このページでは、主に公立の不登校特例校の情報・取り組みなどに関する記事を随時掲載していきます。
不登校特例校とは、不登校児童生徒の実態に配慮してシステムやカリキュラム等に工夫出来る学校のことです。フリースクール等とは違い、在籍校から転校しその学校の卒業資格を得ることが出来ます。
2023年現在、24の不登校特例校が全国にあります。
(一覧及び各校の特色などがまとまった文部科学省の資料→文部科学省HP「不登校特例校設置者一覧」)
文部科学省に設置されている中央教育審議会(中教審)は、2023年〜2027年の教育振興基本計画において、
”不登校特例校の各都道府県・政 令指定都市での1校以上の設置を本計画期間内において進め、将来的には、不登校 特例校への通学を希望する児童生徒が居住地によらずアクセスできるよう、全国で 300 校の設置を目指す。”(『次期教育振興基本計画について (答申)』 P56 太字・下線は引用者による。 https://www.mext.go.jp/content/20230308-mxt_soseisk02-000028073_1.pdf)
としています。
秋田県での具体的な検討はこれからのようです。当事者の声が反映された不登校特例校が秋田県にも出来るように、他の自治体にある不登校特例校がどんな取り組みをしているのかをまずは知り、一緒に議論していけたら嬉しいです。
2023年に開校した、東北初の小中一貫不登校特例校。
・白石市役所HP『不登校特例校の設置』
2021年に開校した草潤中学校は、登校頻度や授業を受ける場所(自宅の他、校内の教室以外の場所からも可能)の自由度、担任を生徒が選択出来る仕組みなど、公立中学校でありながら新しい取り組みが話題を読んでいます。
・東洋経済オンライン『注目の不登校特例校「学校らしくない」草潤中の今 ICT活用「授業の生配信」から始める選択肢も』
・Forbes JAPAN『「ありのままの君を待ってくれる」不登校特例中で京大准教授が生徒たちに話したこと』
東京都八王子市にある高尾山学園は、2004年開校。不登校特例校の制度が出来る以前に、構造改革特区を活用して出来た学校です。
・東洋経済オンライン記事
『不登校特例校の先駆け「高尾山学園」、登校率約70%・進学率95%超の理由 大人が徹底して寄り添う組織体制を独自に構築』
・学園HP https://hachioji-school.ed.jp/takao3g/