折角数十時間かけてMapを作ってもすべての仕込んだネタが回収される訳ではありません。
そこで製作者の気付いてほしかったネタの解説や、制作秘話なんかお付き合い頂けたら凄く嬉しいじゃないですかと思い作りました。
追加する制作国民は旧解説の上に追加していくといいと思います。
時間がなくて設定用の素材作り切れず、ちょっとわかりにくかったと思うので裏設定解説
前回のMapでは地下シェルターで、本作品はそれの没ネタの一部を聞きバトンタッチをした状況で制作してます
没ネタはデカい脳みそが鎮座してるという物でしたがモデリングが出来なかったのでやめました
制作期間は構想をいれてなんと10年の10分の一の半分の半分ぐらいにもおよび、数種類の没を得て今の形となってます
アップローダーにある絶対安全帝国シェルターPart1が前作にあたります
今回のテーマは考察しがいがあるマップです ナラティブを強く持たせてみよう素人なりにと
設定上の時は2500年ぐらいです
2020年の年末に中国がHuaweiによる5G回線展開とそれを利用した大規模なデータハッキングが発覚
それの制裁を機に一気に核戦争まで事態は悪化してしまい、アジア県内はほぼ全滅してしまいます
第三次世界大戦後、世界は一旦終わったかのように見えましたが再建しました
しかし、いまだにアメリカ・ロシア・EUによる小規模な核の小競り合いが続いています
そのような時代背景から核シェルターは未だに大きな意味合いを持っており、帝国シェルターもその例外ではありません
帝国は大戦時に宗教となっており、その派閥は賢者たちにより作られた帝国派(ゴリラ)、拝金派(上級国民)、そして皇帝派(原理主義者)と別れています
簡単に言えば帝国民あっての帝国・実益あってこその帝国・皇帝あってこその帝国の3者であり、各々のトップは三銃士です
一応ですが、単なるこの話の設定であってツベのサブスクライバーやミルダム上級国民には全く関係ないです 他の派閥もしかり
原理主義者たちの目的はただ一つ 皇帝の完全なる補完 つまりは帝国を永遠の物とすべく動いています
皇帝派は幾度となく皇帝AIを制作しようと試みていましたが、なかなか上手くいきませんでした
その理由は皇帝とはどの様な存在であるかを人それぞれが異なる観測をしていたからです
さて世界が滅んだ第3次世界大戦の時、帝国評議会は皇帝を補完(バックアップ)する計画を立てました
賢者であり三銃士を基盤としたニューラルネットワーク(意味わかってないけどかっこいいから使う)、具体的にはブロックチェーンの様に皇帝の人格をすり合わせ、人格を決めてしまおうという話です
これを実現するためには知識の源が必要でした
そうです脳みそです
帝国民の脳みそをつなぎ合わせる事で皇帝のAIの実現を試みました
この計画は時を得て2500年頃に再開されました
実験は上手くいき、より細部を実現するためにより多くの帝国民の脳みそが必要となりました
そこで安くて安心で帝国民で楽しめる地下シェルターを作り、脳みそを大漁に集める事としました
志願した皇帝派とシェルターに入植したゴリラ達とシェルターを建設し儲けようと目論んだ上級国民の脳みそは大いに役立ちました
抵抗する者はロボトミーを施すと称して脳みそを全部盗んだりしていました
その後、異変に気付いた非入植の帝国過激派(帝国派内のロシア派)からミサイル攻撃を受けてシェルターは半壊しますが、実験には支障がありませんでした
ただ、こうなると悠長にしている時間は無いので急ピッチの脳みそ抽出作業が開始され実験棟は不衛生極まりない状態となりました
本来完成したニューラルネットワークである巨大頭脳を入れる為の依り代、つまり巨大な身体も作るつもりでしたが時間が足らず
とりあえず最低限を作った後に培養液につけた状態で保管されていたという訳です
巨大化するにあたり、新しく発見されたクリスタルが大いに使われました
破壊されても集めればまた集合化する結合の性質が部分毎の培養を可能にしたのです
これはAIが完成した後に新たな帝国を守るために作られた生体兵器
左上の卵からふ化し、腐肉を漁る事で爆発的に成長する為に掃除にも食料にも警備兵としても使える筈でした
こいつがミサイルの着弾により発生した熱で想定外の速度で孵化し暴れた結果全滅したのがPart1です
ここが崩落する前にもう一度でいいから皇帝と喋りたい
そう願い急ピッチで進む作業でしたが、一つ大きな問題が起きます
それは隠れていたアースマン教(クソゲー教徒)という存在でした
彼らは過激な三位一体説を唱え、帝国民も皇帝(本人)も我々が思う皇帝も同じ存在であり全てはアースマンに統一されるという考え方をしています
アースマンとは宇宙の根源足る意識であり、脳内のマイクロチューブルを利用し量子もつれによって意識を身体に降ろす事が可能です(ペンローズ・ハメロフアプローチ)
アースマンは大いなる存在であり、本来人間が理解できる範疇を超えていましたが、人知を超えた巨大な脳みそが出来たとなれば話は別です
ちなみに1匹だけクリーチャーが羽化していたのは、アースマン派のトップが自ら死ぬことでアースマンに先んじて接触しようとしたからです
つまり、この状況は彼らにとってまさに最高のチャンスだったのです
左がアースマン教のルーン アランドロン氏ご協力ありがとうございました
帝国に始まり分断された3つの宗派がアースマンにより統一されるという事を示している
かくしてアースマン教は行動を起こし皇帝の脳内にアースマンが降り立ちます
しかし、アースマンの事を知らない脳みそを多用していた結果、拒絶反応が起き膨大な宇宙のエネルギーが皇帝の"新しい"脳みそを離れて暴走を始めます
帝国語録は2019年から編集者が入れ代わり立ち代わりとなっており、そうした影響で聖典である語録が力を失っていたのです
帝国語録は編集者募集中です
皇帝派のリーダーは命を振り絞り皇帝を石化し脳を凍結する事でその事態の収束に成功しました
強引に停止した為、培養液とクリスタルがパイプラインから逆流して溢れているのです
程なくしてある清掃会社に死体政争の依頼が舞い込みます
仲間の供養をちゃんとしてあげたいと願う良心的帝国派からの依頼でした
清掃完了後の完璧な仕事ぶりを見て彼らはいずれ気づくでしょう
探し求めていた皇帝は宇宙を一巡し生まれ変わり、仲良く清掃会社で昔の国民達と一緒に働いている事に
END
コラ
元ネタ
コラ
元ネタ
放送から1年以上経ってしまったが、おあつらえ向きのページができてしまったのでまとめを開始。
当時募集されていた死体の名前と死因リストを再現することを目的としていた。
下のスクリーンショットスライドのように各死体の死因をオブジェクトで再現させるのが主要なコンテンツだった。
リストのURLは下記の通り。残念ながら56行目からの4名はマップ制作後に追加されたため未収録。
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1h03wwA8I6e4Bqj2jCkIAw4VWJdUk4_guVMTsFnY-bzM/edit?usp=sharing
もともとこのリストは名前だけを募集していたが、マップ製作者が「USBメモリには名前だけではなく死因も入力できる」といった情報を放送でコメントしてしまった結果、死因も募集することになってしまった。
実際には焼死・爆死・毒死のような死因リストから選択するだけだったため、複雑な死因を入力することは困難であり、リストの死因情報が宙に浮いてしまう状況が発生した。
この、国民のボケを台無しにする状況の責任を取るべく、死因リストの再現を第一に考えたマップ制作に着手した。
死因リストの再現をするに当たり問題となったのは、死体の数が多く、それぞれの状況が特殊かつバリエーションに富むことだった。
このためまず各死体を小部屋に分けることにし、多数の小部屋が有りかつ内部の状況が独立しうるロケーションとして3階建てのホテルを採用した。
そして、積みゲー帝国の名を冠するTeikokuHotelをマップの名とした。
製作コストをできる限り抑えるため、ソファや棚などの備品を出来る限り共通化し、コピペで部屋を配置。
2階と3階が似通った見た目になってしまうため、上側の階の部屋を大きくして差別化を図った。
さらに、近いカテゴリの死体をまとめることで土地勘が出るように心がけた。3階には、積みゲー部屋、アクション部屋、クソゲー部屋、焼却部屋、ショッペ部屋。2階にはダニエル部屋、ギャンブル部屋等がある。