台湾史研究会の概要

台湾史研究会の目的は、歴史を主軸にしながら関係諸学(政治・経済・社会・⽂化・⽂学・教育など)の研究成果を総動員して、台湾の台湾らしさを追究するところにあります。会員は極めて多様多彩であり、職業でいえば研究者を中⼼にして、台湾に関⼼を持つ会社員、自営業、医師など様々な人々がおり、世代でいえば湾生(戦前に台湾で生まれた内地出身者)から研究を始めたばかりの⼤学院⽣まで、地域でいえば近畿を中心にして⽇本全国から、さらには主に台湾を中⼼とする諸外国からの参加もあります。⽇本に留学中に参加し、留学終了後帰国しても参加する台湾⼈会員も多く参加しています。会員数は2007年3⽉に170名を数えるに到りました。

台湾史研究会の成⽴は、1977年にさかのぼります。⼤阪市⽴⼤学の森⽥明教授が3⼈の若⼿研究者と始めた研究会は、その後、関⻄⼤学の⽯⽥浩教授を代表として発展を続け、2006年3⽉には兵庫教育⼤学の松⽥吉郎教授が代表を継ぎました。現在は名古屋市立大学のやまだあつし教授が代表を務めます。

現在の活動は、2ヶ⽉に1回の割合で開催される定例研究会と、毎年1回の機関誌『現代台湾研究』(旧名︓台湾史研究)の刊⾏が中⼼となっています。また、毎夏には台湾歴史学会と共同で現代台湾学術討論会(台日國際研討會)を、毎年12月には日本台湾学会関西部会研究大会をそれぞれ開催しています。

⽇本学術会議協⼒学術研究団体への指定について

台湾史研究会は、2007年7⽉26⽇付けで、⽇本学術会議協⼒学術研究団体の指定を受けました。これは森⽥明先⽣、⽯⽥浩先⽣、鶴島雪嶺先⽣をはじめ研究会会員諸⽒の30年にわたる地道な研究活動が実り、我が研究会が全国的な学会として認証されたことを意味します。今後、研究会会員諸⽒には会員であることに対し、胸を張って誇りにすると同時に、例会および『現代台湾研究』の活動を益々充実させるため、より⼀層のご協⼒ご鞭撻をお願いいたします。


https://gakkai.jst.go.jp/gakkai/detail/?id=G01807

学会名鑑 > 機関詳細 - 台湾史研究会

執行委員会

2021年度

代表:やまだあつし

副代表:五十嵐真子(運営担当)、北波道子(編集担当)

編集委員:五十嵐真子、河原林直人、北波道子、澤井律之、松金公正、松田吉郎、宮崎聖子、やまだあつし

運営委員:浅野豊美、五十嵐真子、今井孝司、北波道子、澤井律之、下村作次郎、土屋仁志、中嶋航一、前田直樹、松金公正、松田吉郎、宮崎聖子、やまだあつし、河原功

事務局:澤井律之、やまだあつし、五十嵐真子、北波道子、若松大祐(web担当)、小野純子(会計・名簿)

会計監査:李佩蓉

「2020年度研究活動報告と2021年度研究活動計画」(2021年1月24日)より

歴年の執行委員