過去のお知らせ
2024年度
2024/4/5 新年度が始まり、博士課程にKillian Duayさん、修士課程に小田さん、河原さんを新メンバーとして迎えました。また、新しい雰囲気になっていくはずです。新メンバーの皆さん、よろしくお願いします。
2023年度
2024/3/27 永井がオーストラリアから帰国して早々、M2の6名が修士課程を修了しました。人数が多く、また永井が主にリモートでの指導となり、必ずしもうまく回らなかった部分もありますが、全員立派な成果を残し無事に修了できて本当に良かったです。また、M2の堀内さんが情報通信系優秀学生賞(修士)を受賞することになりました。研究成果も素晴らしく納得の受賞です。おめでとうございました!皆さん、社会人になっても、バリバリ活躍してください!
2023/12/4 12月から、学部3年生の石黒くんと渡辺くんが永井研に仮配属となりました。研究室の雰囲気に少しずつ慣れていってもらえればと思います。よろしくお願いします。
2023/10/14 10月6日から8日にかけて米国シアトルで開催された国際会議Optica Fall Vision Meetingで、Dの孫さん、M2の高梨さん、堀内さんが発表してきました。だいぶ緊張していた様子でしたが、何とかこなしてくることができ、良い経験になったのではないでしょうか。永井も知り合いが増えたし、色覚の最先端の研究が聞けて有意義でした。さて、永井はまたオーストラリアに戻ってきました。ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします。
Suzuha Horiuchi, Takehiro Nagai: Spillover effects of color discrimination training on color category boundaries and color appearance
Minwoo Son, Takehiro Nagai: Luminance and chromaticity discrimination sensitivities following a sudden decrease in background luminance
Mizuki Takanashi, Takehiro Nagai: Image features involved in translucency enhancement by chromaticity information
2023/10/03 後期に入りメンバーの入れ替えがありました。まず研究生の陳さんが他大学へ異動し、王さんが新M1になりました。また、新たに姜(キョウ) さんを新M1として迎え入れました。陳さん、新たな環境で頑張ってください。王さん、姜さん、これからよろしくお願いします!
2023/9/20 D李さん、D孫さん、M1中島くん、永井が日本視覚学会夏季大会で発表してきました。そして、色彩学会の花田くんに引き続き、孫さんがベストプレゼンテーション賞を受賞しました!その他の皆さんも色々意見をもらえて有意義な発表だったのではないでしょうか。発表予定だったM2森下くんは体調不良で参加できず残念でしたが、永井が代わりに発表し、そこから共同研究が見えてきました。皆さんお疲れ様でした!
森下佳徳、栗木一郎、永井岳大:定常状態視覚誘発電位に反映される色覚特性の検討
中島健太,永井岳大:物体画像から生じる質感・感性の脳波による判別の試み
孫 旻佑,永井岳大:背景輝度急低下時の輝度・色度弁別特性
李 夏渓,永井岳大:多様な大きさの色差知覚に対する色カテゴリーの影響
永井岳大,花田郁斗:視環境における色分布の稀有性と抽象画色選好の関係
2023/8/31 現在、永井は一時帰国中です。本日、M2麻生くんが映像情報メディア学会年次大会で発表しました。練習でかなりプレゼンを変えましたが、何とか形になったと思います。お疲れ様でした!今後、9月には日本視覚学会夏季大会@徳島、10月にはOptica Fall Vision Meeting@Seattle, USA と学会発表が続きます。
麻生孟理,國枝未夢,永井岳大:ディスプレイの低輝度表示特性に適した観察条件と画像条件
2023/6/25 6月24日、25日に開催された日本色彩学会全国大会で、M1花田くんが発表し、めでたく発表奨励賞を受賞することができました。おめでとうございます!研究内容もプレゼンも十分な出来だったので、受賞につながりとても良かったです。今後もますます頑張ってください。
2023/5/17 永井がオーストラリアに滞在のため、2024年3月20日頃まで留守になります。オーストラリアでは、ニューサウスウェールズ大学のJuno Kim先生のところでお世話になり、共同でVRと質感を融合させた研究を行う予定です。留守の間、ご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、よろしくお願いいたします。
2023/4/3 新年度となりました。今年度から、新M1の岡本さんと佐藤さん、研究生の王さんが新たに仲間入りして、学生数は16名となります。今年度もよろしくお願いいたします。
2022年度
2023/3/27 本日の学位記授与式をもって、M2の二人が修了しました。また、小泉くんは修士研究が認められて、情報通信系優秀学生賞(修士)を受賞しました。色々受賞してきましたが、最後にもう一度認められてとても良かったです。この二人には、研究室運営の様々な面を支えてもらったので、修了は大変感慨深いものがあります。二人とも、社会人になっても、いくらでも活躍してくれることでしょう!研究室も、お二人が残してくれた有形無形の資産を活用して、ますます成長できればと思います。修了おめでとうございます!
2023/3/4 M2野平くんの研究がJournal of Visionで公開されました。私達が物の明るさを判断する際には、ハイライト部分を無視してその他の部分に頼っていることが知られています。このハイライトを除くという処理に関わる画像処理の複雑さをPS統計量という画像特徴セットを使って探りました。小泉くんと並び研究が論文化されて非常に良かったです。また、共同研究をしているニューサウスウェールズ大学のYuyang Caiさん、Juno Kim先生らとの論文も合わせて出版されました。こちらの研究では、半透明物体におけるハイライトと物体色の知覚の関係性を明らかにしています。
Nohira, H., & Nagai, T. (2023). Texture statistics involved in specular highlight exclusion for object lightness perception. Journal of vision, 23(3):1. (https://doi.org/10.1167/jov.23.3.1)
Cai, Y., Kiyokawa, H., Nagai, T., Haghzare, L., Arnison, M., & Kim, J. (2023). Effects of specular roughness on the perception of color and opacity. Journal of the Optical Society of America A, 40(3), A220-A229. (https://doi.org/10.1364/JOSAA.479972)
2023/2/16 M2の3名とB4の2名が、それぞれ修論、卒業研究の発表会で発表しました。1月から論文執筆に発表準備ととても忙しかったと思いますが、皆さん良い発表をしてくれました。大変お疲れさまでした!M2の3人はもうすぐ修了ですね。
2023/1/20 M2小泉くん、M1堀内さん、高梨さんが、日本視覚学会冬季大会@工学院大学でそれぞれ発表しました。それぞれいろいろな先生方から意見をもらえて大いに勉強になったのではないでしょうか。大会自体も、豪華なゲストスピーカーによる特別セッションもあり、大変面白かったです。お疲れ様でした!
髙梨瑞希,永井岳大:半透明感知覚に対する色度情報の寄与.VISION,35(1),31,2023.
小泉和人,永井岳大:有彩色色度が光沢感知覚に与える影響~自然な色分布を持つ物体表面における検討~.VISION,35(1),33,2023.
堀内涼葉,永井岳大:色弁別の知覚学習による様々な色知覚課題への波及効果.VISION,35(1),19,2023.
2023/1/18 M2小泉くんの研究がJournal of Visionで公開されました。物体画像に色をつけると光沢感が上昇すること、また、その原因が幅広い条件でHelmholtz-Kohlrausch効果(色をつけると明るく見える効果)であることを示しました。修士で学術論文発表までいけて素晴らしいと思います。お疲れ様でした!
Koizumi, K., & Nagai, T. (2023). The dominating impacts of Helmholtz-Kohlrausch effect on color-induced glossiness enhancement. Journal of Vision, 23(1):11. (https://doi.org/10.1167/jov.23.1.11)
2022/12/13 M1堀内さんが、12月2日に行われた構想発表会で、優秀構想発表賞を受賞しました!成果が少しずつ蓄積され、また本人の研究理解度も高まっていたので、非常に良かったと思います。おめでとうございます!
2022/12/05 B3の木下 凪くんと三好 健太くんが永井研に仮配属となりました。また新しい雰囲気になっていくと思います。お二人とも、よろしくお願いします!
2022/11/29 映像情報メディア学会ヒューマンインフォメーション研究会で発表したM2小泉くんが、ベストプレゼンテーション賞を受賞しました!おめでとうございます!評判も良かったようで、大変嬉しいです。修士研究も残りわずかですが、ますます頑張ってもらえればと思います。
2022/11/16 11/25,26に開催される映像情報メディア学会ヒューマンインフォメーション研究会にて、M2の小泉くんと小曽根さんが口頭発表します。二人とも対面での学外発表は初めてですが、研究内容的には十分に固まっているので良い発表をしてくれるでしょう。
ハイライト領域のHelmholtz-Kohlrausch効果が有彩色表面における光沢感を上昇させる ○小泉和人・永井岳大
PS統計量ノイズを用いた顔肌の明るさ感と関連する画像統計量の解析 ○小曽根千穂・永井岳大・金子寛彦・渡辺直樹・西野顕・沖山夏子
2022/11/05 朝倉書店様から「図説 視覚の事典」が出版されました(https://www.asakura.co.jp/detail.php?book_code=10294)。日本視覚学会による編集で、視覚認知に関する基礎的事項が網羅された本になっています。永井も項目一つを担当しました。視覚認知をこれから研究される方や、ヒト視覚に関連する技術を取り扱う方には、参考になるかと思いますので、ぜひ。
2022/11/03 永井研の元学生、元ポスドクの清川くんの半透明知覚の論文がpublishされました(https://doi.org/10.1016/j.visres.2022.108140)。半透明感が、拡散反射成分と鏡面反射成分の形状に関連する輝度方位情報から知覚される可能性を示したという内容です。研究自体はスムーズに進んだものの論文にするのにかなり苦労したので、無事に論文として出版されて本当に良かったです。この研究はUNSWのJuno Kim先生のご指導により実施されたものです。深く感謝いたします。
Hiroaki Kiyokawa*, Takehiro Nagai, Yasuki Yamauchi, & Juno Kim: The perception of translucency from surface gloss. Vision Research (in press) . https://doi.org/10.1016/j.visres.2022.108140
2022/10/3 B4鈴木真冬くんが学部を卒業し、9月から金子研究室で修士課程学生として新たな一歩を踏み出しました。新しい環境で、さらに頑張ってもらえることを期待しています!また、永井研では、陳俊鋒くんが新しく研究生として仲間に加わりました。新しいメンバー構成で、後期からまた頑張っていきたいと思います。
2022/9/21 明日9/22に、照明学会全国大会@オンラインのシンポジウム「照明デザインと質感の関わり」 で、永井が「視覚に基づく質感知覚の特性」と題して視覚による質感知覚の概要をお話します。また、9/27には、仙台で開催される深奥質感の領域班会議で研究室メンバーの研究成果概要を紹介してきます。どちらも参加者が他分野の方々ばかりなので、色々と意見交換できるのが楽しみです。
2022/9/16 2日間に渡って、毎年恒例の論文読み会を行いました(本来はゼミ合宿をしたいところ、コロナ禍のために合宿はなしのゼミに・・・)。M2の二人がしっかりと準備してくれたこともあり、また論文も面白く、非常に実りある会になったと思います。準備してくれた小泉くん、野平くん、また会で活発に議論してくれた皆さん、大変お疲れ様でした!参考までに読んだ論文はこちら。うちの研究分野と少しだけずれているのですが、色々と勉強になりました。
2022/8/17 M2野平くんが日本視覚学会夏季大会@金沢大学でポスター発表します。野平くんにとってはじめての学外でのオンサイト発表で、かつ野平くんがネタ作りから自分で準備してきた研究内容なので、プレゼンも十分準備して臨みたいと思います。
野平博希、永井岳大:明度知覚戦略と CAM によって可視化した VAE の明度推定戦略の比較
2022/6/29 山形大の修士課程を修了(2020年度)した角田さんの学部生時代の研究が、Journal of Visionに掲載されました。輝度・色度が時間変動する刺激に順応すると、輝度帯(高・中・低輝度)によって異なる色度方向へ色残効が生じること、ならびにそのメカニズムの解析を行ったという研究です。
Takehiro Nagai, Kana Kakuta, & Yasuki Yamauchi: Luminance dependency of perceived color shift after color contrast adaptation caused by higher-order color channels. Journal of Vision, 22(7):8, 2022. (https://doi.org/10.1167/jov.22.7.8)
2022/6/26 6月25,26日と椙山女学園大学で開催された日本色彩学会全国大会でM1堀内さんが発表し、発表奨励賞を受賞しました。研究室全体で発表練習してきましたし、本人もかなり研究をモノにしてきているので、それがきちんと受賞という形で評価されて非常に良かったです。おめでとうございます!
2022/6/1 新人さんも研究テーマが決まり、実験の準備が少しずつ進んでいます。さて、今年度初の学会発表を、日本色彩学会全国大会にてM1堀内さんと私が行います。堀内さんはB4のときのデータのまとめを、永井は昨年度M2牧平くんの研究を発表します。かなり久しぶりのオンサイトでの学会参加ということで楽しみです。
堀内涼葉,永井岳大:色弁別の知覚学習がカテゴリカル色知覚を変化させる.日本色彩学会第53回全国大会[名古屋]'22.愛知,2022年6月25日.
永井岳大,牧平顕也:"演光沢感性"に関わる照明環境特性の探索.日本色彩学会第53回全国大会[名古屋]'22.愛知,2022年6月25日.
2022/4/1 新年度が始まりました。今年度は、新たにDrが2名、M1が4名増えて、人数も過去最大になります。皆で頑張っていきたいと思いますので、今年度もどうぞよろしくお願いいたします。
2021年度
2022/3/30 M2の佐伯くん、谷口くん、戸塚くん、牧平くんが無事に修士課程を修了しました。特に佐伯くんと牧平くんは研究室の(実質)初代メンバーであり、研究室の雰囲気作りに大きく貢献してもらいました。これから皆それぞれ社会人として活動開始となります。大変なことも多いと思いますが、ますます大きく成長してくれることでしょう!コロナで研究室イベントが全然できなかったので、2022年度こそイベントを開催して、OBとなる皆さんにも参加してもらえたら嬉しいです。皆さん、おめでとうございます!
2022/3/28 B4の堀内さんが、情報通信系優秀学生賞(学士)を受賞しました!おめでとうございます!
2022/3/3 昨年度修士課程を修了した岡田くんの研究がVision Researchの論文としてpublishされました!顔の肌明るさ知覚に効く顔画像要因を、逆相関法で抽出する試みに関する論文です。結果として、目周りのコントラストが肌明るさ知覚に顕著に影響することを報告しています。結果はなかなかクリアです。
Takehiro Nagai, Takuya Okada, Ken Nishino, & Natsuko Okiyama: Impact of local luminance contrast on face lightness perception: a psychophysical reverse correlation study using sub-band contrast modulation noise. Vision Research, 2022. https://doi.org/10.1016/j.visres.2022.108028.
2022/3/3 修論、卒論シーズンでバタバタしておりましたが、M2とB4の皆さんは無事に論文提出と発表会を終えました。大変お疲れさまでした!一方、その内容でM2谷口くんとB4麻生くんは、今月の研究会で学外発表してきます。特に谷口くんは修了間際ですが、最後の発表ということでもう一息です!
谷口正治,永井岳大:1型・2型色覚の色知覚へのS錐体情報の寄与.日本色彩学会色覚研究会(3月17日)
麻生孟理,永井岳大,張鳴暁 :ディスプレイの低輝度階調表現と色域が画像感性評価に与える影響の検討.映像情報メディア学会ヒューマンインフォメーション研究会(3月23日)
2022/3/2 企業様との共同研究報告や、研究会などで、永井が立て続けに発表し、少しバテ気味です・・・。それでも、以下のHI研究会での発表や、非公式の色覚質感研究会での発表(B4堀内さんの研究内容を発表しました)では、様々なご意見をいただくことができ、大変有意義でした。あとは懇親会等があれば、もっと議論もできるのですが・・・。
永井岳大,戸塚文紀:視覚心理物理学的応答時間から見る質感知覚と感性生起の階層構造.映像情報メディア学会ヒューマンインフォメーション研究会,オンライン,2022年2月28日.
2022/1/22 だいぶ遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。さて、新年早々ですが、1/19~21にオンラインで開催された日本視覚学会冬季大会において、永井研の学生6名が研究発表を行いました。その結果、M1野平くんがベストプレゼンテーション賞を受賞しました!研究もプレゼン準備も頑張っていたので、大変うれしいです。おめでとうございます!他の皆さんも良いプレゼンで、またご意見も色々いただけて、有意義な学会発表でした。
小泉和人,永井岳大:有彩色付与による明るさ感の増加が光沢感増大に与える影響
野平博希,永井岳大:明度知覚におけるハイライト除去に関わる画像特徴~PS統計量に基づく解析~(ベストプレゼンテーション賞受賞)
戸塚文紀,永井岳大:視覚情報処理における質感と感性の階層構造~応答時間による推定~
堀内涼葉,永井岳大:色弁別の知覚学習による色カテゴリー境界の変化
小曽根千穂,永井岳大,金子寛彦,西野顕,沖山夏子:PS統計量ノイズを用いた顔肌の明るさ感と関連する輝度統計量の逆相関解析
牧平顕也,永井岳大:光沢知覚に適する照明環境要因の探索的検討
2021/12/2 学部3年生2名が、永井研仮配属になりました。中島くん、花田くん、これからよろしくお願いします!
2021/12/1 当研究室PDだった清川くんが、今日から産総研の林隆介先生の研究室のポスドクとして新しい仕事をスタートさせます。東工大の永井研にいた期間は短かったですが、それでも学生に様々なアドバイスをくれて大変助かりました。新しい分野に飛び込むことになりますが、ますますのご活躍を期待しております!!また学会等でお会いしましょう。
2021/11/22 11月20日から開催されている、日本色彩学会秋の研究会旬間(研究会大会)でのPD清川くんの発表に対し、優秀発表奨励賞を受賞しました!間もなく職場異動となる清川くんにとって、最後の良いお知らせになりました。おめでとうございます!!
2021/11/18 今日はオフラインでの研究報告会の日だったのですが、もうすぐ来る私の誕生日に合わせて学生さんがケーキを買ってきてくれました。ありがたや~。また、間もなく他機関へ転任となるPD清川くんにも、贈り物(お酒絡み)を用意してくれて、清川くんも嬉しかったようです。感謝感謝!
2021/11/5 11月は、PDの清川くんが日本色彩学会研究会大会で、M2の佐伯くんが映像情報メディア学会ヒューマンインフォメーション研究会で、それぞれ発表します。プレゼン練習をこれから何度か行っていきましょう。
清川宏暁,山内泰樹,永井岳大,Juno Kim:半透明感を生起させる画像情報の解明 −光沢成分と陰影成分を用いたモデル化−.日本色彩学会令和3年度秋の研究会旬間(研究会大会),オンライン,2021年11月20日.
佐伯顯典,永井岳大:サブバンド変調逆相関法による光沢感知覚方略の検討.映像情報メディア学会ヒューマンインフォメーション研究会,2021年11月27日
2021/10/4 少し前になってしまいますが、夏休み期間中9/16,17に、修士学生(特にM2)が主導して、勉強会と論文読み会を行いました。勉強会では、統計的解析手法についての概説を先輩方から、論文読み会では、Nature Communicationsの神経生理の論文について皆で協力しながら読みました。どちらも情報たっぷりで、学生さんにも私にも大いに勉強になりました。準備してくれた先輩方、どうもありがとうございました!本来は合宿形式でやるこのイベント、今回は諦めて大学内で行わざるを得ませんでしたが、次年度には合宿形式ができるといいなと思います。
2021/8/12 山形大学を2020年3月に修了した早坂美咲さんの研究がColor Research and Application誌で論文としてオンライン公開されました(https://doi.org/10.1002/col.22723)。ヒトの輝度コントラスト感度(特に低周波側)が、順応背景の輝度分布の広さに応じて最適化される(順応する)という内容です。このような感度調整は質感など他の視知覚属性にも波及すると考えられます。埼玉大学(元東北大学)の栗木先生、一関高専佐藤先生らとの共同研究です。
Misaki Hayasaka, Takehiro Nagai, Yasuki Yamauchi, Tomoharu Sato, & Ichiro Kuriki: Luminance contrast detection is optimized for the large-scale luminance texture of the surround. Color Research and Application, 2021 (early online) (link to the article)
2021/7/22 7月21日、M2の就活終了祝を兼ねてオンライン飲み会をしました。私は中座しましたが、幹事の麻生くん、戸塚くんが企画も考えてくれていて、学生さんたちは楽しみながら親睦を深められたようです。今の学生さんたちのほとんどはオフラインでの研究室イベントを経験してないので、なんとか修了までにオフラインで何かできればと思うのですが、どうなるでしょうか・・・・。
2021/6/28 6月26日にM1小泉くんが日本色彩学会全国大会で研究発表を行い、ありがたいことに発表奨励賞を受賞しました。小泉くんが頑張り、また研究室全体での発表練習がそれを後押ししてくれました。おめでとうございます!
2021/6/21 6/26〜27に開催される日本色彩学会にて、小泉くんと永井が発表します。永井の内容は、昨年度修了した岡田くんと現金子研の小曽根さんの研究内容の概要を説明するというものです。
小泉和人,渡辺侑真,永井岳大:色度情報付与による光沢感増大効果はなぜ生じるのか?日本色彩学会第52回全国大会'21,オンライン,2021年6月26日.
永井岳大,岡田拓也,小曽根千穂,西野顕,沖山夏子:顔の肌明るさ感に関わる画像特徴を見出す心理物理学的逆相関法 -ノイズの種類の影響に着目して-.日本色彩学会第52回全国大会'21,オンライン,2021年6月26日.
2021/5/27 昨日まで開催されていたVision Sciences Society Annual Meeting(V-VSS 2021)で、M1の小泉くんと野平くんがポスター発表しました。英語での発表練習では金子研の梁くん、呂さんにも手伝ってもらい、大変助かりました。ちょっとお客さんが少なかったのが残念ですが、次はオンサイトで国際会議に参加できればと思います。お疲れさまでした!
Kazuto Koizumi, Yuma Watanabe, & Takehiro Nagai: What factors determine the effects of color on perceived gloss? -Helmholtz-Kohlrausch effect vs highlight-shading color contrast-. Vision Sciences Society 2021 Annual Meeting, Online, May 24, 2021.
Hiroki Nohira, & Takehiro Nagai: Effects of the surface-undulation spatial frequency on perceptual highlight removal for lightness perception. Vision Sciences Society 2021 Annual Meeting, Online, May 24, 2021.
2021/4/1 新年度が始まりました。昨年度に山形大で博士の学位を取得した清川くんが、永井研で博士研究員(学振PD)として仲間入りすることになりました。どんどん学生の皆さんを引っ張ってくれることを期待しています!
2020年度
2021/3/25 B4小曽根さんが、2021年3月5日に開催された映像情報メディアヒューマンインフォメーション研究会で発表を行い、ベストプレゼンテーション賞を受賞しました!かなり苦しい時期もあった研究でしたので、大変良かったです。おめでとうございます!小曽根さんは次年度から金子研所属となりますが、永井も研究指導に加わるので、今後も頑張っていきましょう。
小曽根千穂,西野顕,沖山夏子,永井岳大:PS 統計量ノイズを用いた逆相関法による顔の明るさ感を生む画像要因の抽出.
2021/2/9 山形大D2の清川くんの光沢感に関する論文がFrontiers in Psychologyに出版されました!高空間周波数成分がどのように光沢感に寄与するかをまとめた研究です。清川くんにとっては学生時代最後の論文になりそうですが、もう一本、Juno Kim先生@UNSWとの半透明感の研究も、論文化に向け頑張っています。
Hiroaki Kiyokawa, Tomonori Tashiro, Yasuki Yamauchi, & Takehiro Nagai: Spatial frequency effective for increasing perceived glossiness by contrast enhancement. Frontiers in Psychology, 12:625135, 2021.
https://doi.org/10.3389/fpsyg.2021.62513
2021/1/22日本視覚学会2021年冬季大会にて東工大、山形大の指導学生が多数発表しました(並べると本当に多数ですね・・・)。その中でも、山形大瀬野くん(M2)がベストプレゼンテーション賞を受賞しました!これは本当に素晴らしい。瀬野くんは長い間トンネルの中でもがいていたので、努力が報われて良かったです。Web実験で多大なご協力をいただいた立命館大の細川先生にも感謝申し上げます。おめでとうございます!
瀬野了斗,細川研知,田代知範,山内泰樹,永井岳大:様々な質感知覚の画像特徴依存性の刺激呈示時間による変化(ベストプレゼンテーション賞受賞)
清川宏暁,山内泰樹,永井岳大,Juno Kim :光沢と陰影の3次元形状の違いから生まれる半透明感―2次元画像情報を用いた知覚モデル化―
小泉和人,渡辺侑真,永井岳大:有彩色付与による光沢感増大効果を生み出す知覚的・画像的要因
戸塚文紀,永井岳大:応答時間に基づく質感と感性の関連性の検討
槙遼太郎,田代知範,山内泰樹,永井岳大:光沢感知覚と三次元形状知覚の時間特性の比較
鐘 依林,永井岳大:Color space distortion induced by perceptual learning on color discrimination
伊藤雄謙,田代知範,山内泰樹,永井岳大:視対象の色差の大きさによる色差知覚の感度特性の変化
長澤一翔,田代知範,山内泰樹,永井岳大:1型・2型色覚の色知覚における輝度信号と色信号の役割について
野平博希,永井岳大:明度知覚におけるハイライト分離の周波数限界
角田佳菜,田代知範,山内泰樹,永井岳大:色方向と空間周波数の組み合わせに対する随伴性色順応はあるか?
2020/11/1 東工大情報通信系の学部3年生3名が、永井研に仮配属となりました。麻生くん、鈴木くん、堀内さん、これからよろしくお願いします!
2020/10/30 11月27,28日にオンライン開催される映像情報メディア学会ヒューマンインフォメーション研究会にて、山形大M2の伊藤くん、瀬野くんが発表します。二人とも結果はまとまりつつあり結果も面白いので、後はプレゼンを成功させて、修論執筆に弾みをつけたいですね!
伊藤雄謙、田代知範、山内 泰樹、永井岳大:色相変化に対する弁別感度と閾上色差知覚感度の違い
瀬野 了斗、細川研知、田代 知範、山内泰樹、永井岳大:刺激呈示時間の短縮に伴う質感知覚方略の変容
2020/7/31 落ち着かない状況の中、研究室の学生さんは頑張って研究を進めて、新人さん方も実験にだいぶ近づいてきました。もう一歩!先輩方も頑張っていて、M2岡田くん、M1牧平くん、また山形大D清川くんが、オンライン開催の日本視覚学会夏季大会で発表予定です。
岡田拓也、西野顕、沖山夏子、永井岳大:サブバンドコントラスト変調ノイズによる逆相関法 〜顔の明るさ評価を例に〜
牧平顕也、永井岳大:照明環境による質感知覚変化に関する予備検討 〜質感属性、形状、運動による違い〜
清川宏暁、田代知範、山内泰樹、永井岳大:サブバンドコントラスト強調による光沢感の上昇 -暗い光沢物体画像での特異な空間周波数特性
2020/4/1 色々と大変な状況の中ですが新年度スタートです。これまでのメンバーに加えM1に谷口くんと戸塚くんが加わり、B4からM2まで学生は総勢10名となりました。自由に大学に来られないなど非常に苦しい状況ではありますが、協力しながら乗り越えていければと思います。
2019年度
2020/3/17 一関高専の佐藤先生の論文がpublishされました。Collinear facilitationという空間的な知覚現象を使って、方位刺激の検出と抑制に異なる色表現メカニズムが関わる可能性を示しています。こういうコテコテの心理物理実験もしっかりやっていきたいです。
Tomoharu Sato, Takehiro Nagai, & Ichiro Kuriki: Hue selectivity of collinear facilitation. Journal of the Optical Society of America A, A154-A162, 2020.
2020/2/21 山形大でも永井が研究指導していたM2早坂さんが修士論文発表会で発表しました。その結果、めでたく専攻内で1位の評価(情報科学専攻優秀学生賞)をいただいたそうです。何回も繰り返して練習した頑張りが実って良かったです。おめでとうございます
2020/2/14 東工大情報通信系の学士特定課題研究(卒業研究)の発表会が2/12,13に行われ、永井研からも牧平くんと渡辺くんが発表しました。論文執筆と発表練習では苦労したと思いますが、その分、プレゼンスキルが向上したり、研究で足りないところが明確になったりと、勉強になったでしょうし、本番でも良いご意見も頂けました。何より発表がうまくいったのは努力の甲斐あってこそだと思います。お疲れさまでした!
2020/2/6 東工大、山形大それぞれで、卒業/修了の作業が佳境を迎えています。論文はおよそカタがついて、あとは論文発表会です。良い発表になるよう絶賛練習中・・・分野外の人にしっかり研究内容が伝わるよう工夫を続けてます。発表までもう少し!
2020/1/14 1/10~12まで日本視覚学会の冬季大会が東工大すずかけ台キャンパスにて開催されました。永井研からは山形大清川くんがポスター発表を行いました。来年の冬季大会は永井が実行委員長なので、研究室から多くの発表を出したいですね。
清川宏暁,田代知範,山内泰樹,永井岳大:輝度エッジ強調による光沢感操作が有効となる物理的・画像的条件.
2020/1/14 日本視覚学会若手の会(永井が代表です)では、3月25日(水)に「視覚科学実験の研究手法講座」と題して、3名の講師(九州大学 山本健太郎先生、NTT 澤山正貴先生、永井)による視覚心理実験に関する講演会を行います。初学者の学生さんなどには役立つ知識も多いと思いますので、奮ってご参加ください。詳細、申込は下記URLから。
https://docs.google.com/forms/d/1dC8CsczNVN3gVzg4eky6x51WWjtu99EDO7kmNd_IQw4/edit
2019/12/21 2019年ももうすぐ終わりです。昨日は金子研と合同で忘年会を行いました。遠くまで食材調達に行ったり準備をしてくれた幹事さん達、お疲れさまでした。今年最後の出張は、東北大で毎年行われている質感色覚研究会@仙台です。永井と山形大清川くんがそれぞれ発表、M1岡田くん佐伯くん、山形大伊藤くんが聴講です。皆で勉強したり意見をもらったりしてきましょう。
2019/12/11 第4クォーターから3年生が3名仮配属されました。12月10日に早速プチ歓迎会を行いました。皆さんとても元気で、研究室がまた新しい雰囲気になりそうだなと感じました。小泉くん、小曽根さん、野平くん、よろしくお願いします!
2019/11/1 長らく更新していませんでした…が、2019年度、下記の通り元気に活動しております。東工大の学生さんも研究が少しずつ進んできました。近いうちに学外発表できるよう頑張っています。
論文:山形大D1清川くんの論文がJournal of Visionで公開されました。高い輝度がなくても知覚される光沢感の画像要因が輝度エッジ(高周波数成分)であることを示した論文です。
Hiroaki Kiyokawa, Tomonori Tashiro, Yasuki Yamauchi, & Takehiro Nagai: Luminance edge is a cue for glossiness perception based on low-luminance specular components. Journal of Vision, 19(12):5, 1-22, 2019. (https://doi.org/10.1167/19.12.5)
シンポジウム講演:8月に立命館大学で開催された国際会議APCV2019のシンポジウム"Color vision in naturalistic objects and environments"にて、永井が講演しました。色恒常性と光沢の相互作用に関するサマリをお話しました。
Takehiro Nagai: Effects of specular reflection components on color constancy (in the symposium “Color vision in naturalistic objects and environments”). The 15th Asia-Pacific Conference on Vision, Osaka, Japan, August 1, 2019.
企画セッション講演:9月に東京の芝浦工業大学で開催された日本感性工学会大会の企画セッション「視覚感性を支える初期視覚」にて永井が講演しました。錐体と色知覚の関連などの基礎的な視覚特性に関するお話をしました。
永井岳大:錐体数比と輝度・色知覚.第21回日本感性工学会大会 企画セッション「視覚感性を支える初期視覚」,東京,2019年9月12日.
国際会議発表1:7月にラトビアで開催された国際会議ICVS2019にて、永井が発表しました。視環境への色知覚の適応(順応)メカニズムに関するお話で、山形大M1角田さんの研究内容です。また、一関高専の佐藤先生も共同研究成果の発表をされました。
Takehiro Nagai, Kana Kakuta, Tomonori Tashiro, & Yasuki Yamauchi: Color contrast adaptation to temporal variations on complex luminance-chromaticity loci. The 25th symposium of the International Colour Vision Society, Riga, Latvia, July 6, 2019.
Tomoharu Sato, Takehiro Nagai, & Ichiro Kuriki: Hue selectivity of Collinear facilitation with and without luminance noise. The 25th symposium of the International Colour Vision Society, Riga, Latvia, July 6, 2019.
国際会議発表2:8月に立命館大学で開催された国際会議APCV2019にて、山形大の大学院生 6名が発表を行いました。英語で皆さん頑張りました。
Hiroaki Kiyokawa, Tomonori Tashiro, Yasuki Yamauchi, Takehiro Nagai. Perceived glossiness based on low-luminance specular components can be increased by enhancing luminance edge contrasts.
Ryotaro Maki, Tomonori Tashiro, Yasuki Yamauchi, Takehiro Nagai: Perceptual dynamics for diffuse-specular spatial congruence in gloss perception.
Ryoto Seno, Tomonori Tashiro, Yasuki Yamauchi, Takehiro Nagai: Relationship between image statistics and psychophysical dynamics of perception of various surface qualities.
Kana Kakuta, Tomonori Tashiro, Yasuki Yamauchi, Takehiro Nagai. Color adaptation to temporal color modulations along complicated loci in the chromaticity-luminance plane.
Yuken Ito, Sato Tomoharu, Tomonori Tashiro, Yasuki Yamauchi, Takehiro Nagai: Sensitivity to different levels of supra-threshold color difference.
Misaki Hayasaka, Takehiro Nagai, Tomoharu Sato, Tomonori Tashiro, Yasuki Yamauchi, Ichiro Kuriki: Contrast sensitivity functions measured under different dynamic range widths.