⑦高田磨崖仏
⑦高田磨崖仏
高田石切り場の近くの岩壁に,江戸時代の貞享4年(1987年)から正徳元年(1711年)までの,25年にわたって彫刻された仏像の浮き彫が残されています。
このうち正観音座像・阿弥陀如来坐像・薬師如来坐像・大黒天立像・毘沙門天立像・阿弥陀如来立像は高田にあった西山観音寺の是珊和尚の依頼により鹿児島の石工・久保田太右衛門が彫刻したものです。
向かって右側には正徳元年(1711年)に頴娃の脇七兵衛が彫刻した天照大神立像があります。
明治2年(1869年)の廃仏毀釈の時,これらの磨崖仏は林の中に隠されていたため運よく見つけられずにすみ,完全な形で残ったものと考えられます。