場面(日本語訳)
第1課 身分や出身地について話す
1-1.場面(本文1)
林:あなたは中国人留学生(中国からの留学生)ですか。
張:はい、私は中国人留学生です。
あなたは中国人ですか。
林:いいえ、私は中国人ではありません。私は日本人です。
2-1.場面(本文2)
林:はじめまして!王偉(おうい)さん。
王:はじめまして!
林:あなたも留学生ですか。
王:そうです。
林:あなたはどこの出身ですか。
王:私は北京出身です。
《解説》
・本文2の2行目で王さんが你好你好!と2回繰り返しています。これは「はじめまして」の感情を込めた言い方です。このほかにも例えば、「是是。」(そうそう)や、「对对对。」(そのとおり。)など、気持ちを込めて同じ言葉を繰り返すことがよくあります。
第2課 身の回りの物や人について話す
1-1.場面(本文1)
林:これは何ですか。
張:これは二胡(にこ、アルフ)です。
林:これはあなたの二胡ですか。
張:いいえ、これは彼女のです。
2-1.場面(本文2)
林:彼女は誰ですか。
張:彼女は私の友達です。マリーさんと言います。
林:彼らは?
張:彼らはみな私のクラスメート(学友)です。
《解説》
・本文2では、「私の~」なのに、"我朋友"と言ったり"我的同学"と言ったりしています。人称代名詞(我、你、他など)の後に家族友人などの人間関係や、所属が来る場合には、「~の」を示す"的"は省略できます。一方で"我的手机"など一般の名詞が来る場合は基本的に"的"は省略できません。
第3課 年齢や学年、所有について話す
1-1.場面(本文1)
張:あなたは今年何歳ですか。
林:私は今年二十一歳です。あなたは?
張:私は二十歳です。あなたは何年生ですか。
林:私は三年生です。
2-1.場面(本文2)
林:あなたはLINEをやっていますか(持っていますか)。
張:やっていないです。
林:ウィーチャットは?
張:やっていますよ。あなたのWeChat IDは何番ですか。
林:15451027です。
第4課 時間や一日の行動について話す
1-1.場面(本文1)
林:明日は何月何日何曜日ですか。
張:明日は7月1日土曜日です。
林:学校に来ますか?
張:私は学校に来ません。アルバイトをします。
2-1.場面(本文2)
張:今何時ですか。
林:今11時です。
張:私たちはいつご飯にしますか。
林:じゃあ、11時半にご飯を食べましょう。
張:わかりました。(いいですよ。)
第5課 性質や状態、天候について話す
1-1.場面(本文1)
林:この服はきれい(見た目が良い)ですか。
張:まあまあです。
林:どれがきれい(見た目が良い)ですか。
張:私はあれが好きです。あれはすごくきれいです。
2-1.場面(本文2)
張:私は最近体調があまり良くありません。天気が暑すぎです。
林:たくさん水を飲んでくださいね。
張:分かりました、ありがとう。明日の天気はどうですか?
林:明日は暑くないです。
張:それは良かった!雨は降りますか。
林:雨は降りません。
《解説》
・本文1で、張さんは"还可以"と言っています。日本語では「まあまあ」ですが、褒めているというよりは、やや否定的なニュアンスであることに注意しましょう。
第6課 趣味や好み、できることについて話す
1-1.場面(本文1)
張:あなたの趣味は何ですか。
林:私の趣味は音楽を聴くことと、歌を歌うことです。
あなたにはどんな趣味がありますか。
張:私はバスケットボールとダンスが好きです。
私はスポーツが好きです。
2-1.場面(本文2)
林:あなたは歌を歌うことができますか(得意ですか)。
張:私は歌を歌えます。
林:今晩カラオケに行きませんか。
張:いいですよ。日本のカラオケは中国語の歌が歌えますか。
林:歌えます。
《解説》
・"你的爱好是什么?"と"你有什么爱好?"は聞いていることは同じですが、文法構造が違います。"你的爱好是什么?"「あなたの趣味」は「何」?に対して、"你有什么爱好?"は「あなた」には「どんな趣味」が有るか。と聞いています。両者をきちんと訳し分けましょう。
第7課 住んでいる場所や家族について話す
1-1.場面(本文1)
張:あなたはどこに住んでいますか。
林:私は東京に住んでいます。
張:あなたの家は何人家族ですか。
林:私の家は6人家族です。父、母、姉二人、弟一人と私です。
2-1.場面(本文2)
張:私の家には一匹の犬がいます。見て、可愛いでしょ。
林:可愛いですね。・・・この人はあなたのお兄さんと妹さんですか。
張:こちらは兄です。こちらは兄の彼女です。
林:お兄さんはかっこいいですね。何の仕事をしているのですか。
張:彼は医者です。
第8課 場所や存在について話す
1-1.場面(本文1)
張:もしもし、美玲さん。学校にいますか。
林:私は学校にいます。あなたはどこにいますか。
張:私は図書館の前にいます。
2-1.場面(本文2)
張:学校の近くに病院はありますか。
林:学校の中に「保健管理センター」があります。
そこへ行ったらどうですか。学生は無料で医者に診てもらうことができます。
張:それは良いですね。保健管理センターはどこにありますか。
林:食堂の隣です。
第9課 交通手段や希望について話す
1-1.場面(本文1)
張:私たちはいつ京都へ行きますか。
林:来週の土曜日に行くのはどうですか。
張:いいですよ。どうやって京都に行きますか。
林:新幹線で行きましょう。
張:新幹線でどれくらい時間がかかりますか。
林:2時間15分かかります。
2-1.場面(本文2)
林:私たちはどこでランチにしますか。
張:私たちは駅の中で食べましょう。
林:あなたは何が食べたいですか。
張:私は蕎麦が食べたいです。
林:じゃあ、私たちはこの店で食べましょう。
張:いいですよ。・・・中にいる人はとても多いですね。
店員:いらっしゃいませ!こちらに名前をお書きください。
第10課 動作の発生や進行について話す
1-1.場面(本文1)
林:張さん、陳先生って知っていますか(面識がありますか)。
張:知っています。
林:今日陳先生を見かけましたか。
張:見かけてないです。
陳先生は今日授業が無いので、学校に来ていないです。
林:陳先生は昨日も学校に来なかったです。
張:彼女は月曜日と火曜日はどちらも学校に来ないです。
2-1.場面(本文2)
張:あなたは何をしているところですか。
林:私はご飯を食べているところです。
張:今日の午前十時に、あなたは何をしていましたか。*
林:私は寝ていました・・・どうしたの?
張:陳先生があなたを探していましたよ。
《解説》
・本文2の"在・・・呢"(「~しているところ」」)は、必ずしも現在のみを意味するわけではありません。場合によっては過去や未来を表すこともできます。よって、3行目の"今天上午十点你在做什么呢?"は、過去のその時間に何をしていたのかを問うています。ちなみに"陈老师找你呢?"も"在・・・呢"の文型です。
第11課
1-1.場面(本文1)
林:見て、私はチャイナドレスを買いました。
張:きれいですね。これはいつ買ったのですか。
林:これは独身の日に買ったのです。
張:どこで買ったのですか。
林:タオバオで買ったのです。
張:今日はどうやって学校に来たのですか。
林:自転車で来たのです。私は学校で着替えたんです。(チャイナドレスを着て学校に来たわけではないですよ。)
2-1.場面(本文2)
林:あなたは何が買いたいですか。
張:私はいくつかの薬が買いたいです。・・・これはいくらですか。
林:1700円です。
張:これは日本製ですか。
林:これは違います。あれらはそうです。
《解説》
本文1は、1行目の"了"の使い方と、2行目以降の"是・・・的"の使い方の違いに注意しましょう。
一行目はチャイナドレスを「買った」という新たな事実を相手に告げています。二行目以降は過去に買ったという事実を承知した上で、「いつ買ったのか」「どこで買ったのか」を強調して言っています。
最後の2行も同様に、学校へ来た、チャイナドレスを着たという事実は承知の上で「どのように来た」のか、「どこで着替えた」のかを強調しています。
⇒このように、動作の事実を知った上で、その「時間、場所、方法」等を強調する際に、"是・・・的"構文が使われます。