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金沢工大経営情報学科・徳永研究室

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News & Topics

April 2024
情報処理学会第86回全国大会で学生奨励賞を受賞

2024年3月15−17日に神奈川大学 横浜キャンパスで情報処理学会第86回全国大会が開催されました。徳永研究室からは修士1年の赤嶺君、山岸君が発表し、山岸君は学生奨励賞を受賞しました。

情報処理学会全国大会は毎年3月に開催される本学会最大規模の発表会で、3日間で1,500件を超える研究発表が行われます。山岸君は16日午後のセッションで「電柱点検における3Dモデル生成のための最適撮影計画の提案」のタイトルで発表しました。広域に分散する電柱をドローンで空撮し、3Dモデル化する際の効率に焦点を当て、撮影精度と空撮時間の短さを最適化するアルゴリズムを評価を交えて解説しました。

同セッションでは他に7件の学生発表があり、8件全てが終了した後、座長から山岸君の発表ともう1件を学生奨励賞に選定したことを伝えられました。

賞状が4/15に山岸君宛に届けられ、正式に受賞されたことがわかりました。

山岸君、おめでとう!!

Feburary 2024
ベイジアンネットワークのコンテストで2名が敢闘賞を受賞

株式会社 NTTデータ数理システムでは、同社が提供するベイジアンネットワーク構築支援システム”BayoLinkS”を用いた学生支援を推進しており、コンテストに応募すると製品を無償利用でき、優れた研究には受賞とともに発表機会が与えらます。

徳永研究室では、本製品を保有し、ベイジアンネットワークの学生研究活用を推進しています。2023年度は、学部4年の石井君と小堀君が自身のプロジェクトデザイン活動に本製品を使用し、研究成果をコンテストに応募した結果、敢闘賞を頂けることになりました。

両者はともに労働における離職率の低減に関する研究を実施。
石井君は、飲食業におけるお客様からの評価を、働く人の役割に応じて公平に分配するしくみを研究。独自に設定した「サイン」と呼ぶお客様が何気なく行う動作を収集し、AIによってお客様の評価をフロント/会計/清掃などの担当業務にポイントとして分配。そのポイントを使ったゲーム風の可視化ツールで担当業務の貢献度を示すシステムを開発しました。このAIモデルにベイジアンネットワークを使用しています。
小堀君は、職場の雰囲気が離職の要因になることから、職場の雰囲気の可視化を研究。雰囲気に関する研究事例から、会議や雑談での話の繋ぎ方が雰囲気の良し悪しにつながることを利用し、話手の話し時間や交代数といった情報を学習し、雰囲気の良さを数値で示すAIモデルを作成しました。こちらもAIモデルにベイジアンネットワークを使用しました。

*   *   *

石井君、小堀君。おめでとうございます。
また、学生の質問に親身に答えてくださったNTTデータ数理システムの皆様に感謝いたします。

徳永研究室では、今後も研究活動における市場分析や実験データ分析にBayoLinkSおよび統計支援ツール類を利用しながら、積極的にコンテストへ応募し、ベイジアンネットワークの利活用と能力アップを図っていきたいと思います。

January 2023
ベイジアンネットワークのコンテストで佳作を受賞

株式会社 NTTデータ数理システムでは、同社が提供するベイジアンネットワーク構築支援システム”BayoLinkS”を用いた学生支援を推進しており、コンテストに応募すると製品を無償利用でき、優れた研究には受賞とともに発表機会が与えらます。

徳永研究室では、本製品を保有し、ベイジアンネットワークの学生研究活用を推進しています。2022年度は、学部4年の山本君が自身のプロジェクトデザイン活動に本製品を使用し、研究成果をコンテストに応募した結果、佳作を頂けることになりました。

山本君は、交通事故の原因の1つである、横断歩道のない道を横断する「乱横断」の削減をテーマに、乱横断の発生可能性の高い道路を色付けして可視化する「乱横断リスクマップ」をベイズ推定で作成することを提案しました。乱横断の発生しやすい地点は、人が集まる施設および横断歩道との位置関係に関係があると仮説。Google Mapから施設の位置情報を取得し、情報のない横断歩道はGoogleの航空写真から画像認識で位置を取得。これらの位置関係と、研究室学生を動員して観察した特定地域の乱横断の事実を学習させ、乱横断推定モデルを構築。これを広域に適用し、リスクマップを作成しました。

山本君のプレゼン資料は、後日、NTTデータ数理システムのページに掲載される予定です。

*   *   *

山本君、おめでとうございます。
また、学生の質問に親身に答えてくださったNTTデータ数理システムの皆様に感謝いたします。

徳永研究室では、今後も研究活動における市場分析や実験データ分析にBayoLinkSおよび統計支援ツール類を利用しながら、積極的にコンテストへ応募し、能力アップを図っていきたいと思います。

December 2022

情報処理学会主催のスマホアプリコンテストで奨励賞を受賞

学部4年の前田君がPDⅢの中で開発したスマホアプリがコンテストで奨励賞を受賞しました。

情報処理学会コンシューマ・デバイス&システム(CDS)研究会/モバイルコンピューティングと新社会システム(MBL)研究会/ユビキタスコンピューティングシステム(UBI)研究会では、学生を対象としたスマートフォンアプリコンテストを毎年実施しており、今期は10周年となります。

前田君は、ドローンの遠隔操作を途中で交代する場合に、状況認識不足による事故を防止するための方策をPDⅢで研究しており、現在の操縦者と交代する操縦者で一時的に同時操作をしながら、その操作を比較し、シンクロしていることを確認した後に操縦交代する方法を考案しました。実証用に開発したスマートフォンアプリを本コンテストに応募していました。

11月23日にオンライン面接による最終審査が実施され、このたび、奨励賞受賞がWebページに公開されました。

おめでとうございます。

http://contest2022.sig-cds.net/

奨励賞

November 2022
情報処理学会研究会でWIP奨励賞を受賞

11/16の情報処理学会WIPセッションで発表を行った山岸功治 君へ、主催研究会から奨励賞を頂きました。おめでとうございます!!


November 2022
情報処理学会研究会WIPセッションに4年生2名が発表

11月16-18に秋田で開催された情報処理学会モバイルコンピューティングと新社会システム(MBL)研究会/高度交通システムとスマートコミュニティ(ITS)研究会 合同発表会WIPセッションで、赤嶺君、山岸君が発表しました。

WIP=Work In Progressは、主に修士進学予定の学部生が研究途中状況を発表し、学会有識者との対面議論を通じて研究方向性を詰めていく研究発表会で、発表者、聴講者全員が宿泊し、夜遅くまで徹底的に議論することを特徴とします。今回ははこだて未来大、秋田県立大、神奈川工科大、千葉工大、大阪大、金沢工大から8件の発表が行われました。赤嶺君はドローンの第三者視点(TPV)を仮想空間で実現する提案、山岸君は電柱点検のための3Dモデルをドローン映像から実現する提案をそれぞれ発表し、熱心な議論が行われました。

November 2022
情報処理学会主催のスマホアプリコンテストで最終審査へ

学部4年の前田君がPDⅢの中で開発したスマホアプリが書類選考、ソース・動画選考を通過し、最終審査に進むことがわかりました。

情報処理学会コンシューマ・デバイス&システム(CDS)研究会/モバイルコンピューティングと新社会システム(MBL)研究会/ユビキタスコンピューティングシステム(UBI)研究会では、学生を対象としたスマートフォンアプリコンテストを毎年実施しており、今期は10周年となります。

前田君は、ドローンの遠隔操作を途中で交代する場合に、状況認識不足による事故を防止するための方策をPDⅢで研究しており、現在の操縦者と交代する操縦者で一時的に同時操作をしながら、その操作を比較し、シンクロしていることを確認した後に操縦交代する方法を考案しました。実証用に開発したスマートフォンアプリを本コンテストに応募していました。

11月23日にオンライン面接による最終審査が実施され、入賞者が決定されます。

March 2022
ベイジアンネットワークのコンテストで敢闘賞を受賞

株式会社 NTTデータ数理システムでは、同社が提供するベイジアンネットワーク構築支援システム”BayoLinkS”を用いた学生支援を推進しており、コンテストに応募すると製品を無償利用でき、優れた研究には受賞とともに発表機会が与えらます(学生研究奨励賞について

徳永研究室では、本製品を保有し、ベイジアンネットワークの学生研究活用を推進しています。2021年度は、学部4年の櫻井君、柴田君の2名が自身の研究活動に本製品を使用し、研究成果をコンテストに応募した結果、両名とも敢闘賞を頂けることになりました。

櫻井君は、県内に多い中小醸造業の労働改善をIoTで実現することをテーマに、収集温度データから今後の成功/失敗および成功に導くアドバイスをベイズ推定で行うことを提案しました。醤油や味噌は長期データ取得が必要なため、短時間に結果が得られるパンの発酵過程を実践。自ら大量のパン作りを行いデータを集め、前半課程での温度推移をもとに、成功に導くための後半の温度パターンを推定するモデルを作りました。

柴田君は、あおり運転の撲滅をテーマに、車載カメラやデータで取得した走行状況情報からあおりの発生を予測し、未然に防ぐしくみを提案し、あおりの予測器をベイジアンネットワークで構築しました。東京農工大学のヒヤリハットデータベース をもとにあおり運転の原因系統図を作成、人の怒りの増減パターンを考慮した予測モデルを作りました。

受賞詳細 

櫻井君、柴田君、おめでとうございます。

また、学生の質問にも親身に答えてくださったNTTデータ数理システムの皆様に感謝いたします。

徳永研究室では、今後も研究活動における市場分析や実験データ分析にBayoLinkSおよび統計支援ツール類を利用しながら、積極的にコンテストへ応募し、能力アップを図っていきたいと思います。

March 2020
サイバー攻撃対処を競うイベント「Micro Hardening」に徳永研究室のITチームが参加 

2月25~26日に、総務省主催の「サイバーセキュリティデイズ2020」が金沢で開催され、そのメインイベントである「Micro Hardening」に、経営情報学科4年の福田瑛次さん(齋藤研究室)、3年次の澤田俊希さん、児玉龍さん、柴田成輝さん(徳永研究室)がチームを編成し、参加しました。

Micro Hardening は国内のIT企業・大学で編成されたHardening Projectから生まれたサブプロジェクトであり、「ゲーム感覚で」サイバー攻撃に対処する能力を磨くことを目指すものです。参加者は4人一組となり、45分という限られた時間のなかで、提供されたECサイトに対する様々なサイバー攻撃に対処することが求められます。

IT企業のサイバー攻撃対策エキスパートや、大学のセキュリティ研究者が参加する中、徳永研究室のチームは、福田さんがプロジェクトデザインⅢでサーバーを構築・運営している唯一の有識者で、残り3名はサーバーにもセキュリティにもほとんど関与したことがない素人に近い集団。しかし、事前に関連資料で基礎知識を身につけ、当日にはサイトの監視役、異常の解析・対策立案役、対策の実行役など各人のスキルに合わせ役割分担を決め、チームプレイを徹底する作戦で競技に臨みました。

残念ながら上位に食い込むことはできませんでしたが、3回の試合の中で着実に対策技術を習得し、得点として換算されるECサイトの売り上げも増やすことができました。

試合後、メンバーはネットビジネスのサイバー攻撃対策の重要性を実感するとともに、対策技術への興味を深め、「来年もまた参戦したい」と意欲を見せていました。