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池上 貴久 (PI)
話し始めたり、書き出したりすると止まらなくなる。そのため、90 分の授業を 1 枚のスライドだけでこなせるという特技があるが、以前に 40 枚のスライドのうち 5 枚しか進めず後で大変苦労したので、今は気をつけて少しは授業を進めるようにしている。趣味は Perl プログラミング、嫌いなことは Python プログラミング。前者のイメージキャラがラマ or 苺なのに対して、後者のは蛇だからという単純な理由による。プログラミングを始めると、強烈な眠気の後にゾーンに入ってしまい、時間や空間の感覚が吹っ飛ぶので、会議のある日は始めないように心掛けている。今の趣味は、ケーキより甘い焼き芋をつくることだが、もう軽く突破してしまったので、半年前からヨーグルト作りを始める。
石川 栞大 君 (M1)
学部時代はバスケ部のキャプテンとして活躍。現在は、[15N]-Cyt c6 の発現・精製、そして、主鎖共鳴値の NMR 解析を始めようとしているところ。しかし、授業が始まってしまい、それどころではない状態になりつつある。しばしばシュワネラ菌に裏切られてはいるが、まったく気にしないところが特技。今週はシュワネラ菌からラブコールがあり、いっぱい捕れたらしい。今は、[13C, 2H, 15N]-ヨーグルトを開発中で、これをシュワネラ菌の餌にする。しかし、シュワネラ菌はヨーグルトの味にうるさく、両者がなかなか共演してくれない日々が続いている (が、昨日、培地が赤くなった!うちでは、培地の前で「赤くなれ、赤くなれ」と呪文を唱える人が増えており、少々不気味が現象である)。これを機に、毎日のカップラーメン教からヨーグルト腸活教に改宗できるのではと周りは期待している。カップラーメンの味の評価では本をかけるほどの実地による知識を誇る。
谷垣 結 さん (B4)
競技 (にらめっこしましょ) 「笑ったら負けよ。あっぷっぷ~」 で勝ったためしがない程、箸が転んでもおかしい歳頃。ちょっとコンピュータでも勉強しようかということになり、今度は VanX (腸球菌や黄色ブドウ球菌を抗生物質バンコマイシン耐性にしてしまう恐ろしい酵素) の NMR 解析を始める。と思っていたら、急ぎ光合成蛋白質の帰属が必要となり、それを始める。主鎖の帰属に続き、そろそろ側鎖の帰属も完成に近づいた。蛋白質の中に含まれているヘム鉄のために、化学シフト値がぶっ飛んでおり、自動帰属ソフトにかけると、「ありえないピークを拾っている!」と叱られ、エラーになってしまった。そのため、帰属はえっちらおっちら手動による。Leu, Val の双子メチル基の帰属もあともう少し。現在、アメリカのスパコン NMRbox に接続して、構造を解析中。
坂井 希空 君 (B4)
名前に感化されて将来は大空を飛びたいと願っている(本当にパイロット試験を受験中、念願の航空会社に入社することになった)。陸上部で鍛えた俊足で、実験も楽々とこなす。400 m ではかなりの俊足らしく、クラブをなかなか実質的に引退させてもらえないらしい。細胞老化に伴い、糖代謝で正常に機能していた GAPDH が、ある日突然パーキンソン病の立役者になる (あるいは実は防止しようとしている?)この変身のメカニズムを追っている。相互作用しているかどうかは皆懐疑的だったが、混合物ではピークが見事に消えてしまい、あの小沼氏にさえ「これはくっついてる」と認めさせた。やはり、糖代謝と痴呆症とはちょっと関係しているのかも。苦手なことは、NMR シゲミ試料管にピストンを刺し込むこと。いつもサンプルの半分を泡々にしてしまう。3年生が入ってくる前になんとか上手くならなければと猛特訓中であるが。
畑中 優李花 さん (B4)
海綿がつくる変なペプチドが意外にもドラッグデリバリーに使えるかもというアイデアに憑りつかれてしまい、とにかくちゃんとフォールドしたアキュレインを捕まえるのにやっきになっている。が、アキュレインはしつこく抵抗するため、今はほとんど根競べ状態。さらに、アミコン、His-tag カラム、形質転換菌にも裏切られ、精神的にぼろぼろになりつつある。今は YUH 蛋白質を調製中で、なんとしても Y.M. さんよりもきれいに精製したいとやっきになっているが、先日は Y.M. さんに形質転換してもらった菌が翌朝みごとにコロニーを形成したため、完敗によりとうとう寝込んでしまった。特技は早口。周りは 0.5 倍速でやっと聞き取れるほど。実験も速いが、時々 0 の個数や小数点の位置を 1 桁ばかり間違えてしまう(が、当グループには上には上がいるので、あまり目立っていない)。
久田 虎汰 君 (B4)
どんな面倒な実験でもすぐに飛びついて始めてしまう行動派。しかし、時にはそれが功を奏して、グルコースを代謝するシュワネラ菌を作り出してしまった。そして、今週は、誰も信じていなかった 13C 100% ラベル体をこっそりと調製してしまった。たぶん彼にだけ笑顔をふるシュワネラ菌を飼い慣らしてしまったのではと言われている。自宅でも Poky を使って夜中まで帰属をするほどのはまりっぷり。しかし、先月あたりから、シュワネラ菌の反抗に押され、今は裏切られっぱなし。ところが、その原因は、培地の K+ を Na+ にしてしまったという単純なことだった。これを K.I. 君に指摘され、日頃の優劣が逆転状態に。K+ に戻した培地では菌が赤くなり、喜んでその写真を休日の皆に送りつけてしまった。しばしば 0 の個数や小数点の位置を 3 桁も間違えてしまい、Y.H. さんの度肝を抜いた。特技はダンス(というより「ヲタ芸と呼ぶらしい)。10 時間ぶっ通しでも問題なしの体力を誇る。
田尻 道子 さん (特任助教)
趣味は 100 km マラソン。42 km なんて軽い準備運動に過ぎない。休日はよく富士山を何周かしているらしい。4 分後に鶴見小野駅から発車する電車に間に合うように大学から帰宅する (1 km ぐらい先)。道中で捕まった Y.T. は、駅まで引っ張られていったので、駅に着く前に地獄を見るはめになった。質量分析、特に国内では絶滅危惧種にある蛋白質の構造解析用の質量分析(ESI-MS)を専門とする。その希少価値もあり、企業からも引っ張り蛸で、早朝から晩遅くまで働いても追い付かない状態が続いている。さらに、書道の腕が何十段とからしい(20 か 30 段か、とにかく聞いたことがない数値であったことだけは覚えているが)。甘えたの学生たちからの相談事で、朝から机の後ろに順番待ちの列ができる。
元田 容子 さん (特任助手)
試薬の濃度、pH、温度などを間違えてミスってしまったという例が一度もない。なぜか同じ蛋白質でも学生の 10 倍もの量を精製してしまうので、皆から恐れられている。よって、(2H, 15N, 13C) 培養など、超高価な培地での培養の依頼が舞い込んでくる。同じアミコン、同じ蛋白質を使っても、元田さんの場合はちゃんと濃縮されるが、別の誰かさんがやると、アミコンのフィルターをパスしてしまったり、His-tag Ni2+ キレートカラムがまっ茶になったり、プレート上の菌が絶滅したりしてしまう。不思議な現象ではあるが、当人は「普通にやったら失敗することはない」とのことだが、周りは秘伝のコツを隠し持っていると信じている。家の中は趣味で編んだぬいぐるみで溢れているらしく、皆それをなんとかメルカリで売って飲み代にすることを企んでいる。さらに、一度大失敗したところを見てみたいと密かに願っている。
古土井 祐子 さん (研究補助)
いつの間にやら遠心機のロータがきれいになり、NMR 試料管が洗浄されており、pH メータが回復していたり・・・ と影の掃除屋さん。同時に、培養後の腐った重水培地を飲めるほどに精製するのを得意とする。お菓子や Lipton 紅茶をしばしばプレゼントしてくれるが、皆、知らず知らずのうちに 「なぜ世界中で Lipton しか紅茶を作らないのかな?」 などと洗脳されてしまった。皆、Lipton が出した炭酸紅茶に再会できることを夢みている(ただし、今度は甘さを抑えた味で)。