本・CD・弾き語り、動画等等

ヤスミン・ライブラリ

書籍

・イラクレポート -占領下のイラクを行く-(冊子)

1.イラク攻撃反対! 2.イラクへの道 3.イラクレポート
の3つを一冊の本 (pdfファイル) にまとめました。印刷などしてお読みいただける方はこれでどうぞ。
イラクレポート -占領下のイラクを行く-(A4 2段組  本文60p.) (1.4MB)
ページは奇数偶数を区別していますので、両面印刷、あるいは奇数ページと偶数ページを背中合わせにして綴じしろを合わせてください。 

iraqreportA4.pdf

バグダッド・バーニング -イラク女性の占領下日記- 

リバーベンド 著 リバーベンド・プロジェクト 訳 アートン 1,575円(税込) 2004年07月 発行 ISBN4-901006-75-4 (2003.8.1~2004.5.31の日記を収録) 

あるイラク女性のバグダッドからのインターネットBlog日記。ヤスミンが参加している翻訳チームによる訳。ウェブサイトは以下。
バグダッド・バーニング (イラク女性の手記):Riverbend (原文:英語)Girl Blog from Iraq: Baghdad Burning 

・バグダッド・バーニング2 -いま、イラクを生きる-

リバーベンド 著 リバーベンド・プロジェクト 訳 アートン 1,575円(税込) 2004年07月 発行 ISBN4-901006-75-4 (2003.8.1~2004.5.31の日記を収録) 

あるイラク女性のバグダッドからのインターネットBlog日記。ヤスミンが参加している翻訳チームによる訳。ウェブサイトは以下。バグダッド・バーニング (イラク女性の手記):Riverbend (原文:英語)Girl Blog from Iraq: Baghdad Burning 


音楽

CD

著者ヤスミン、[東京] : KODOMO LABEL、2003.3、演奏: ヤスミン植月千春(カーヌーン)2000円 (税込)


1.Nihavend
2.Ana ogudu
3.Lunga Shahnaz
4.Nihavend by Taqsim (試聴できます790KB:mp3)。
5.Sakura(さくら)
6.Haru no Umi(春の海)
7.Uskudara
8.Medley
9.Home Sweet Home
10.Annie Laurie
11.Rast
12.Taqsim & El Hassan
13.Lunga Falahfaza
(CDのラベルに記載したウェブサイト "www.yasemin.info" は、2011年までのものです。現在、それとは全く関係がありません。) 

日本国際ボランティアセンター(JVC) 2004.6
イラクの子どもたちのために、ミュージシャンたちが作ったCD。ヤスミンが共演。
ボサノバ、アラブ音楽、そしてイラクの子どもたちの声を収録。子どもたちの目線から今のイラクが見えてくる。
■収益金は、イラクの支援活動に役立てられます。
参加ミュージシャン:ヤスミン植月(カーヌーン)、岡田剛士(ナイ、ダルブッカ)、星衛(Vc)
淺川弘樹(Sax)、高橋秀雄(G)、鈴木貴士(Perc.)、Toca3
1500円(税込) 

・弾き語り(オンライン配信)youtubeにリンク

作詞:RADA
作曲:ヤスミン 植月千春
RADAさんは、とある海辺に在住の詩人。2003年2月からのイラクに対する米英の(日本も間接的に加担してしまいましたが)蛮行に対しての怒りと悲しみを自分のサイトで吐露しておられた。
「もう泣かなくていいよ」は、イラクの子供たちの悲鳴が途切れることなく聞こえてくるような辛い思いの日々の中から生まれた一篇の詩。不本意にも殺されてしまった子供たちに届けば....
RADAさんから送られたこの思いを受けて、ヤスミンが曲を作り詩を歌に編んだものである。歌うたびに泣いてしまうので、泣かずに録音できるまでに2ヶ月かかってしまった。 


もう大丈夫だから泣かなくていいよ

ここにはミサイルも砲弾も飛んではこないから

もう怖がって泣かなくてもいいよ

細やかな砂の粒子に包まれた静かな夜を

不気味な爆音が切り裂いていった

食卓に残っていたアラブ料理のかおりを

炸裂した火薬の臭気が消し去ってしまった

君たちは幼い眠りを破られ

その意味を問うこともできずに命を奪われた 

だけど


もう大丈夫だから泣かなくていいよ

ここには爆音も火薬の臭いも届きはしないから

もう怖がって泣かなくてもいいよ

君たちがウードの調べで踊っている姿を

世界はもう見ることはできない

君たちが作るはずだった色とりどりの未来を

世界はもう決して受け取ることはない

それが君たちを守ることのできなかった

私たちの悔やんでも消えることのない罪


もう大丈夫だから泣かなくていいよ

ここにはねじまがった世界の足音など聞こえてこないから

もう怖がらないでここでおやすみ

もう怖がらないでここでおやすみ 


2003年3月16日、国際連帯運動でパレスチナのイスラエル占領下のガザで活動中、イスラエル軍のブルドーザーがパレスチナの家々を破壊することを阻止しようとして轢き殺された。
彼女と一緒にいた他の外国人は、ブルドーザーのドライバーが、レイチェルがそこにいることを知りながら、家を破壊し続けたと証言している。
最初、兵士は砂や重いがれきを彼女の上に落とし、そして、ブルドーザーは、彼女を押し倒し、そのまま押し進んだ。
彼女は病院に運ばれたが、まもなく亡くなった。
石橋行受上人(日本山妙法寺)は、この事件をひとごととは感ぜられず、その思いをレイチェルの魂にささげたいと詩とメロディーにこめた。この曲は、メディアにも顧みられず風化していくレイチェルの死を人々の心に留めたいという石橋上人の思いに共感し、ヤスミンが編集・編曲したものである。 


レイチェル レイチェル レイチェル

あなたは あなたは いのちさえも

レイチェル レイチェル レイチェル

ささげつくして


兵隊たちに人間としてこんなことを許してはいけないと

レイチェル レイチェル あなたは

イスラエル兵士の前に


心のかぎりに叫び続けこんなことを許してはいけないと

人間たちは心を忘れ あなたの声は瓦礫となって

あなたの叫びはどこへ届くのか

誰があなたを聞こうとするのか


レイチェル レイチェル レイチェル

あなたは命をもやした

家をつぶすブルドーザーに

たちはだかってパレスチナに倒れた

けれど誰が知るというのか あなたの命の叫びの意味を

あなたは瓦礫のひとつとなって

誰があなたを聞こうとするのか


レイチェル レイチェル レイチェル

あなたは命をもやした


誰があなたを聞こうとするか

誰があなたを聞こうとするのか

パレスチナに散った命を 


虐殺の一つの理由は、イスラエルの右派が選挙を有利にするための行動だったといわれている。
世界中から非難の声が上がった。イスラエルによるホロコーストだと。
この暴挙に対しシリア生まれのアメリカ人マイケル・ハート(Michael Heart)が歌を作った。それが、 WE WILL NOT GO DOWN (Song for Gaza)。 彼は、苦しんでいるパレスチナの人々のために1949年から活動しているUNRWA (United Nations Relief and Works Agency for Palestine Refugees in the Near East)への募金を呼びかけている。
ヤスミンはこの歌に元気をもらい、 その歌詞の意を汲んだ日本語の歌詞を作り、その思いを伝えようとしている。 



激しい爆撃が ガザの空を切り裂く

生死のはざまで 人々は逃げ惑う

空から陸から やつらはやってきて

全てを焼き尽くした

でも きこえてくるだろう


負けはしない 殺され続けても

焼き尽くすがいい

でも、殺せない、わたしたちの心は


女も子どもも 見境なく殺された

遠くで指導者たちが おしゃべりしてる間に

爆弾がふりそそぐ  血と涙の中に

でも かすかに  きこえてくるあの声


負けはしない 殺され続けても

焼き尽くすがいい

でも、殺せない、わたしたちの 心は


負けはしない 殺され続けても

焼き尽くすがいい

でも、殺せない、

We will not go down  In Gaza tonight 

作詞・作曲:サミー・ユースフ
日本語歌詞:ヤスミン 植月千春
原曲は“Palestine Forever”でアゼルバイジャンの血を引くイギリスのミュージシャン Sami Yusuf。
2002年に最初に作ったこの曲は貧しい子どもたちの必死の思いを伝えている。彼らは弾圧と悲惨の中に生きるよりはむしろ死を選ぶ。我々が「進歩」や「現代的」であることを鼻にかけている傍らで、このような野蛮な狂気じみたことが存在していることは、本当に悲しく心痛むと彼は書いている。 ガザの罪のない犠牲者や子どもたちに献げるものとして、サミーはこの曲を限定的にフリーで提供している。 



母さん泣かないで、ぼくが死んでも

神さまはいつでもぼくを見てるから

パレスチナ永遠に パレスタイン


空に向かって石を投げたら

ぼくたちはいつも銃で撃たれる

パレスチナ永遠に パレスタイン


母さん、もし奴らが夜おそってきても

神さまが見てるから 心配しないで

どうして彼らは今ぼくたちにするんだろう

昔かれらが受けた むごい過去を

彼らは心をなくしてしまったの?

パレスチナ永遠に パレスタイン


ぼくたちは 生きるために闘う

父さん母さん、僕らは知ってる

神さまはぼくたちと共にある

パレスチナは ぼくたちの魂

だからぼくたちは死ぬ パレスチナのために

パレスチナ永遠に パレスタイン 

作詞:どすのメッキー
作曲:ヤスミン 植月千春
12.Feb.2009付けの、どすのメッキーさんがブログに詩をお書きになっていた。
この詩は、2008年12月14日、イラクで記者会見中のブッシュ米国大統領に靴が投げつけられたことに発する。あれ以来、靴は歩くための道具だけではなく、世界中で抵抗のシンボルとなった。
アル・ザイディ記者の投げつけた靴を製造しているイスタンブールの靴屋には、事件から注文が殺到したという。しかし、この英雄は、外国指導者を「攻撃した」ことで起訴され、15年の禁固刑を求刑され、投獄中に虐待されたという。一方、ありとあらゆる残虐兵器を使って、民間人等を殺害した責任者が処罰されず、当たっても生命に別状はない靴を投げた人が有罪とは。このように、どすのメッキーさんは書いておられる。(ザイディ記者は、2009年3月にイラクの裁判所で禁固3年の刑を言い渡され、その後、4月に控訴裁判所で禁固1年に減刑される決定を受け、最終的に9月に釈放となった。)
ヤスミンはメッキーさんに共感し、曲を作った。 



僕らは靴を通して大地を踏みしめる

祭りで足を踏み鳴らすとき

恋人と抱擁を交わすとき

倒れた友に駆け寄るとき

靴は僕らと同じ距離を歩いてきた


今、靴は体を離れて空を飛ぶ

歩いていては間に合わない場所へ

僕ら自身ではないのに僕らの行く先を決めようとする者へ

砂漠に曳かれたまっすぐな怒りの軌跡を

希望の緑で満たしながら


この世に正義と言うものがあるなら

それは靴だ

飾り立てた言葉の酔いを醒ます

言葉なき靴だ

国家と言う名前を背負った銃に立ち向かう

名もなき無数の靴だ 


作詞:不詳
作曲:ヤスミン 植月千春 



どうして人は 気付かないのだろう 

そばに いるときに その人の価値を

どうして人は 言わないのだろう

いとしく 思う者への その想いを


何時の日か もう遅すぎたと 虚しく悔やみ

おごりは なんにも役立たず ただ1人 残るのみ


どうして愛しきものは どうして苦しみには気付かない

どうしてその日が来なくては 見出せない


間奏


どうして人は けちんぼなのだろう

与えられている 幸せを 分け与えるとき

どうして人は 我慢強くないのだろう

怒りをあらわに するときには


何時の日か もう遅すぎたと 虚しく拒み

怒りは なんにも役立たず ただ1人 残るのみ


どうして人は喜ぶのだろう 勝利を手にしたとき

勝利は なんにも役立たず ただ むなしいのみ


戦争は 何も 生み出さず ただ時を失うのみ 

動画(Youtube)