人間を数理モデルとして解釈するための道具

本稿ではグラフ理論を使って変数間の因果関係を表現する。世界や人間を考える上でグラフ理論を導入するとシンプルに説明できる。 グラフ理論そのものに関してはここでは割愛する。 なお、圏論を使えばもっとシンプルに記述できるかもしれない。

このグラフ理論を用いて、今回の核となるフレームワークであるエージェントアーキテクチャについて説明する。今回提案するエージェントアーキテクチャは再帰的かつ階層的に記述できる。このイメージを図にすると以下の通りとなる。

さて、もっともシンプルなレイヤ1は以下の通りとなる。

以降の節ではこのレイヤ1の説明を行う。