③高田観音堂の
十一面観音像
③高田観音堂の
十一面観音像
城の下公園の一角にあり,地域の人々が見守り,保存活動を実施しています。南九州市指定文化財(有形文化財・彫刻)です。
明治20年代に川辺に滞在していた旅の僧侶・吉田知山(一圓・順道)によって彫刻された仏像で,地域の人々が清水地区から運んできたと伝えられています。
知山の作品は鮮やかな空色が特徴でこの像にも認められます。
知山は大隅の月野岩屋観音に来て長谷寺式十一面観音石仏等を刻んだが,明治30年12月大晦日に不慮の死を遂げました。
知山の出身は大阪府豊島郡池田村(現在 池田市)に生まれ,出家して延暦寺に入門したとのことです。