①カナダ史関連リンク
→2013年に立ち上げられたプロジェクトで誕生した、1985年に初版が出版されたバイリンガルカナダ百科事典のオンライン版。専門家による記事の編集も適宜行われているので、カナダについて何か調べたい際は、こちらのサイトをうまく活用してください。なお、誰が元の記事を作り、誰がいつ最後に編集を加えたかまで、きちんと確認する必要があります。
→記載の通りです。情報収集などに役立ててください。
②南アフリカ史関係リンク
→2000 年に設置された非営利団体で、歴史家や民間セクターの専門家たちによって運営されている。南アの教育・文化機関に見られる歴史記述の偏りに対抗するため、歴史と芸術の促進を行うために活動しているサイト。人名や出来事の検索などに利用してください。
・South African Historical Society
→歴史学の研究、知識、鑑賞を促進し、歴史家の学術的な学習と訓練を促進し、歴史家同士の専門的なコミュニケーションと協力を奨励し、学術的に高い水準のジャーナルを発行することを目的としたサイト。様々な史料やアーカイブ、オーラルヒストリー、写真などの情報にアクセス可能なので、情報検索等に利用してください。
→記載の通りです。情報収集などに役立ててください。
③オーストラリア史関係リンク
・追手門学院大学付属図書館オーストラリア・ライブラリー、オーストラリア研究のためのリファレンス・サイト
→2015年に更新された、オーストラリアについて学習・研究する際に役立つオーストラリアの基本的なサイトをまとめたサイト。各州の公文書館や政治・文化・社会・経済などあらゆる分野の組織のホームページにアクセスすることが可能です。
→オーストラリア史に関わる公開されているE-bookのまとめサイト。古い文献を調べたりする際に活用してください。
→記載の通りです、情報収集などに役立ててください。
④ニュージーランド史関係リンク
→1999年、ジャック・エルダー内務大臣がNZ公文書館で立ち上げたウェブサイトで、NZ人に関するエッセイや、歴史的な出来事などを写真と共に紹介するサイト。参考文献やFurther Reading、注なども豊富に記載されており、日々の勉強だけでなく、レポート執筆等にも大いに役立ちます。(各ページの最後に引用の仕方まで記載されている)
・Te Ara- The Encyclopedia of New Zealand
→2005年、NZ文化遺産省が新たに立ち上げたNZのオンライン百科事典。NZの人々や自然環境、歴史、文化、経済、制度、社会などについて包括的に記載されたもので、引用の仕方まで記載されており、信頼に足る情報源。「Te Ara」とは、マオリ語で「道」を意味する。こちらを引用する際も、各ページの下部に記載された引用方法にのっとって引用すること。
→記載の通りです。情報収集などに役立ててください。
→論文、図書・雑誌や博士論文などの学術情報で検索できるデータベース・サービス。ただし、一般雑誌の記事などもヒットするため、若干使いにくい部分もある。網羅的に調べるならこれを使う。
→日本国内の学会が発行する電子ジャーナルを閲覧できるサイト。こちらでは閲覧できないものもあるが、その場合は、国立国会図書館のデジタルコレクションを調べるか、コピーを取り寄せるかを選択する。
→人文科学、社会科学を中心とする代表的な学術雑誌のバックナンバーを集積したデータベース。個人で登録すれば、一か月あたり 100 本まで論文を閲覧できます。
→各大学が出している紀要(論文雑誌)の論文・資料検索に特化したサイトです。「本文あり」で検索すると、全文が読める論文が表示されます。
〔日本:図書館・公文書館デジタルコレクション関係〕
→会員登録すれば、文献や官公庁の公報、一次史料(例えば、日本占領関連資料、日系移民関係史料など)など、たくさんの資料をオンラインで閲覧できます。古い新書や専門書、全集なども閲覧することが可能であり、色々な資料や文献にアクセスしてみてください。全文検索が可能な資料も300万件を超えており、検索から必要な文献を探すことも可能です。なお、デジタルコレクションの更新状況はこちらから閲覧可能です。
→国立公文書館、外務省外交史料館、防衛省防衛研究所から提供され、デジタル化された、1860年代から1945年前後のアジア歴史資料(近現代における日本とアジア近隣諸国等との関係に関わる日本の歴史的な文書)を閲覧可能なオンラインサイトです。極めて有用なサイトで、誰でも使用可能です。なお、史料の公開状況はこちらから閲覧可能です。
→防衛省防衛研究所が提供している、アジア歴史資料センターで検索できる以外の史料が閲覧できるサイト。防衛研究所が管理する戦史史料のほか、『戦史叢書』の電子データを閲覧することが可能です。
→国立公文書館に所蔵されている公文書や文化財のデジタル画像の閲覧やダウンロード、目録情報の閲覧などが可能です。和書や漢書、絵図、官報などの公文書などが閲覧可能で、公開状況はこちらから確認できます。
→その他、日本に存在する様々な文書館のデジタルアーカイブを広く網羅し、まとめて検索することができるサイトがこちらです。国立図書館だけでなく、各県の文書館や大学図書館などの史料も検索することが可能ですので、こちらもぜひ活用してください。
〔日本:研究所・コラムサイト関係〕
→内閣調査室のシンクタンクとして設立され、内閣府が所管していた組織。内閣官房から情報調査委託費が交付された実質的な政府のインテリジェンス組織の一つで、毎年『国際情勢の回顧と展望』というレポートが発行されている。国際情勢を端的に把握するうえで役立つ資料となっています。
→途上国地域研究を中心に行う研究所で、アジアや中東、アフリカ、ラテン・アメリカ地域に関する多数の研究レポートや、一部オープンアクセスの研究書を公開している。開発援助や途上国に関心のある方は、こちらの資料をまず閲覧してみてください。また、JICAも同様に研究ペーパーを公開しています。
→中東、北アフリカの政治・経済・エネルギー・治安問題の専門研究所で、各地域の資料やデータ、レポート、論文などが公開されています。
→広くアフリカ情勢について知りたい方は、こちらのサイトから情報を収集されるとよいと思います。時事問題については、「今日のアフリカ」内のコラムを参照してください。
→現代インドのデータや情勢分析に関するペーパーなどが公開されています。インドに関する情報を収集したい方は、こちらを参照。
→労働や環境、格差、環境、エスニシティ問題など、様々なトピックについての研究を行っている研究所。毎月研究雑誌を発行しています。
→それぞれ、現代の国際政治や各国の政治情勢に関する研究報告やレポート、公開イベントに関する情報などが記載された、研究所のホームページです。現代の政治に関する情報を得たい場合、こういった研究所のリサーチ・プロジェクトの報告書や寄稿などを読まれるとよいと思います。
・中央公論
・新潮社 Foresight (有料のマガジンが多い)
→こちらはメディアのコラムサイトです。最新の事情や様々な問題に対する研究者などの意見を知りたい際は、こういったサイトも活用してみてください。
〔電子図書館・検索サイト〕
・Library of Congress, Web Archives
→世界各国のウェブ・アーカイブの情報を一括検索できるサイト。
→登録が必要だが、日本では手に入らないようなかなり古い洋書をオンラインで閲覧することが可能。また、音楽や動画、画像などもたくさん閲覧することができる。図書館のように、一週間閲覧する権利を一冊ごとに手に入れるように利用する(読み終わったら返却し、また新しいものを閲覧する形)
→アメリカの大学図書館が多数参加し、デジタル化した史料を公開しているサイト。非常に広範な資料が公開されているが、使いこなすためにはキーワードを絞り込むなど、テクニックや事前準備が必要。
・Digital Public Library of America
→米国各地の図書館・博物館・文書館等が所有するデジタル化された資料のメタデータを集積し、広く公開しているサイト。古い文書や写真、地図など、広くアメリカを中心としたさまざまな検索を行うのに向いている。
→各国の詳細な統計データを閲覧することが可能。
・Office of the Historian, Historical Documents
→アメリカ国務省が公開している、大統領関係文書。FRUS(Foreign Relations of the United States)という書籍で、リンカーン大統領から概ねニクソン、フォード期ごろまでの各地域・各イシューに関する膨大な文書を閲覧することが可能。高度な検索サイトはこちら。
→米国議会図書館が運営しているウェブサイトで、連邦議会に関するデータベースを閲覧することができる。特に、本会議の議事録(Congressional Record)を閲覧する際にはこちらのサイトが有用。
→米国政府出版局が運営するサイトで、本会議議事録や法案、公聴会の記録などを閲覧することが可能。また、古い時代の本会議議事録を確認したい人は、American Memory を参照してください。
・The American Presidency Project
→アメリカ大統領に関わる重要文書を収集しオンラインで公開するアーカイブであり、広く活用されている。演説などをキーワード検索できるので、非常に有用。
→15 以上の米国連邦政府機関のリソースを無料で一括検索できる。各政府機関に個別にアクセスすることなく一度にまとめて検索できるため、効率的に調べられる。
・Freedom of Information Act Electronic Reading Room
→連邦情報自由法に基づき公開されたCIAの機密文書を公開しているウェブサイト。多数の史料が公開されているが、その資料の背景となる情報を理解していないと扱いづらい。
・Wilson Center Digital Archive
→アメリカ、ワシントン DC のウィルソン・センターが立ち上げた、国際的な冷戦史研究プロジェクトの成果が提示されているサイト。欧米やロシア、中国など、たくさんの資料からなる研究成果が多数公開されているほか、一部公文書も公開されている。冷戦史研究プロジェクトのサイトはこちら。
・Development Experience Clearinghouse
→アメリカ国際開発庁が公開している、過去の国際開発に関する公文書やレポートなどが検索可能なサイト。
・ERIC
→アメリカ教育省が提供している、教育問題に関連する論文・文書が収められているサイト。
・United States History: Oral Histories
→ワシントン大学図書館が提供している、オーラルヒストリーのリーチサイト。先住民や日系人など、多様な背景を持つアメリカ人たちのオーラルにアクセスすることが可能。
・Japanese American Oral History Project, The Oregon Historical Society
→オレゴン州在住の日系人に対して実施されたオーラル・ヒストリーのコレクション。
→1000名以上の日系人のオーラル・ヒストリー集積サイト。
〇アメリカ大統領図書館オーラル・ヒストリーまとめ(各時代外交官、政府高官など)
・Truman Library:Oral History Interviews
・Eisenhower Presidential Library:Oral Histories
・John F. Kennedy Presidential Library:Oral History Collections
・Lyndon B. Johnson Presidential Library:Oral History Collection
・Nixon Presidential Library:Oral Histories
・Gerald R. Ford Oral History Project
・Jimmy Carter Oral History (Miller Center)
・Ronald Reagan Library Oral History
・George H. W. Bush Oral History (Miller Center)
大統領本人や関係者の公文書、オーラル・ヒストリーなどを保存しているほか、各大統領の時代に起こったこと様々な解説なども読むことができます。オンラインで検索が可能で、一部の資料はオンラインで公開されています。各大統領(冷戦期以前)について簡単に調べたい人は、ヴァージニア大学ミラーセンターの大統領情報サイトを利用してください。
・ Franklin D. Roosevelt Library (NY)
・Harry S. Truman Library (MO)
・Dwight D. Eisenhower Library (KS)
・John F. Kennedy Library (MA)
・Lyndon B. Johnson Library (TX)
・Richard M. Nixon Library (CA)
・Gerald R. Ford Library (MI)
・Jimmy E. Carter Library (GA)
・Ronald W. Regan Library (CA)
・George H. W. Bush Library (CT)
・Bill Clinton Library (AS)
・George W. Bush Library (TX)
・Barack H. Obama Library (IL)
・Barack Obama Presidential Center (IL)
なお、国立公文書館と大統領図書館の使い方については、田中、高橋、山口『アメリカ大統領図書館-歴史的変遷と活用ガイド』大阪大学出版会、2024年を参照してください。また、九州大学の三輪宗弘先生が公開している海外図書館利用ガイドサイトもぜひ参考にしてください。