■ご挨拶今回のリリースにあたり、【ギルメン公募システムが、なぜ公式から提供されないのか】について私なりの見解を述べておきます。
※【注意喚起】かなーーりの長文です。時間があるときにお読みください※
■discordを例にとってもちろん、公式が用意してくれるのならそれは理想です。その前提で、お話させてください。discordが非常に良い例なんですが、運営は「外部ツールで便利そうなのがあれば、それはゲーム外のコミュニティに任せて、うち(ポケラボ)は、コロシアムという場であるメインコンテンツを提供しよう」と思っているんだと推察します。
シノアリスがサービスインした当初、これほどまでにdiscordが浸透し、ギルド募集/ギルメン募集の中心地がTwitterになると誰が予想できたでしょうか。
これら外部ツールはいわいる流行であって、ユーザーにこれは便利だ!と思わせられれば使われるし、ゲーム内のギルド合併システムのように「違う、そうじゃない」という感じだと見向きもされないものです。
流行り廃りがめまぐるしく変わる現代において、公式がゲームリリース時点から、完璧にユーザーの需要を捉え完璧な連携サービスを展開できたら(例えばdiscordばりのVCツールを公式提供していたら)、それらを皆が使っていたと思います。
ですが、それには開発コストも期間も運用する通信環境も、○ン億/年という単位で、莫大な費用と時間が必要であり、運用し続けるのにもさらなるコストがかかります(discordと同等機能の競合アプリを、ポケラボが用意するということです)。
私が思っているのは、そんなことに私達が課金した売上を投資するより、「シノアリス」というメインコンテンツを充実させることに費やして欲しいのです。
■蛇足ですが、確定ガチャ問題の顛末についてご存知の方もいると思います。以前、私が確定ガチャ確率の件で声を上げたことがありました。どうなったかこの場を借りてお伝えすると、騒いでからだいぶ経ち、ほとぼりが冷めた頃に、「確定ロジックはユーザーに利する修正をする。が、それについての言及はせず齟齬のないようにサイレントで修正する(二周年の10連→11連のとき)」という結果でした。もちろんサイレント修正を認めることは無いと思うので、明るみにはなっていません。
一瞬憤慨はしたものの、多角的な視野で物事をよく俯瞰すると、・「結果だけ見るとユーザーの利になっている(改善なので不幸になった人はいないとも取れる)」・「認めてしまうと後々問題になる」といった様々な事情があり、運営はこうすることで、「希望のとおりにした。詫びる(認める)ことはできないが、改善はしたぞ」という運営からの裏の声が聞こえるようでした。なので、とりあえず静観するに至った次第です。
予想するに、ユーザーはSSが出る機会が増えたため、改悪ではない、改善である、と多くの方に納得して貰えたということではないか?、別の見方をすると、私やdiscord確定ガチャサーバーのメンバーが、声を上げたために、確定ロジックが変更されたのかもしれないのでは?と、思うまでにいたりました。
事実、確定ガチャサーバーのみなさんの声を拾うと、サイレントはなかなか許せるものではないが、過去の経緯を荒立てたくないなら、このような修正をするしかなかったのでは?、とか、結果としてここまで運営を動かせたのなら、よくやった!と言ってもいいのでは?という声も聞こえます。
■運営は"営利団体"であることの意味話が逸れましたが、本件で学んだことがあります。運営は営利団体であるため、かけるべきところに投資し、しないでいいところは、ユーザーコミュニティなどの非営利団体に任せるつもりなのでは、と感じました。確定ロジックも、公表はせずユーザー調査(攻略?)に任せるとか、また劣勢時のスコップ倍率や楽器の武器ごとに違うメインスキル倍率(陽光の笛、虚妄の竪琴、悪兎の道しるべ等、雪花の槍も)など、公表せずにユーザー調査に「敢えて」任せているところが、多くあるのではないでしょうか。
こういったのは、公開できることは公開(ex.劣勢時は起死回生が強くなるよ)し、隠してもいいところは隠し(起死回生が劣勢時、1.3倍程度?強いのかは検証勢に)て、ユーザーに攻略させる、といった手法をとっているのでは?ないでしょうか。
その結果、ユーザーには勝ち取った(攻略したぞ!)という成功体験を与え、運営は余計なコストをかけず、メインのコンテンツ提供に予算を割り当てられ、さらなる正のスパイラルを狙っているのかも?と私は邪推しています。考えすぎかもですが、、、。
■終わりに、あとこれからについても以上が本「[SINoALICE]募集検索(ギルメン募集検索/ギルド募集検索)」のシステムまわりについて、私がいっちょ開発やってみるか、と思うようにいたった経緯です。
ただ、それには、データを作る側のユーザーと、データを提供する側のユーザーがいないとコミュニティとしては成り立ちません。私が持っているエンジニアリング技術と、プラットフォームであるweb基盤、そしてそれを実現できるコミュニティ環境があり、さらに言うとそこに需要があると感じたことが、私が開発に踏み切った経緯です。
長くなりましたが、ここで筆を置きます。私がなぜ、開発しよう、という考えにいたったか、ほんの少しでも伝われば幸いです。
最後に一言、システムというのは、使ってくれる人(需要)があって初めて成り立ちます。多くの方に使って頂けて、許される限りサービスを提供できれば本望です。皆さんに便利に使って頂けるのであれば、改善/改良は続けようと思っています。ただ、そこに需要がなくなれば、そっとこのサイトも役割を終えサービスを終了します。そもそも、ソシャゲの運営サービスも、そういうものではないでしょうか。
なのでぜひ、ご意見/ご要望をお待ちしています。(改善を約束するものではありませんが、、、汗)お読み頂きありがとうございました。
2019年8月グラコロ予選中にて文責 アスタリスク@「魔晶石+おかずS」所属 ※執筆時点