令和4年 瀬戸市9月議会 厚生文教委員会 議事録文字起こし(陳情関連)
令和4年 瀬戸市9月議会 厚生文教委員会 議事録文字起こし(陳情関連)
はじめに、提出者、代表の**が、事情により、本日出席できなくなりましたため、代理で原稿を読ませていただきます。
この度は陳情の機会を頂きまして、ありがとうございます。「瀬戸子ども笑顔の会」です。
今回の陳情は、本来、任意であるはずのマスクの着用が、子どもたちへ強制力をもって行われていることに対する要望です。勝手が分からず、会の保護者がそれぞれ書いた陳情を、4つ、会から提出させていただきました。まず、この4つのいずれにも共通する事項、また経緯について、先に説明をさせて頂きます。
まずはじめに、わたしたちは、マスクの着用に一律に反対しているのではありません。マスクをする子ども・しない子どもが、分け隔てなく、ともに尊重される社会を望んでおります。
次に経緯につきまして、 【瀬戸子ども笑顔の会】の代表であるわたしには、3 人の子どもがおりますが、小学生の次男には障害があります。知的な障害に加え、自閉症と言う特性があり、マスクをする事が困難です。この数年、学校の先生方からの「鼻までマスクをしよう」という声かけは日に何度も何度も繰り返されておりました。また時には、福祉事業所において、1分間に3回程度という、あまりにも頻回に注意を受ける次男の姿を見ることもありました。感覚が過敏であることや、こだわりが強い、といった自閉症の特性は、見た目からは分からないため、公共施設をはじめ、商業施設など様々な場所において、たびたびマスク着用を求められ、その都度、説明をする必要がありました。
意見や要望をひとりの保護者として、市や学校へと伝えても、状況は中々変わることはありませんでした。このような経緯から、同じ思いを持つ保護者を集め、「市民グループ」として活動をはじめました。「瀬戸子ども笑顔の会」は、様々な要望を各課宛に伝えて参りましたが、私たちの声は届かず、変わっていない現状があります。このため、市内でこのような声が上がっていることを多くの方に知っていただきたく、今回の陳情となりました。
陳情第11号についてですが、コロナ禍が始まり、2年以上が経過した今では、多くのデータが集まり、現在は重症化率、死亡率ともに低下し、子供に至っては極めて低い数値を維持しております。
また、5月19日の政府分科会・アドバイザリーボードにおいても、長期に渡りマスクを常用することで、「表情が見えにくくなることへの影響を懸念している」との提言がなされるなど、公的機関からも弊害の面が少しずつ語られるようになってきました。
必要以上に不安を煽るメディアの影響もあり、こういった新しい事実や正確な知識がまだまだ市民全体に周知、理解されておりません。
例えば、富山県富山市では、最新の医学データに基づいたリーフレットを作成し、随時その内容を更新しながら、保護者に向けての情報発信がされております。
ぜひ、瀬戸市においても、こういった、マスク着用の効果とリスク、その両面に触れた発信に前向きに取り組んでいただきたいという陳情でございます。
以上です。
【議員の質疑】
▶高島委員
陳情に関するという事で、実はわたくしも、皆さんそうだと思うんですが、1日も早く新型コロナの蔓延が収まって、マスクのしない日常が戻ってきて欲しいと思っております。日常生活もそうなんですけども、経済活動も色々なところで滞っておるので、そういうことで私も思っております。子どもたちのことも、通学時だとか学校生活でもですが、やっぱりマスクをしない元気な姿を見たいと思っております。
と、言うことを前置きとしまして、まず、質疑。質問なんですけれども、今回これを含め陳情が4本。同じような内容であるんですけども。同じ団体で同じ代表者のお名前で出している陳情としては、あまり例が無いことなんですが、どうしてこのようなことになったんでしょうか。
▶回答
今回提出したとき、議会事務局の方に、分からなかったので聞いたのですけれど、事前に審査があって、必ずしも議題にはならないっていうことを説明して頂いたんですけども、その解釈の違いで、あまり議題にさせてもらえないのかなって言う風に会の方で思いまして、一応全部出すことにさせて頂きました。
今後は会として1つにまとめて出すようにします。すみません。
【意見交換】
▶高島委員
趣旨の中にある「感染予防効果があるとは思えない」と言う部分は、例えば、厚生労働省の見解においても違うと思います。また、新型コロナは潜伏期間があって一見元気に見えるかたでも、キャリアになっている可能性があるので、現在においては、マスクは必須であると言う風に思っています。
また、子どもたちに対しては、本市では教育部・教育課を通じてマスクをしなくても良い場合があるという事も伝えて、実行させると言う措置をとっておりますので、まあ既に陳情にあるような対策はしていると判断しております。よってこの件においては、不採択とさせて頂きます。
▶宮薗委員
このようにね、陳情を出されるっていうのは非常に労力もあったし、なんて言うのかなドキドキもしたと思うんですが、ね。自分たちのね、周りの環境をなんとか良くしたいって言う想いで出されたって言う風には受け止めておきたいと思います。で、実際にですね、この、いま高島議員も仰られましたけども、感染予防には必ず効果があるって言う風に私は思っています。
それと、「咳が出ている人がマスクをすることには意味がありますが、元気な人がマスクをするのは意味がないどころか弊害しかない」って書いてあるのね。これって、まったくそう言う風には思わなくって、やっぱりそのマスクを中には出来ない人も居るわけだから、少なくとも自分の飛沫は外に出さないようにって言う相手への“思いやり”からすれば、やっぱりマスクをすることってとっても意味があるなって言う風に私は思います。
あと、先ほど、陳情も1個1個たくさん出さないと受け入れてもらえないかなあって言うような想いもあったかなぁって思いますけども、我々議員は1つの陳情に対して、このように時間をかけてしっかりと審査をして、本当に良いものは採択させて貰いますし、やっぱりここがおかしいよねって、社会にはいろんな人が居られるので、そう言った公平公正を前提に審査をして参りますので、是非またですね、良かれと思うことは陳情を出してもらえればと思います。よって不採択でお願いします。
▶富田委員
わたくしもですね、前の2人が申していたように、本当にあの陳情者が求めていることはよく理解させていただいております。ただ、こう2年前と比べて、3年前ですかね、だんだんこう周りの状況が変わってきまして、で、教育委員会あるいは校長会おいてもですね、基本的にはマスクと言うのはしなければならないんだろうけども、やっぱり暑いときとか、体力的にえらいときとかそういうときは、しっかりとマスクを外しても構いませんよと。
わたしもあの子どもたちの登下校を見てますと、やっぱりあの暑いこの夏の時期なんかは、マスクを外して登校して来る子どもは本当に多いです。で、ちゃんと水分を摂りながら。ただやはり自分たちで気を遣って会話は少ない。こちらが「おはよう」と言っても「おはよう」が無いな・挨拶が無いなと思いながらも、子どもたちは子どもたちでやっぱりしっかりとルールを守りながら、やってると思うんですよね。
だから瀬戸市においても学校・教育委員会あるいは校長会に対しても、そういう風に対応しているという事で、このあのすべての児童のマスクを外すと言うことではなく、対応に応じてはマスクを外しても良いと言うことをとっていますので、この陳情に対しては11号に対しては、不採択でお願いしたいと思います。以上です。
▶馬嶋委員
わたくしもですね。これまで皆さん仰られましたけども、「元気な人がマスクをするのは意味が無いどころか弊害しかない」という点については、やはりちょっと違うのかなと言う風に思っております。あの無症状で感染している場合もありますし、あの基礎疾患などがあって、やっぱりコロナ感染が命に関わるような方。こう言った方が近くに居るかもしれません。誰かを感染させないためにもですね、咳だけでなく、通常の会話による飛沫というのもマスクは防げるとても、あの私は意味があるものだと言う風に考えています。
基礎疾患がある方もですね、またマスクがつけられない方も外見からは判断できない可能性もあります。適切なマスク使用によってお互いを“思いやる”社会であればいいって言う風に思いますし、わたしもやはり1日でも早く日常、これまでのコロナ禍以前の日常が戻ることを願っております。
マスクによる健康被害については、国やマスコミもまあ周知を行っていると言う風に感じています。また、各学校においても文科省の指導のもとですね、登校時・登下校時また体育の時など先生方も外すように声掛けをされております。適切にマスク指導がこの点は行われていると思いますので、このようなことから、皆さまの想い・気持ちそういったものへは理解はしますけれども今回は不採択とさせて頂きます。
▶長江委員
基本的にマスクの着用って言うのは、感染予防対策として必要であると言う風にわたくしは考えております。それはあの今まで委員の皆さんが仰ったところと共通しておるものと考えておりますし、また「大人にマスクの弊害を」と言う話がありましたが、わたくしは元来アレルギーの症状がかなり酷いもんですから。ずいぶん前から1年中マスクをしているようなことで、マスクの有用性っていうのをやっぱりそういった場合には感じる方でございますので、着用をしなくてよい場合・する場合等、あの、いまそうしたことで、国のほうの方針でしなくて良いケースの指示もきちんとされてるって言うことも鑑みて、今回、不採択と言うことでお願いをしたいと思います。
▶高桑委員
今回の陳情って言うことで、陳情・請願はあの市民の皆さんの権利ですから、別にあのどんどんやっていただければと思いますが、今回の陳情ですが、我々も市民・国民だとおもんですけれどもマスクのない生活に戻そうって言うそういう、このコロナが発生してから2年間。未知の世界で、対策をしておられたと思います。
まだですね、はっきりと終結にはなかなかいっていないのが現状でありまして、一見元気な方でも、余生の方なんかも見えるそんなような状況であります。ですので、まだマスクの必要性は感じております。それから、陳情の2のですね、健やかな成長するべき子どもさんを持ってらっしゃるお母さま方・保護者の方って言うのはまあ心配には分かりますが、出来るだけ学校関係者もですね、健康被害のないようにと言うことで文科省の指導から対策を今もしておりますので、今回の陳情に関しては、不採択でお願い致します。
▶中川委員
まずあの「大人に知って貰い、普通の生活へ戻れるように」と言うような内容と、「子どもたちに」という2点があるわけですけれど。大人についてはですね、「マスクを取り市から発信をして頂きたい」と言うような内容が、趣旨の中にあるわけですけれども。大多数の方が、これ、自発的に現在マスクをされているということで、取りましょうって言うことを市から言うのは国の指針にちょっと外れてしまうと言う想いがあります。
あとあの子どもたちに対しては、マスクを着用できない子どもたちについては、そのように市の教育委員会は対応していると言うことを聞いておりますので、この件に関しましては、不採択でお願いします。
▶新井委員
先ほどのですね、提出者の代理の方で、趣旨説明して頂いた内容を頂いている陳情の項目、①・②を読むとそのところでは大変納得できる部分もあります。しかし、陳情の趣旨として頂いている書類の中に、他の委員の方々も仰られたように「マスクをするのは意味が無いどころか弊害しかない」って言うちょっとそこのところで、そう思っていない方々ですとか、事実マスクの着用によって健康を守りたい・命を守りたいって言う方もいらっしゃると思いますので、多分この一文にすべてがこもっているわけでは無いと言うことは、最初の趣旨説明でもご説明がありましたが、今回、このところが賛同できないところがありますので、わたくしも不採択と言うことでお願いしたいと思います。
引き続き、説明の時間を頂きまして、ありがとうございます。
陳情 第12号では、マスク着用が任意であること等につきまして、より広く、より積極的に周知していただくことを求め、陳情事項①、②として、具体的に要望しております。
陳情事項③につきまして、まず、世間では「大きなイベント」なども開催されてきておりますが、今年度も子どもたちの楽しみにしている運動会については、昨年度と同様にその規模を縮小し、人数や時間を区切っての実施が予定されています。
昨年度の時点で既に、厚労省が「屋外や運動時のマスク着用は推奨しない」としていたにもかかわらず、わたしの子どもの通う小学校では、子どもたちに対して「全力疾走する競技中以外はマスクを着用するように」と求めておりました。
また、別の市内小学校においては、ほとんどの児童が、競技中を含め、最初から最後までずっとマスクをつけていたという話も聞いております。
「感染拡大防止のため」と言って、こうした独自のルールを子供たちに指導することのないように徹底していただきたいと思います。
以上です。
【市議からの質疑】
無し
【意見交換】
▶高島委員
陳情の内容にもあるように、様々な原因でマスクを取ることを躊躇っている子どもが居る、という事は、居ると思います。が、それがそう言う子どもであると言うことを自分で言えないって言う状況もあると思いますけども、それを確かめる術もあんまりないという事があります。
また公共機関・公共施設やなんかのマスク着用については、不特定多数の方がいらっしゃる。特に高齢者の多い施設やなんかでは、健康弱者に対しての感染予防のためのマスク着用が推奨されています。
また、病院などではね、感染症などによる耐性が低い方。あの例えば、免疫抑制剤なんかを飲んでる方もいらっしゃるので、そういうところでは、マスクをされない方に対しては、やっぱり健常者であってもマスクの着用が望まれていると思います。新型コロナが今後、弱毒化してね、コロナ対策が沈静化すれば、大人もマスクを外していくことが出来ると思いますが、またそれによって、子どもたちもそれに倣ってマスクを外していくことが出来るかとは思うんですけれども、この場合、まだしばらくは注意が必要で、マスクの着用って言うのは、まあ通常の場合は必要なのかなぁって言う様に考えますので、不採択とさせて頂きたいと思います。
例えば、運動会シーズンのこと、運動会のこともちょっとお話しされたと思います。学校のほうでは、運動するときはマスクを外してくださいねーって言うことはきちんと指導しておるし、まあ、どうしても外したくないって言う子には強くは言えないところもあるかとは思うんですけども、そう言う努力はしているとは思いますので、そういったことから、不採択とさせて頂きます。
▶宮薗委員
ここはですね、学校の先生等にはですね、校長会を通じて、瀬戸市における小中学校もしくは教育機関に、先生方にそう言ったことに対応するようにってことで話は出ておりますので、是非先生方にTPOに合わせて、ここに合わせて、先生方にお任せしていきたいなって言う風に思っておりますので、不採択と致します。
▶富田委員
やっぱりね、感染者や濃厚接触者が居る状況の中で、大人だって外でマスクしている人が多い中においてですね、子どもだけマスクを外せと言う指導はね、なかなかこの指導は難しいと。全ての子どもたちにマスクを外すように言うってことは難しいなって言う風に思いますね。だから、状況においては、さっき申し上げたように、息苦しいとか、疲れてるとかそう言うときにはマスクを外しても構わないとかって、そう言うことは、やっぱりあのまあ現状としては、学校のほうでは言ってますし。
例えばマスクの出来ない状況のある学校の学校便りにおいては、やっぱり、あの、こう、なんらかの「事情によってマスクを出来ない子どもも居ます。みんな違ってみんないい。」そう言う「新型コロナ感染症にしっかりしつつも、子どもたちが差別なく安心して学校に通えるように出来るようにしていきたい」と、学校便りに書いてある学校も居ます。だから、先ほど述べたようにですね、わたくしもこの陳情には、まだまだちょっと不採択でお願いしたと言う風に思っております。
▶馬嶋委員
陳情書にある通りですね、マスクと言うのは任意であるので、強制ではありません。これはですね、マスク警察だったりああ言うのが出始めた頃に、知りまして。ああそう言われてみればそうだなあと。ですが、仕事に支障が出るからかかりたくない。ですとか基礎疾患をお持ちの方・高齢の家族と暮らしている為、コロナに罹れないと言う方も、いらっしゃると思います。そうした方々はですね、やはりあの感染しない・させないと言う理由で、いまマスクの着用が定着しているんだろうと言う風に感じております。
各学校では、文科省の指導の下、適切にマスク指導が行われていると聞いております。また、学校現場ではマスクを外していても、子どもたちや保護者の間で、特に問題になっていると言うことも聞いておりません。感染症対策については、問題になっていないと言う風に聞いておりますので、感染症対策がですね、それぞれの自治体で事情が異なるものですから、場合によっては、一律の対策にとどまらずですね、プラスアルファの対応がされると言う事も十分に考えられるんですけども、決して文中にあるような瀬戸市が過剰な感染症対策を行っていると言うことも、わたくしは思っておりません。
本市が状況に応じて、今後も適切に取り組んでいくと言う風に考えておりますので、お気持ちは理解致しますが、今回の陳情は不採択とさせて頂きます。
▶長江委員
基本的に現在の、いま行われておる感染症対策って言うのは、基本的に継続すべきものであると考えておりまして、それは過剰なものであるとは判断をすることは、わたくしは出来ないと思っています。皆さん仰っているように、学校現場でも適切な配慮がされていると言う判断を致しておりますので、わたくしとしては、不採択でお願いをしたいと思っております。
▶高桑委員
今回の陳情ですが、確かにマスク着用は任意でありますけども、子どもの感染症対策の一つとしては、必要ではないかと言うことと、瀬戸市内の学校では校長会を通じて、熱中症対策・指導などを行っておりますので、今回はこの陳情に対しては、不採択と言うことでお願いいたします。
▶中川委員
この陳情につきましては、あくまでマスクは任意ですよーと言うことを積極的にですね、周知を市がするべきであると言うような内容だと思いますけれども、瀬戸市はですね、地方公共団体でありますので、やはりまあ国の指針を尊重していくべきであると考えております。本市はですね、国の指針に沿って対策を行っておりますので、不採択でお願いします。
▶新井委員
私はですね、この趣旨説明と陳情項目の全てに反対するという事ではありませんが、結論は不採択という事でお願いしたいと思います。
事実、感染症対策が過剰になっていると言う表現の中には、やはりそう言う風に感じてらっしゃると言う方がいらっしゃると言うことも事実であると言う風に受け止めております。しかし、③の項目の中では、マスク着用を呼びかけないように教育機関・保育機関に周知して欲しいと言うことが書いてあるんですが、やはり両方の立場がある中で、マスクの着用を、両方を等しく周知するべきであるのかなあと言うことは、皆様方の陳情から再認識しております。
学校からも確かにお便りは貰ってきているんですけれども、じゃあイコールそれで認識が広がっているのか、周知がされているのかと言ったら、皆さんが仰られるように、市の把握している実態と皆様から伺ったお話を考えたときに、改めてそのあたりの認識のズレですとか考え方の違い、調査したりでしたりとか実態を把握すべきではないかなと感じました。
そういったことがありますので、引き続きそういったところは調べたりですとか、行ってはいきますが、これについては不採択という事でお願いいたします。
引き続き、お時間を頂きまして、ありがとうございます。
陳情 第13号ですが、コロナ禍となってから早2年以上が経過し、感染症対策のマイナス面を裏付けるデータが、厚労省をはじめとする公的機関から、次々と発表されております。
令和2年度における児童生徒の自殺数は、調査開始以降(1974)で過去最多、昨年令和3年度は過去2番目となり、文科省は「極めて憂慮すべき状況にある」と表明しております。
自殺だけでなく、不登校も同様に過去最多となり、また国立成育(こくりつせいいく)医療研究センターによりますと「小学4年生〜6年生の10人に1人、さらに中高生の5人に1人は中程度の鬱症状」という調査結果もあります。
瀬戸市におきましても、不登校の児童、生徒の割合が、令和3年度は小学校で1.5%、中学校で5.9%となり、前年度よりもそれぞれ、0.3p、0.9pの増加となっております。5.9%と申しますと、およそ17人に一人ですから、クラスに2人ということになります。
もちろん、感染症対策が直接の原因であると、一概には言えません。しかし児童、生徒たちがこの2年以上にわたり、学校生活において、「人と話すときは常にマスクをする」、「マスクをしていない時には極力会話をしない」、そして「前を向いて黙って給食を食べる」、「食べ終わったらまたすぐにマスクをつける」、そういった、お互いの表情の見えない生活を強いられ、それが当たり前の日常になってしまったことは事実です。
瀬戸市では、「子どもの最善の利益の実現」を基本理念とした、「瀬戸市子ども総合計画」が策定されております。市が掲げる「子どもにやさしいまち」を実現するにあたって、どうか子どもたちが、以前のように、人と人とのふれあいのある学校生活を、少しずつでも取り戻すことができますように、お願い申し上げます。
また、本陳情と同様の陳情は、千葉県流山市で全会一致で採択されております。
以上となります。
『令和3年度 決算に係る主要な施策の成果に関する報告書』より
〇不登校である小学校児童の割合(単位%)令和2実績値1.2→令和3実績値1.5 0.3p増
〇不登校である中学校生徒の割合(単位%)令和2実績値5.0→令和3実績値5.9 0.9p増
「児童生徒の自殺対策について」令和4年2月24日(木) 文部科学省
2020(令2)499名 ・ 2021(令3)は472名
【市議からの質疑】
▶高島委員
趣旨の2ページの下のほうなんですけれども、今あの少し触れられておりましたけども、自殺者に関するところなんですが、「今年8月の厚労省の速報にもあるように、2020年から2年半におけるPCR陽性者数は23名。その一方で2020年に自殺した小中高生は244名であり…」というくだりがありますけれども、これはコロナ感染症対策で自殺者が増えたような表現がされておるんですけども、この資料、私も見ましたけども、あの新型コロナ対策と自殺数の関連が読み取れませんでしたが、これを関連付けている理由はありますか?
▶回答
自殺者数と、関連があるのか?という、質問でしょうか?・・・関連付けていない、というデータも…(ないもんね?)実際に自分たちの子どもたちを見ていても、以前よりも幸せじゃないと感じますし、これを、どう捉えるかと言う問題かと思いますので、私たちは、例えば不登校が増えているとか、自殺が増えているということであるという事は、こういう学校生活と関連があると思っております。
▶高島委員
まあ、書き方の問題っぽいところはあるとは思うんですけれども、実際関連付けている資料だとかは無いという、いま言われたように関連が無いとも言えないですね。で、あのいまこういう事実に基づいた資料に基づいて、判断はしていかなくちゃいけないもんですから、お気持ちは分かりますし、おそらく、コロナ禍の経済活動が低迷している中で、将来に関する不安だとかで、自殺者が増えているのかなあというそれを証明することも出来ないということであります。で、実際さっきも言いましたけれども、新型コロナが収まってくれば、これもまた改善されてくるのかなあということも感じております。以上です。
▶宮薗委員
はい。同じとこね、もっかい確認したいと思いますけれども、415名が大切な命を失くしちゃったっていうことでとっても残念な結果がでておりますけれども、提出者自体はこのマスクをする・しないっていうことで、不登校が発生したり、いじめを受けたりして、子どもが亡くなっちゃったなってお考えですか伺います。
▶補助者
すべての方がコロナ感染症のマスクにより亡くなったというわけではないですけれども、マスクをすることによって、海外のデータなんですがその保護者にアンケートを取ったんですが、マスクをすることで、頭痛だとか集中力の低下、様々な不快さが、症状が出て、それが元でうつ症状になって自殺したって言うデータがあり、それが元で亡くなったのかなってことはあり得るのかなと思います。
▶宮薗委員
もっかい確認しますね。415名が亡くなったわけですよ。それが、コロナ対策のマスクをしなかったり、いじめにあったり、そういうことの方が亡くなったっていう風にお考えですか?全てじゃないって言う風にお考えですか?
▶回答
全てでは無いと思いますが、関連が無いとは思えません。
【意見交換】
▶高島委員
はい。陳情項目の2点目ですね、感染症対策が不登校や自殺を助長していないか再検討し…とあるんですね、実際これらの4つの陳情に際してじゃないですけど、小学校や中学校、保育園、そう言う関連のあるところへ取材に行って来ました。取材と言うかヒアリングをさせて頂きました。
学校に先生によると不登校を助長していないかと言うとわからないんだけども、不登校が、不登校の子どもが、コロナ前から不登校だった子とも言っておられました。関連付けることは一概には出来ないのかなぁっていうことを考えております。で、まぁ教育現場においてはね、先ほどから言っているように熱中症などの危険性を十分に伝えておると。で、まあ登下校時はマスクをしなくても良いとしている。
また、あのすべての保育園を取材したわけじゃないんですけれども、保育士はね、顔が見えるようにフェイスシールドなどを用いて支援をしているという事も言っておられました。そういうことを考えますとこう言った陳情を不採択とさせて頂きたいと思います。
▶宮薗委員
先ほどもちょっと確認しましたけども、やはり我々はこの文章で、なんて言いますか審査しているわけで、その中でやっぱりこう中にはマスクして欲しいよって言う人も中には居るんですね。
そう言った時にいろんな角度から判断をさせて頂いて、採択をしていかないといけないと思うんです。そう言った時に中にはマスクできない人も居るだろうし、中にはして欲しいって人も居るだろうし、特にね、医療機関の人たちは、暑い中、N9.5だっけなんだっけ95やったかな?なんかそういう非常にこうなんか密度の高い息苦しい、マスクをして息苦しい中業務をしている。で、そこの中で、例えば家族の中で、子どもたちがうつってきたら家族内感染って非常に増えてて、まあそう言ったことも出てくるので、出来ましたら、マスクっていうのは非常に必要かなって言う風に私は考えてますので、これは不採択でお願いします。
▶富田委員
はい。陳情項目の1にマスク着用の危険性の啓発もお願いしたいと。先ほどの11・12号も同じようにですね、運動・登下校の際にはマスクを外してもいい。そういう指導も行っています。
また、陳情項目2においても引きこもりや自殺撲滅活動にも力を入れてもらいたい。
瀬戸市においては先ほども、申したように基本条例を作って、またパルティでは、子ども若者センターそして、本庁においては子育て支援センターと言う形で、子どもたちにより多くの相談、そういう受け入れをしていくっていう体制をとっています。ですから、やはり今、現状として瀬戸市が行っている以上、この陳情については不採択としたいと思います。
▶馬嶋議員
マスクの着用というのはもう習慣化してしまっているのかもしれません。繰り返しになりますけども、学校では、着用について、適切に指導が行われていると考えております。しかし、外さない子どもたちの中には、陳情書にも書かれている通り、「顔を出すのが恥ずかしい」などの理由があることもやはり、考えられます。それぞれの児童の意志と言うものもありますので、外すことを強制するということもまた難しいと思います。
ですが、健康被害があることを、子どもたちに十分に理解をしてもらって、自身が納得して状況に応じて外して頂く必要もあると言う風に思います。
また、感染症対策が不登校を助長しているかのような記載も見られますけども、これに対してはわたくしはそのようには考えておりません。長引くコロナ禍によって子どもたちの成長への影響と言うのも非常に懸念されているところではありますが、わたくしもそのところは心配をしております。
陳情者の方の想いは理解を致しますけれども、今回は不採択とさせて頂きます。
▶長江委員
先ほどまでの審査してきた、これまでの陳情で申し上げた通りの理由。感染症対策としてのマスクの着用は必要であり、現在のやり方がわたくしは過剰な対策とは、判断をしておりません。
趣旨説明の中で、「少しでもこれまでの生活が取り戻すことが出来るように」という想いは十分に理解はさせて頂きますが、感染症対策としての現状を鑑みて、今回の陳情については、不採択とさせて頂きます。
▶高桑委員
今回の陳情項目の1ですが、やはりマスクは必要であると思います。それから、陳情項目の2、保育の現場でコミュニケーション能力を育てる・育むと言うのは乳児・乳幼児で、必要であると言うことはこのコロナ禍で影響が出ているっていうことは知っております。しかしながら、それと、学校の不登校の児童が増えているのも存じ上げておりますが、自殺撲滅活動は、先ほど富田委員が言われたとおり、瀬戸市は積極的に取り組んでおりますので、今回の陳情は不採択でお願いいたします。
▶中川委員
この陳情項目1・2について賛同できませんので、不採択、です。
理由については、さっきの2件の陳情と一緒です。
▶新井委員
結論としては不採択ということにしたいと思います。理由としましては、脅威ばかり煽ると言う表現をされていますが、私としましては、市や教育委員会が、脅威ばかりを煽ってきたかと言ったらそうではないと言う風に認識しております。
適切に周知はしてきたと考えます。しかし、提出者の皆様方が仰られるように、リスクや弊害の啓発ですとか周知、また、マスクが出来ない方への配慮と言うところでは、不足している部分があったかもしれないという事を今回再認識致しました。2の視点で検討や活動することも必要性は感じますが、ここに、ついても先ほど不採択の理由を述べさせて頂いたとおりですので、不採択とさせて頂きたいと思います。
引き続き、説明の時間を頂きまして、ありがとうございます。
本陳情14号は、マスクを着用できない子どもたちと、マスクを常時着用することにより、不安や不調を感じる子どもたちについての陳情です。
(同じ趣旨の請願や陳情が、東京都小平市をはじめ、全国多くの自治体で、市民グループから提出されており、採択の報告が挙がってきております。)
子どもたちの中には、マスクを着用することは「ルール」であり、義務だと思っている子も少なくありません。このため、マスクをしていない友達に対し、「マスクは?」と聞き、それが同調圧力となっております。
厚労省から「マスクを外してよい」とされている場面であっても、マスクをしていないことで、友人から「マスクしてないならしゃべるな」「コロナがうつるからこっちに来ないで」「話したいならマスクしろ」「マスクしてないんだから笑うな!」などと言って、咎められるといった事例が、市内からも報告されております。
(こうした言葉をぶつけられることで、子どもたちの心はどんどん傷ついていきます。 )
また、障害を持つ我が家の次男の場合についても、すでに述べた通りですが、マスクの着用が難しく、できる日もあればできない日もあります。また、マスクの素材、種類によっても、出来ることもあれば、できないこともあります。無理にマスクを着用すると全身に蕁麻疹が出たり、「マスクは?」と聞かれただけで、パニックになることもあります。
また、定期健診に訪れた公立陶生病院の発達外来という特殊な外来においてさえ、受付でこうした事情を説明しても理解されず、「不織布マスクを買ってくるように」と毎回、求められておりました。
こうした、マスクの着用に困りごとを抱える、多くの子どもたちの存在について、より広く周知され、理解していただくため、本陳情に、具体的かつ実現可能な周知の方法を示しております。
障害のあるなしや、マスクをする、しないに関わらず、すべての子どもたちを尊重し、守っていただくために市の力をお貸し頂きたいと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。
以上です。
【市議からの質疑】
▶宮薗委員
一個確認させて貰いますね。陳情の趣旨の上から、3段目くらいかな。「障害等が無くともマスクを常時着用することで、不安や不調を感じる子どもたちが居ることをほとんどの市民が考えもしていない」と言う風に書いてますよね。という事は、瀬戸子どもの笑顔の会の殆どの方がそういう考え方をされているか伺います。
▶回答
瀬戸子ども笑顔の会全員がそういう風に殆ど思っていると言うのではなく、世間一般的にという意味で書いております。以上です。
▶宮薗委員
もうほんとに、書きっぷりの問題だと思うんです。ね。ここにやっぱり、そう言ったことを真剣に考えている市民の方が居るとしたら、ね。ここの書きっぷりが、ちょっと誤解を与えてしまうので、私はそういうところがね、やっぱりちょっと出てしまうと問題があるのかなぁと。ね、書きっぷりの問題だと思いますけど、やっぱりその瀬戸子ども笑顔の会の皆さんの中には、理解を示している人も居るだろうし、中にはちょっと納得してない人も居るかもしれないけども、やっぱり性善説からいくと、やっぱり皆さんが理解してくれてるんじゃないかなって言う風に思ってもらえるとありがたいかなって思います。以上です。
【意見交換】
▶高島委員
ここで病院のことが少し書いてあったんですけども、陶生病院にもわたし、ヒアリングをさせて頂きました。で、実際あの小児科でそういった事例があったということも聞いております。
で、あのしかしながら、どの子が、そういった症状を持っているのかって言うことを、全職員に知らしめるっていうのはなかなか難しいっていうことで、中には、知らないで声を掛けてしまったりがあったかもしれないと。で、まあその時にはご不快な思いをさせてしまったというようなことも言っておりました。
あの実際、いま、病院の中では、マスクを、特に不織布が効果が高いと言われているので、それを求められております。それはさっきも言ったように、高齢者が多い、あと免疫が低い方の病気が多いそう言った方にとっては、マスクをしていない人たちが脅威でしかない。場合もあり得ると言うことなので、特に病院の中では過敏に反応しているってことは思います。
あのまあ、あの提出者の方がね、自分のお子さんが、あのそう言った疾患を持っているって言うことを、勇気をもってお話しされたのは、すごいことだなあと言う風に思うんですけれども、病院の中ではそう言ったことがあるっていうことも理解して頂いて、その都度、説明をして頂きたいなあと思います。
まああと、現在ではですね、マスクをつけられない・私はマスクをつけられませんよって言うようなカードだとか、バッヂだとかも作成しているっていうことも聞いていておりますので、市のほうで。実際そういうものを付けて、そういった公共施設に行けば、声を掛けられるって言うこともないのかなあって言う風に思っております。
よって瀬戸市のほうも、あの色々と対策は考えており、対策をしていると言うように思っております。全てではないと思いますけれども、ある程度その出来ていると思っております。また、今回あのわたくしね、まとめて言いますけれども、4つとも、不採択とさせて頂きましたけども、こう言った陳情を出したって言うことは、あの気持ちは十分伝わっておるし、また、こう言った陳情があったって言うことは、ここに居る委員会のメンバーだけじゃなくって、全議員が周知しております。
実際わたくしもね、早くコロナが収まって、普通に戻りたいって言うことはあるんですけども、現在においては、マスクって言うのは大切な身を守る一つの手法・手だとは思っておりますので、今回の場合も不採択とさせて頂きたいと思います。
▶宮薗委員
実際ですね、この陳情の14号はですね、採択にしていっても良いような内容だと思うんですね。で、やっぱりこう国民って言いますか。日本国にやっぱり法律がありまして、地方自治体には条例って言うのがある。やはりそこの中で各ひとり一人が色んなことをルールを守って生活をしていきましょうねって言うことで法律・条例があるわけで。
この瀬戸市議会の中にも、やはりあの色んな決まりごとがあって、まあお願いベースではありますけども、「マスクをしてくださいね」ってお願いをしています。で、それは何かって言うと、ここに議員が沢山おりますけども、やはりいろんな階層からいろんな層から、選出をされた議員であります。いろんな角度から審査をしていくわけで、この一人が欠けてもいけないわけで。あの正確な審査が出来ませんので。なので、やはりこれは、私自身は、少なくとも自分の飛沫が相手に飛ばないようにって言う思いやりの、お互い皆さんそうだと思います。
思いやりの気持ちがあって初めてルールを守っていると。で、あのそれが守れない。なんとかお願いしますねって言うときに、それを強要するのは人権侵害だと言うぐらいまで仰るって言うのが、(そういう)方もなんか居るのかどうかわかりませんけども。もしそんなような発言をされる方がおられれば、それはやっぱりまずは自分の姿勢を正すべきやないかなあと思いますね。
先ほどの他人へのですね、えっとまあ何と言いますか強要をするんでは無くて、まず初めにそう言った弱者の方が居れば、まず自分で出来ることを。その人に病気を移さないとかそういったことをやれば、思いやりの心があれば、まずはそこから進めるべきじゃないかなぁと言う風に思います。
これもですね、ほんとに書きっぷりの分で、非常にあの賛同していきたいって言うような内容ではあるけども、やはりあのちょっとところどころ、市民の皆さんが見たときに、どう思っちゃうんだろうなって言うのが、あるので、ほんとは採択にしていきたいって思いますけれども、不採択とさせて頂きます。
▶富田委員
この4件の陳情につきましては本当に、いろいろな角度で各議員も考えたと思います。あの本当に今、マスクをしないほうが良いって言う風に言われる方も見えます。また、コロナに本当にうつってしまって学校を休校する、あるいは学校が学級閉鎖になるって言う立場の中において、コロナにうつったかたから言えば、マスクはして欲しい。やっぱりうつらないためにはマスクをしたいと言う方も見えます。
そう言う方々が居る中において、やはり、行政としてしっかりとその学校・当局も含めて、このマスクについての在り方という形には、大変勉強になったのかなと言う意味では、本当にあの思っております。その中においてですね、この14号。あのこの先ほど高島議員も言ってましたけども、マスクを初めからつけられないと言う方・そういう障害のある方、あるいは様々な原因でマスクの着用が難しい人たちが居ると言うことは、やはり、それは市のほうもわかっています。
その中において、マスクをつけれませんカード。缶バッヂ、これをやはり作っていかなければいけないと言う形で動き出しました。これはやはり、皆さんのその想いが市のほうにも通じたんではないのかなと言う風に思っております。
市としてはやはりこうしっかりと前向きに市民の方々の意見を聞きながら行動をしていくわけでありますので、ここで、採択と言いたいんですけれども、市は動き始めましたので、私は、この陳情につきましては、不採択でということで、お願いしたいと思います。
▶馬嶋委員
陳情書にあるですねマスクの着用においては、咳エチケットの1つではありますが、やはりあの繰り返しになりますが、会話の際の飛沫の防止の際にでも大いに役立つと言う風に考えております。しかし子どもはもちろん、大人でも様々な理由でマスクの着用が難しい方もいらっしゃいます。このような方々への配慮については、わたくしも必要であると考えますが、このことはですね、瀬戸市だけでなく、やはり国全体で取り組む問題でもあるのではないんじゃないかなと思っております。
それで、瀬戸市では、配慮についてですけども、校長会でも伝えているとのことで、各学校現場では適切な対応がされていると言う風に考えております。更に瀬戸市ではですね、これまであの私の知る範囲なんですけれども、社会福祉課の窓口においてあの以前から、マスクをつけられない事への配慮をお願いする首から下げるタイプのものも、必要な方にはお渡しをしておりましたと言う事を聞いております。
また今後ですね、先ほどほかの委員の方が仰られましたけども、まあ今後、カードなどを新たに作成してですね、配布する予定と言うことも聞いておりますので、瀬戸市において今後も適切に対応がされると言う風に考えております。想いは理解を致しますけれども、周知については瀬戸市は今後も適切に取り組んでいくと言うことで、繰り返しになりますけども、考えておりますので、今回は不採択とさせて頂きます。
▶長江委員
陳情第14号につきましては、これまで申し上げてきた理由で、不採択とさせて頂きたいと思います。以上です。
▶高桑委員
今回の陳情ですが、学校でもですね、マスクを着けれない子どもたちへの配慮を行っております。また、先ほど紹介ありましたように、特に障害者を対応する社会福祉課。先ほどこういうようなものを、独自に課で努力して作って対応をしております。そこから、ここから今年度は新しく社会福祉課・高齢福祉課、シティプロモーション課・健康課この窓口にですね、いまマスクを着けられませんって言うような缶バッヂとかカードを準備しておりますので、今回の陳情に対しては、不採択でお願いします。
▶中川委員
この陳情項目の一部は理解致しますが、わたくしはマスク着用がまあ原則であると言う風に考えておりますので、賛同できない事項もあり、不採択です。ただ1点ですね、今一度まあ自分の目で、教育現場の確認をする必要性があると言うことは感じましたとことをお伝え致します。
▶新井委員
これまで様々な具体的な事例をご紹介いただきながら、本当にあの「マスクが着用出来たり出来なかったり」と言うところで、色々お伺いしました。子どもさんですとか、障害のある方々は自らの意志をうまく表現できない。自分がどう感じているかって言うことがわかりにくかったり、喋ることが出来なかったりって言う方が実際にいらっしゃいます。そう言う方達がどんな想いをしているのかって言うのは、私の想像以上であると思い、想像が及ばないところにあると思います。
この間コロナによって学校が一斉休校になったり、対策によって色んなルールが、感染症対策と言うことで、出来てきました。それがきっかけで、障害のある方の中には、日常生活が、リズムが一気に狂ってしまって、日々の生活が大変だったと言う方も居らっしゃるのも存じ上げています。
ですので、今回この陳情項目4つですね。改めて、市もやってきてはいるけども、改めて積極的に発信して周知して欲しいと言うことですね。
2つめはですね、市の管轄でポスター、マスク着用のお願いをするポスターが貼ってある所へは、並列でマスクの着用が出来ない子どもが居たり、不安を感じている子が居るんだよと言うことも触れたポスターも掲示して欲しい。
3つめの着用をお願いするアナウンスが行われているときには、同時に、やはりマスクがの着用が出来ない子や不安を感じる子が居るって言うことをアナウンス。そして着用は任意であること。
4つめ、市役所の玄関での液晶画面で。私はマスクを普段しているから気づきませんでしたが、マスクを外して液晶画面に映ると、マスクをしてくださいと言うアナウンスが流れるんだと思いますが、それが差別や偏見を助長するので、やめるか併せて周知のアナウンスを流してほしいと言うこ4つの陳情項目につきまして、わたくしは採択とさせて頂きたいと思います。
あの困っている人がどんな思いでいるかって言うことを今回のこの陳情を審査するうえで知ることが出来ましたし、大変重要な機会だったと考えます。この機に周知や理解が広がることを願っています。
以上です。