昔は親から子へと伝え続けられてきた方言も時代と共に聞く事も少なくなり寂しい感じがします。
そこで、作者の住んでいる石川県小松市で懐かしいと思いついた方言を書き残していきたいと思います。
(今では聞く事も無くなった方言もあります)
ちなみに小松市の方言の喋り方の特徴としては早口・言葉がきたなく語尾を延ばす感じです。
あ行
あいそもない … 物足りない
あせくらしい … せわしない・慌しい
あてがいな … いい加減
あわしゃ … 物と物との隙間
あんにゃま … 嫁
いしな … 石
いっけ … 親戚
いじくらしい … めんどくさい・しつこい
えちゃけ … 可愛らしい
えんぞ … 側溝
おっさ … 弟
おどれ … きさま
おぼたい … 重い
おもさま … たくさん・いっぱい
おんみゃさん … 神社
か行
かざ … 臭い・匂い
かさだかな … 大げさな
かすげる … ふざける
がんこな … 豪快な
がんど … ノコギリ
ぎゃわず … 蛙
きかんべ … 短気な人
くっつり … 満足・満たされた気分
けなるい … うらやましい
げす … お尻
げっとくそ … 最後尾
ごたれ … 意気地なし・情けない
ごたむく … 屁理屈を言う・理屈とこねる
ごっつぉ … おかず
こんじょよし … お人よし
さ行
ざいしょ … 住んでいる町
さかしま … 逆さま
じべた … 地面
しな~っと … そーっと
しゃがめる … 腹が立つ・やり場の無い怒りの様子
じゃまくさい … 面倒くさい
じゃまねー … 問題ない・大丈夫
じゃみじゃみ … テレビ画面が砂嵐・画像が乱れる
しょまたれ … 手際が悪い・下手なこと
しょむない … 味が薄い
じょんな … とっぴょうしもない・奇妙な
しんだ … 皮下出血で青あざができた様子
せせこましい … 気持ちにゆとりがなく、ちっぽけな
せわしね … 気ぜわしい
た行
だてこく … 身なりを着飾る
だちゃかん … 無駄な
だら … バカ・アホ
だんない … 必要ない
ちゃがる … 手でしっかりつかまる
ちゃっちゃっと … 手際よく早々に
ちゃんばち … 盛り付け皿
ちょろまかす … ごまかす
ちんちかちん … 素手で触れないほど熱い
ちんとする … 子供が静かにじっとする
つるつるいっぱい … 飲み物が表面張力まで注がれた様子
てんぽな … ケタ外れに凄い・おおげさな
どぶそ … 側溝
どんどかみ … 雷
な行
にんこ … おむすび
にんがしい … 騒がしい
ねんね … 子供全般
ねまる … 座る
ねま(ねば) … 寝床・寝室
は行
はげぇ … くやしい・憎たらしい・腹が立つ
はばしい … 利口な
ばっちゃめろ … 気の強い女
ばっちょ … ざまあみろ
ひらがり … 昼ごはんの時間
ひんねま … 昼寝
へだるい … 空腹
べんこな … 便利な
ぼち … 餅
ぼこい … 間抜け
ぼんのくそ … 首筋
ま行
まま … ご飯(食事)
みーでら … がんもどき
むさい … すごく心配・不安
むたむた … 部屋が散らかっている様子
めんでぇ … 格好が悪い・みっともない様子
ものい … 体がだるい
や行
よばれ … お膳が並ぶような宴会
よんべ … 昨晩
ら行
りくつな … 都合が良い・便利な
わ行
わっら … あなた達
わりゃ(われ) … あなた
われこと … いたずら