ピッキング監査

調剤補助員によるなんとかかんとかで、とメーカーは宣伝していましたが、そんなもの関係なく、早いところはヒートにバーコードが印刷された段階でバーコードを監査に利用しています。

準備するものはiPod touchとバーコードリーダーセットで¥25000~と開発コスト(ソフト代+みなさんの時給×時間)です。

※最近、iPodの新品よりiPhoneの中古の方がいいのでは?と思ってます。バーコードにピントが合う時間に差があるんです。

画面はそれぞれFileMakerとAccessです。問題は作った監査システムにどうやって処方データを取り込むか。

私のように丸ごと手作りだとやりたい放題ですが、通常はレセコンのデータベースに接続する必要がありますので個人ではなかなか難しいです。

ではもう一度入力するのか?とか言われるとそんなわけありません。便利なものがありますよね。

「処方箋用」と「お薬手帳用」ありますが、QRコードを利用してしまえば、レセコンに接続とか外部に依頼して設定してもらう必要もありません。

おそらく調剤薬局のQRコードに対応したシステムは、先発が入力されていたら自動で採用の後発品に変換してくれる機能とかついてると思うのです。あと併用禁忌のチェックとかも。詳しく見たことないのですが。

そのあとでお薬手帳用QRコードを発行して取り込んでしまえば・・・どちらかというと、薬剤が決定しているお薬手帳用のQRコードを利用する方が効率的だと。

病院の場合は処方箋を発行する側になるので処方箋用のQRコードしかないかもしれませんし、そもそもそんなこと想定していないので、院内処方にはQRを発行する機能が無いって場合も多いと思いますが。

ただ問題もありまして、読み取るバーコードが小さすぎた場合と、分割QRだった場合です。

FileMakerGoのQRコードリーダーの解像度はそんなによくないようです。また、分割QRには対応していません。ではどうするか?今のところ私にはFileMakerGoのバーコードリーダーをどうこうするスキルはありません。ですから外部のバーコードリーダーアプリを利用することになるのですが、アプリによっては読み取った履歴がその外部アプリに残ります。つまり

FileMakerに個人情報が保存されないように作っても、外部のQRコードアプリの履歴を削除しなければ個別の端末に保存したくない情報が残ってしまうことになります。

読み取り機能だけ利用できるといいのですが・・・。

※外部の有料アプリを利用すると可能です。※※公開が中止になってしまいました・・・。

利用したアプリの読み取り履歴を削除するようにするのも大切ですが、端末紛失時のことを考慮すると、当然色々制限をかけておく必要はあるでしょう。

QRが分割でなければ、

こんなの読み込めば

処方の入力は完了です。

生年月日部分も日付を削って個人が特定しにくくしていますがどこまで削ればいいのか。

あとはカーソルをバーコード読み取り部分に移動して、ヒートのバーコードを読み取れば薬剤の監査ができるようになります。

電子天秤とか持っていないので数量まではちょっと無理なんですが、使い心地は自分で作っててなんですが、悪くないように思います。

調剤薬局でも使えたよ?と言っていただけましたし。といいますか、お薬手帳用のQRが必要という時点で調剤薬局向きかもしれません。処方箋用QRでも使えるようにはしたつもりですが実務で試したことは無いです。私の所もそんな物印刷する機能ないので。

※サンプルで処方箋用QRを使いたい場合は、先に採用薬を登録してあげないとうまくいかないです。一般名処方をどの薬剤にするかの判別ができませんので。

また例外コードっていうのがありまして、それに関しては手作業で切り替えてあげないと無理です。

お薬手帳用のQR使われることをお勧めします。

ここにそのまま「サンプルどうぞ」とすると色々ありますので、少し加工してあります。

製品版?は自分でテキスト張り付けてデータ更新できるようになっています。データはクラウドですべてやってくれるアプリもいいですが、自分でデータ更新できるって素晴らしいと思います。ローカルにデータがあると処理も早いですし、全て丸投げが楽なのもわかりますけどその分コストかかりますし。

まあこれはサンプルなのでできませんけど。

実際全薬剤データを入れ込んだ場合、ファイルサイズは60~70M程度でした。

ピッキングの監査システムってこんなもん程度で見ていただけるといいかな。

もとは「ここ」なんですけど。

バーコード監査.MP4

このソリューションを使うには、連結QRに対応したアプリが必要です。

私個人はQRdeCODEという有料アプリを使っていますが、公開中止になってしまい、ICONITまたはクルクルQRがあれば手数は増えますが使えます。

iOSの貼り付け確認メッセージは手間が増えるだけなので、設定から消してしまいましょう。