匂いを嗅いでみよう
官能試験を行います。
0.4 × 10 cm のろ紙を匂い成分溶液に 1 cm 程度浸して鼻先 1 cm 程度に近づけて匂いを嗅いでみましょう。
匂いを嗅いでみよう
官能試験を行います。
0.4 × 10 cm のろ紙を匂い成分溶液に 1 cm 程度浸して鼻先 1 cm 程度に近づけて匂いを嗅いでみましょう。
●好き嫌いの評価をしよう(観察結果のメモを取る)
評価ボードを用意するので、シールを貼っていこう
●特にいい匂いと感じた物質の構造を確認しよう
構造を記載したボードを準備します
●他者がどう感じたか確認してみよう
最後に他者が感じた匂いと自分の感じた匂いが同じかどうか確認してみよう
官能試験には個人差があります
●興味のある方には、化学構造をコンピューターを使って書く方法をお教えします。
さらに「掘り下げたい」みなさんへ
香りは次のように3つの種類に大別され表現されています。さまざまな匂い物質を組み合わせることで、それぞれの匂いとは異なる「香り」となる場合があります。香水は、その様にして調香師によって作り出されています。
そもそも、ノートって何ですのん?
各々の成分はノートと表現されています。これは、音楽の繊細な音色の表現からの拝借だそうですがほとんどの辞書には記述がありません。
揮発性の化学物質は、空気に漂っています。したがって多くの物質の匂いを同時に感じることとなります。分子はタンパク質である嗅覚受容体と相互作用することになりますが、タンパク質のポケットに入るかどうかは分子次第ということになります。分子次第というのは、形や分子を構成する官能基の性質次第ということです。(図一番下)
嗅覚受容体は、嗅神経細胞の鼻粘膜側に存在しています。受容体に分子が結合すると細胞内にシグナル伝達され、神経細胞の状態が変化し最終的に信号が脳へと伝達されて処理されることになります。
動物は、混合臭気の中から特定の分子を「嗅ぎ分ける」能力を持つ一方、混合臭気は各々の分子の匂いとは異なる「香り」とし認識されることもあります。