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『使って学ぶ!中国語コミュニケーション』朝日出版 オンライン授業対応テキスト、同時双方向型授業にも最適!
『使って学ぶ!中国語コミュニケーション』朝日出版 オンライン授業対応テキスト、同時双方向型授業にも最適!
他者とつながる中国語教育(遠隔授業にも対応!)
大学で遠隔授業が導入されたことにより、他者と話す機会が無く、友達ができないことが大きな問題になっています。そんななか、とりわけ一年生にとっては、クラスメートとコミュニケーションがとれる可能性のある数少ない授業の一つが、初修(第二)外国語であるといえます。ここでは、本教科書の学びを通してクラスメートと知り合い、学びの共同体を形成していくためのTipsを掲載します。
(オンラインでも対面でも)クラスメートとつながる仕掛けが満載
・教科書のコミュニケーション活動(インタビュー、タスク、ゲーム等)を通して、教室やオンラインでクラスメートとつながる!
・QuizletLiveで、仲間と協力・競争。自立学習の動機を高めます。
お役立ちサイト(外部サイト)
⇒発音の自習には、陳淑梅先生のビデオがおすすめです。
▷マイクロソフト イマーシブリーダー (自己紹介の自己練習に)
・「自分の読書用資料でイマーシブ リーダーをお試しください」のところに自己紹介文を貼り付けることで、中国語で読み上げることができます。
・また、wordの「表示」→「イマーシブリーダー」から読み上げることが可能です。
《反転授業の導入で、同時双方向型授業(Zoom等)に対応》
【予習】
単語・文法+場面(本文)は自宅で事前学習(インプット)
▷文法項目は教科書に説明+日本語訳が書いてあるので、教師による詳細な説明や、オンデマンド配信がなくても理解可能です!
▷書き込んだり、自己表現したりするための練習問題は宿題(事前課題)に(詳細)。
▷リスニングトレーナー+Quizletのインストール・クラスへの参加を促してください(Quizletのクラスはこちら)。
【授業】
Zoomでのブレイクアウトルーム等を活用し、クラスメートとペアやグループでのアクティブ・ラーニング(アウトプット+インタラクション)。
▷ブレイクアウトルームでは、「本文の音読、文型練習」など、複数の課題をひとまとめにして時間を指定(長めに時間を取り、時間が余れば中国語で相手のことを聞くように指示。雑談も推奨)。メインセッションに戻ったら必ずランダムに当てて習得状況をチェック。
▷QuizletLiveで、オンライン対戦(またやりたいという感想がとても多く、自主学習の動機にもなります。)
▷相手について分かったことは、メモにしてLMSで投稿させると交流の動機が高まります(初期には、ブレイクアウトルームでの沈黙を回避するため、相手の名前や出身地、趣味、サークルなどを日本語で聞いてメモを投稿するように指示)。
【復習】
ドリルの代わりに、チェックシート&Quizlet(アプリ推奨)で単語や表現を繰り返しチェック。
▷クイズレットの「マッチ」「テスト」等を活用。「マッチ」ではタイムを競うことができます。
*本教科書は、教師から学生への知識や技能の伝達というよりは、学生同士の協働を通した知識の構築を想定した作りになっています。そのため、中国語の語彙や文法そのものを目的とするのではなく、あくまでも他者とつながることを目標とし、そのためのツールとして教科書(中国語)を活用するという授業運営を推奨しています。「中国語を学ぶ→いつか使って交流する」のではなく、逆に「使って交流する→そのなかで中国語を学ぶ」が理想です。
本教科書では、Quizletの使用を推奨しています。チェックシートの単語や会話表現を自習させたうえで、クラスではクイズレットライブをつかって対戦しましょう。
*動画はQuizletによる提供です。右下の歯車マークから字幕(日本語や中国語)の設定が可能です。
・チームで仲間と協力しながら対戦、または個人で対戦(間違えると0から再スタートのため、気が抜けません)。
・とても盛り上がり、自主学習の動機にもなるため、次第に学生がカードを選択する時間が早くなります。
・クイズレットの「先生」(有料版)になると、チームを任意に分けることも可能です。
*先生はQuizletのアカウント(無料)とPCが必要です(アカウントのタイプは「学生」ではなく「先生」(無料)を選んでください)。
カードはここにまとめられています。→→Quizletのクラスへ
手順
①カードを選んでLiveをクリック
(Zoomでは「画面共有」、対面ではスクリーンに投射)
②チームか個人対戦かを選択
③出題方法の選択
④学生はスマートフォンで「Quizletlive」と検索して数字を入力、まはたアプリでQRコードのスキャン
〇学生間のコミュニケーションツールとしては、LINEの活用という手もありますが、プライベートのツールとは分けるという観点から、ここではslackを使った学びの共同体作りを紹介します。
《流れ》
▷ワークスペース+チャンネル作り
▷招待のurlを貼り付けて参加してもらい、チャンネルを指定してまずは挨拶。
▷テーマを与えて中国語で返信(チャンネルを作る)
例「自分が実は好きなもの/こと/有名人や、苦手なもの/ことを紹介しよう」(教科書p.75)
「你的爱好是什么?」「自己紹介文を投稿しよう」など。
→中国語で投稿するだけでなく、クラスメートの投稿に対して返信を促すのが効果的です!(「最低3人の投稿に返信しよう(中国語推奨、アイコンも可)」など)
(注意)ただしスマートフォンに通知が行くので、お互いに興味が湧き、交流につながるものに限定したり、授業時間内(遅くても当日中)に完結するものにするのが良さそうです。
なお本教科書では、本文はあくまでも「場面」導入とインプットの量を確保するためであり、本文を中心として文法や語彙を確認していくという授業スタイルはおすすめしておりません。特にオンライン授業では、双方向のコミュニケーション活動を実施する時間を充分に確保するため、日本語訳を示してしまうという方法も考えられます。必要に応じて学習者にお示しください。
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