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2013年次稲門会10年祭開催に寄せて
お祝いのご挨拶
2013年次稲門会の皆様、こんにちは。
早稲田大学第17代総長ならびに校友会会長の田中愛治でございます。
このたび、2013年次稲門会がめでたく卒業後10年を迎えられ、10年祭が開催されますこと、心よりお慶び申し上げます。また、日頃から、会員の皆様が一丸となって多彩な校友会活動を展開され、早稲田大学および早稲田大学校友会の発展にご尽力いただいておりますこと、誠に有り難く、早稲田大学および校友会を代表して心からの敬意と感謝の意を表します。
さて、私、田中愛治が総長に就任してから、早いもので4年が経過し、昨年9月下旬からいよいよ2期目に入りました。1期目についてはコロナ禍の影響を受けたにもかかわらず、多くの校友の皆様のご支援とご協力のお蔭で、かなり改革が進んだと感じております。Vision150の完成は10年後の2032年ですが、その先を視野に入れた早稲田大学の長期的な改革を今後4年間で軌道に乗せたいと思います。早稲田大学を2040年には日本で最も学ぶ価値のある大学にすること、2050年にはアジアで最も進学したいと思われる大学にするという夢に向かって進むという覚悟です。この目標の意味は、人類社会に最も貢献する人を育てる大学になるということです。早稲田大学は世界中から来るどの学生にとっても満足できる学修環境を作り上げていく所存です。
また、世界中が先行き不透明な厳しい状況が続いておりますが、このような時代だからこそ、早稲田大学校友である皆様は、これまで培ってきた「たくましい知性」と「しなやかな感性」を存分に発揮して世の中に貢献していただきたいと思います。そして、今後とも校友会活動を明るく楽しく充実させながら、母校早稲田が世界で輝けるためのご支援ご協力を賜れれば幸甚に存じます。今年の4月からは “学生が輝く早稲田の未来へ!”を合言葉に「早稲田大学応援基金」という新たな学生支援メニューを新設いたしました。引き続きの温かいご支援をどうか宜しくお願い申し上げます。
最後になりますが、2013年次稲門会の輝かしい卒業後10年を心から嬉しく思っております。コロナ禍はまだ収束とは言い難い状況ではありますが、校友の皆様をはじめとする早稲田関係者が、早稲田精神を胸に力を合わせてこの世界的な危機を乗り越えて行けることを心から願っております。
2013年次稲門会の皆様のご健勝と益々のご発展を祈念申し上げます。
早稲田大学総長
早稲田大学校友会会長
田中 愛治