能登の伝統文化と技術を継承して 新しいを生む
能登半島地震と豪雨により、能登に根ざした伝統家屋や美しい街並みが一気に失われました。家はその土地の文化や美意識、原風景を形づくる存在であり、その喪失は能登で生まれ育った者にとって大きな痛みです。
特に高齢化が進む能登では、「負の遺産」として公費解体を選ばざるを得ない家屋が多く、本来修復可能な家も取り壊されています。中には、解体を後悔する声も少なくありません。
そんな中、築100年以上の貴重な石場建ての古民家を「tsu.ku_lのプロジェクトで活用してほしい」とご相談いただきました。土壁や柱に一部被害はあるものの、丁寧に手入れされてきたことで修復可能な状態にあります。
この家を教材に、地元の大工や職人を講師に迎え「半人前大工講座」を実施します。子どもから大人まで誰もが参加でき、能登の伝統技術や構法を体験しながら学び、継承する場をつくります。
将来的にはこの家を「みんなのひろば」の宿泊・活動拠点とし、田畑の活用や食を通じた世代間交流の場へと広げていきます。私たちは、この古民家再生を通じて、能登の文化と技術を未来へつなげたいと考えています。