その他

楽しいことばかりではない研究生活のなかで、食事を日々の楽しみにしている人は決して少なくないでしょう。一方で、外食ばかり行くのは食費がかさむし、かと言って自炊しても一人暮らしだと食材のやりくりが面倒だし、なんなら結果的に外食のほうが安いし、でも料理のレパートリーも多くないし、、など、いろいろ悩ましいのも事実です。「食費を考慮して自炊してるけど、あんまり料理は上手じゃない、食べれたらOKかな」と言う人もいるでしょう。

ここで紹介するパスタ入門講座は、パスタのレシピとかではないです。むしろ、いろんな面倒臭さをできる限り削減しつつ、できる限り安くて豊かでおいしい食事をする方法です。1食200円前後でかなりクオリティの高い食事ができるようになるはずです。この方法でパスタを作っていると発見が多くて料理することも楽しくなると思います。

以下、ステップ①〜⑦に分けてご紹介します。食材を買いに行く前の段階から始まります。

①  のYouTube動画を視聴しましょう。

「小倉知巳のイタリアンプロ養成講座」というYouTubeチャンネルで公開されている、アラビアータの作り方に関する動画です。の動画はいつ視聴し直しても、美味しそうで自分で作ってみたくなります。作り方やコツをとても丁寧に教えてくれているので、「自分でも作ってみたい!」と思えるはずです(*トマトが苦手な方は、同じシェフによるペペロンチーノの動画でも要領は同じです)。

これが作れるようになったら、あとは応用で何でも作れるようになると言っても過言ではありません。

②「自分で作ってみたい!」と思ったら、まずカルディに行きましょう。

小倉シェフの動画で紹介されている食材はそこそこ値段の張るものが多く、ちょっと手を出しづらいなあというところです。かと言って、スーパーで安いものをテキトーに買い揃えてもあまり美味しく作れません。そんなときはカルディです。カルディに行きましょう。以下、アラビアータ(orペペロンチーノ)を作るのに必要な食材のうち、カルディで買うとお得でおいしいものをリストアップします。

*最初に食材を買い揃えるのに少し値段が張るかもしれませんが、基本的にどれもずっと使えるものばかりですし、買い揃えておいたほうがトータル安くなるので、買ってしまいましょう!

③  カルディに行った帰りに、スーパーに行きましょう。
先にスーパーに行くとスーパーでそろえたくなるので、あくまでカルディに行った帰りにスーパーに行きましょう。以下、スーパーで買うものリストです。

④  帰宅したら、小倉シェフの動画のとおりに作ってみましょう。

カルディ&スーパーから帰宅したら、先に挙げた小倉シェフの動画をもう一度視聴しましょう。そして、スポンジのように素直になって、できるだけ小倉シェフが言うとおりに作ってみましょう。
とくに気をつけたいのは、刻んだニンニクと唐辛子の香りをオリーヴオイルにしっかり移すところ、オリーヴオイルでトマトソースをフリットする際の色合いの変化やタイミングです。めんどくさがらず、動画を少しずつ見直しながら、小倉シェフの言うとおりにやってみましょう。そうすると、「たったこれだけのことでこんなにおいしくなるのか!」と驚くと思います。

⑤   美味しくできたら、何度も作って食べたくなります。

この時点ですでにほぼパスタ中毒です(実績として私は3人以上ほぼ中毒にしてきました)。

⑥   具を入れてトマトベースやオイルベースのパスタを作ってみる。

アラビアータとペペロンチーノを覚えたら、具(最初は多くて2種類)を入れてトマトベースやオイルベースのパスタを作ってみましょう。具をフライパンに入れるタイミングさえ間違えなければ、基本的にアラビアータやペペロンチーノを作るのと同じ要領で、かなりおいしいパスタが作れるようになっているはずです。


例えば、個人的なオススメとしては、春菊とエビオイルパスタ(ペペロンチーノ)は失敗しにくくて、自然と味が複雑になるので、美味しく作れたときの驚きが大きいと思います。

ペペロンチーノの作り方を少し応用するだけなのでレシピは細かく書きませんが、以下のような感じです。

どういう具の組み合わせがありうるのか、具をどれくらいのタイミングでフライパンに投入すればいいのか、具はどれくらい火を通せば美味しくなるのか、ということについては、YouTubeで探して追求するのみです。

個人的には、次の5つのYouTubeチャンネルがオススメです。

⑦   スーパーの野菜売り場が楽しくなる。

私は、パスタを作り始めて、季節の野菜を使うだけでパスタ全体がこんなに美味しくなるのかということに気づきました(きっと魚介もそうなのでしょうが、値段的にも手間のかかり具合としてもあまり手が出せていません)。スーパーに行き、野菜売り場を探索し、季節のおいしい野菜を安く買い、野菜を中心にパスタのレシピを探したり考えたりすると、食費も抑えられますし、健康にもよく、何よりパスタがおいしくなります。

まとめ

使う食材にもよりますが、一食200円前後で作れるレパートリーのなかではダントツでレベルの高い料理になるのが、パスタです。日替わりでいろんな野菜も取れるので、健康にもよいです。研究者の皆さんであれば「今日はこの食材とこの食材を組み合わせてムフフ、、、」という感じで、いろんな化学反応の実験も楽しめると思います(うまく食材を組み合わせて調理すると足し算ではなく掛け算になるので、その組み合わせを発見したときが最高です)。これまであまりパスタを作ってこなかった人やレトルトのパスタソースをかけて食べていた人は、このページで紹介したようにパスタの作り方を覚えれば、驚くほど美味しいパスタが作れるようになると思います。「これまで食べてきたパスタは何だったんだ!」と叫びたくなるはずです。
次の休みはカルディに直行ですね。以下は、少し応用編ですが、そのほかのオススメをまとめました。

*その他のおすすめ*

*随時、更新していきます。

おすすめレシピ(?)*

ツナ&トマトのパスタ

ブロッコリーソースのパスタ(ツナver.)