②作りたい動画をイメージしよう!



さて、それじゃあ一番大事なことを確認しておこう。

目玉くん、『動画制作って、何から始まる』と思う?

もっと言うなら、

『どうして動画を作りたいと思った』のかな?



えーっと・・・なんだろう。

他の動画から影響を受けたりとか?



ノンノン、それはただの『切欠』だよ。

正解はね――



『妄想』、だよ。



妄想!?


やりたいこと、見せたいこと、伝えたいこと。

とにかくあなたの好きなシチュエーションを、
妄想して、妄想して、妄想してください。


それがモチベーションになり、こだわりになり、そしてあなたの動画の完成像になります。



何より、妄想は楽しいですからね!



目から鱗だ・・・。

妄想がそんなに大事だったとは・・・。


この辺の話は詳しくやると、創作論になってしまうので、割愛しますね。
既にプロのクリエイターの方達が沢山本を書かれていますし。


だから取り敢えず、うp主が考える架空デュエル動画で
重要度の高い妄想をリストアップしておきます。


①舞台/世界観(なぜカードゲームをやるのか? なぜ戦うのか?)

②登場人物/使わせたいカード

③見せ場となる場面/逆転のカード

④決着の場面


ざっとまとめると、この4つですね。



シナリオについての妄想方法は、

完全にうp主の持論なので興味のある方だけどうぞ。

物語の『軸』という考え。

やりたいこと、見せたいシチュエーションをメモ帳やノートに書き起こし、リストアップを終えたら、次にプロット(物語の設計図)を作成します。

プロットを作成する上で大事なのは『物語の軸』です。文章化をしながらバラバラに存在しているアイディア同士の接着剤となる物語のテーマを決めます。テーマは最初に決める必要はありません、取り敢えず書いていく内に勝手に見えてきたりもします。(例:東方決闘鉄_地獄編だったら『仲間意識』『異世界転生へのアンチテーゼ』。)

テーマとは言いましたが、崇高で正しいものである必要もなければ、視聴者の共感を得られるものである必要もありません。ストーリーを作る上での核として使用するだけです。テーマが決まっていると、アイディアとアイディアを素早く繋げられるようになりますし、オチも綺麗に纏まります。何より筆が乗りやすいので、書いてて楽しいです。

そして物語の軸から逸れるアイディアやシーンは、出来るだけ削るか、他のアイディアと合わせて一本化しましょう。妄想のブラッシュアップです。尺が短くなればなるほど、物語の密度は高くなります。(色んなデッキを出したい、この展開をボツるのはもったいない、登場人物を増やして賑やかにしたい・・・、気持ちはよーっくわかります! けれどメタな話をすると登場人物は可能な限り少ない方が無難です。登場人物を増やしすぎると一人一人のバックボーンの掘り下げに使える尺が短くなりますし、何よりシリーズの完結自体が難しくなってしまいます。)けれどもボツにしたシーンやアイディアは後々、思わぬ形で必要になることが多々あるので、必ずメモ帳などに保存して残しておきましょう。(うp主は、書いている展開に物足りなさを感じた時は、よくボツ案から流用しています!)

そして最後に。『架空デュエル動画は、デュエルそのものを物語の目的にする必要はない』というのが私の持論です。デュエルはあくまでコミュニケーションツールや自己表現の方法の1つに過ぎない、と思っています。重要なのはデュエルそのものよりも、デュエルを通して、作中の登場人物が相手にどんな思いを伝えたいのか、相手に何をわかって欲しいのか、なのではないでしょうか?(勿論、「君のことが大好きだ」「あなたは大事な友達だ」というのも、立派な意思です!)


妄想が終わったら、次は対戦譜を書きます!

ここで必要な素材をリストアップしておきましょう!


(※対戦譜の書き方はエントリーセット配布動画で、

 解説しています。)



邪眼はこの作業が一番好きなのだ!



これで設計図は完成! 次は素材集めです!