本名 : 植月千春
イスラム名 : Yasemin (ヤスミン)
「私にとってのイスラーム」という次の事項建てで分かりやすく説明をしています。
(右の写真8p)
【アッサラーム アライクム】
【モスク】
【クルアーン(コーラン)】
【5つの行】
1. 信仰告白
2. 礼拝
3. 喜捨
4. 断食
5. 巡礼
【ジハード】
【イスラームに対する誤解】
ヤスミン植月千春は京都市立芸術大学を卒業後、ザルツブルグに留学し、帰国してからラウンジピアノの演奏を始めました。
最初は京都で演奏活動をはじめ、その後、サンフランシスコ、ベルギー、シンガポール、東京と広い範囲で活動してきました。現在は東京に在住、ここが最も長くなりました。
2002年2月にカーヌーンの勉強にチュニジアにしばらく滞在し、ラウンジピアノやジャズピアノなどチュニスにも演奏の場を広げて来ました。
2020年9月から、弾き語りやピアノ、カーヌーン演奏等の動画をYoutubeに「午後のひととき」という再生リストでUploadし、公表しています。
これは、自分の心の平安を保つために、Youtubeを保存庫の代わりに、好きな曲をuploadしているものです。2011年に声帯に腫瘍を患って、発声が不安定になり、高い声も出なくなりました。大目に見てください。
ヤスミン植月千春のピアノのひとつの特徴は実にジャンルが広いことです。特にカーメン・キャバレロのような華麗なタッチから、クレーダーマンやジョージ・ウィンストンのようなやすらぎ系のポピュラーピアノが特筆されるところですが、カンツォーネ、シャンソンにラテン系音楽、それからスタンダードジャズ、もちろんクラシックピアノや日本の音楽などなど、とても広い演奏の幅を持っています。
この驚くほど広い演奏の幅に加えて、彼女は人が何を求めているのかを繊細に感じ取り、人の表情や場の雰囲気に応じて繰り広げるやわらかな演奏は、やすらぎや活力、喜びを与えてくれます。
もうひとつの特色はピアノの弾き語りです。もともとオペラが専門ですから、ナポリターナやカンツォーネなどは圧巻ですが、ポピュラー、スタンダード、シャンソンに限らず、レパートリはとても広く、最近はトルコの音楽も弾き語りのレパートリに加えました。
とはいっても、日本の曲もそうだと思いますが、ピアノは西洋音楽を育ててきたものですから、12音階の制約を受けます。そこで、2001年からアラブ音楽に魅かれているヤスミン植月千春は、カーヌーン演奏を通してアラブ音楽のマカームを研究しています。彼女の最初のカーヌーンソロのCDは2002年12月に出版されましたが、現在はカーヌーンの演奏を主に、音楽活動を広げています。それは、平和への祈りの演奏活動です。
そうなのです。
こともあろうに、ピアニストであるにもかかわらず、2000年から武道を始めたのです。
その数年前にひどいぎっくり腰をわずらい、これを機にクアハウスやスポーツジムに通い始めました。しかし、エアロビクスやラテンダンスなどは始めたものの、これまで、運動などというものをやったことがないというのが実のところです。
ましてや、武道などは、これっぽっちも経験がないところにきて、何を思ったか指を痛める危険をもかえりみず、2000年5月から忍法に入門し、向こう見ずにも「くのいち」になろうとしました。
えっ? ところで、忍法って何?
良く訊ねられるのです。 「あの、ドロン、パッ?」てやつ?
当時、玄武館(今は分れて士仙館として分派したようですが)という、 道場で、体術、棒術、護身術、等々を修行していました。玄武館宗師の種村匠刀先生によれば、
真の忍法
というのは、そのような(「ドロン、パッ」というような)ものではなく、 「忍辱精神」(恥辱を忍んで、恨みを放じ去る)を養い、「花情和楽」 (花のような情愛をもって平和を楽しむ)の境涯を目差すものです。~中略~
そのため、忍者は忍辱精神を養うとともに、武芸十八般(忍法三十六形)を習得したのです。 その内容としては、精神的教養・骨法体術・剣法・棒術・手裏剣術・鎖鎌術・槍術・薙刀術・騎射術等を表芸とし、これに虚実転換の法等を裏芸とし、最後に肝心要、即ち神心神眼の法を会得するという極めて幅広く奥行きの深いものなのです。~中略~
「術は術に溺れ、道は道に迷い」ますが、「法」は絶対真理ですから、そのようなことはありません。 私のお教えするものは、忍術ではなく、「忍法」なのです。忍法は身・心・識(潜在意識)を守る最高の護身の法であり、武道芸術でもあるのです。
(「玄武館忍法武芸 忍法体術基礎編 Vol.1」 種村匠刀 昭和62年 埼玉 より)
心、身、識を忍ぶ忍辱精神を根本とする。
恥辱を忍んで恨みを放じ去る忍耐精神を養う事に始まるものである。
忍とは心の上に刃を置いて、刃で人を傷つけたりする様なものでなく、 花情和楽、花の如き情愛をもって平和を楽しむものである。
故に、体を以って自然に相手の剣を避け、姿を消す、虚実転換の妙を得、一朝国の為とか、義の為に、地水火風空の大自然を利用して相手を制する事が忍者の根本原則である。
(「玄武館忍法武芸 忍法体術基礎編 Vol.1」 種村匠刀 昭和62年 埼玉 より)
仲間は世界のいろいろな国籍・宗教・職業の人たちです。従ってトレーニングは英語で行われることが多いのですが、このごろは日本人も数人はいったので日英ちゃんぽんでやっています。
2002年春に、ヤスミン千春は手を骨折してしまい、それ以来、残念ながら忍法はお休みです。