カルボン酸とアルコールから1分子の水が取れて結合すると、エステルが形成され、この反応をエステル化といいます。また、このように水が取れて縮合する反応を脱水縮合といいます。エステル化反応では、カルボン酸のOHとアルコールのHが取れて水ができます。
カルボン酸とアルコールから1分子の水が取れて結合すると、エステルが形成され、この反応をエステル化といいます。また、このように水が取れて縮合する反応を脱水縮合といいます。エステル化反応では、カルボン酸のOHとアルコールのHが取れて水ができます。
エステルは、溶剤やプラスチックとしても用いられ身近な存在です。例えば、除光液の主成分は酢酸エチルですし、繊維のポリエステル、ペットボトルのポリエチレンテレフタレート(テレフタル酸エステル)もお馴染みですね。
天然のエステルも多く知られてい ます。ロウソクやワックスのように油脂もエステルです。
分子量の小さなエステルは揮発性で精油に含まれているものもありますし、多くの果物はエステルを多く含んでいます。
有名な医薬品にもエステル化合物があります。アスピリン(アセチルサリチル酸)です。柳の樹皮に含まれるサリチル酸(イボコロリに使われます)をアセチル化して得られるのがアスピリンで、メチルエステル化してできるのがサリチル酸メチルで湿布薬に使われます。