明」研究分担者
ドローンレーザで計測した崩壊地の森林の点群データ
林業分野では担い手不足が進み、少ない人手で森林調査や管理を行う必要があることから、労力を削減した新たな森林調査や管理技術を開発する必要があります。また、森林生態系管理においても詳細な森林の組成や構造を計測することが求められております。そのため、近年注目されているドローンやレーザ計測技術、高解像度衛星等を用いた詳細かつ広域の森林計測技術の開発やこれらのデータを利用した森林管理・計画への応用を目指します。
ドローンの操縦風景
ドローンレーザの操縦画面