VCD (ボイスコイル・ダイアフラム) スピーカー

次世代音質という視点で捉えると

次世代音質という視点で音の再生環境を捉えると、音質の進化を阻んでいる多くの要因が見えてきます。例えば、キャビネットやバックチャンバー。キャビネットは全体を囲むような構造で、スピーカーの振動板はその一部を構成しています。従って、構造的には振動板をキャビネットの一部と見なすべきですが、振動板がキャビネットの機能を果たしているかと言えば遮音という点であまりにも無理があります。従って、当然ながらその振動板からキャビネット内の音が盛大に漏れ出ています。キャビネット内の音波は反射を繰り返してかなり遅れており、この遅れた音波が漏れ出て音質に大きな影響を及ぼしています。具体的には、遅れた音波が本来の音波と重なって音の鮮鋭度を低下させ、また、音場空間を狭くするという現象となって音質を悪化させています。同様にドーム型のミッドレンジやトゥイーターでは殆ど全てと言ってよい程使用されているバックチャンバーですが、振動板の背面の音波はこの密閉された小さな空間の中で反射が繰り返された後、振動板から漏れ出ています。

別の例として、LC回路を使ったネットワーク。スピーカーシステムでは当り前のように採用されていますが、これには位相の問題だけでなく、あまり知られていない制動力の低下という大きな問題が潜んでいます。さらにネットワークと共に使用されるアッテネーター。その抵抗によって制動力が低下するためウーファーで使用することがタブーとされていますが、実はこの制動力の低下はミッドレンジやトゥイーターに対しても大きな影響を及ぼしています。制動力が低下して振動板の振動の収束が遅くなることで遅れた状態でも音波が発生します。この遅れた音波が前述のように音質を悪化させています。それではアッテネーターもネットワークも要らないフルレンジの方が良いかと言えば、こちらの方がさらに大きな問題を抱えているため、次世代音質という視点ではかけ離れた存在と言えます。

以上、少しの例を挙げましたが、このホームページでは、次世代音質という視点で高音質化の条件を次のように分類し、それぞれのテーマについて問題点と解決方法を記述してゆきます。

信号供給部

スピーカーユニット部

  • ④スピーカーユニットの各構造に潜む振動の伝搬

  • ⑤専用のトゥイーターは不可欠

  • ⑥次世代音質の視点では、同軸は採用できない

  • ⑦中音域は低音域とユニットを分けるべき

スピーカーユニットの設置方法

  • ⑧トゥイーターでも後方を密閉してはならない

  • ⑨バッフル板は廃止すべき

  • ⑩ユニットは複数を纏めて設置してはならない

試聴環境に関して

  • ⑪ニアフィールドでなければ堪能できない

  • ⑫音響パネル等の反射物を使うべきではない

このホームページについて

このホームページは、時間の関係上、徐々に仕上げてゆく予定です。

ご了承ください。

更新:2020年10月13日

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