はじめての方へ

あなたをお待ちしています

教会のとびらは、あなたが開かれるのをお待ちしています。遠慮なく教会へいらしてください。小豆島教会では、毎週日曜日「ミサ」を行っています。ミサの間は、信者たちは祈りをささげています。教会には、ミサの途中であっても、どなたでも自由に入れます。はじめての方でも、ミサに参加できます。空いた席や後ろの席にすわって、まわりの人と同じようにすればいいのです。人がすわるときには自分もすわり、立つときには自分も立つというぐあいに。最初は何もしないでもかまいません。心をともに置くようにしてください。案内係が聖歌集などをお渡ししますが、自由に目をとおしてください。

日曜日の礼拝「ミサ」とはミサとは、カトリック教会で行ういちばん大事な祈りです。クリスマス、復活祭、結婚式、葬儀などのときにも行います。キリストの最後の晩餐のとき、十字架の死を覚悟しておられたイエスは、食事の途中、パンとぶどう酒の杯を取り、弟子に与えて、こう言われました。「これは、あなたがたのために渡される、わたしの体である。これは、わたしの血である。わたしの記念としてこれを行いなさい」（ルカ22・19～20）そのとき以来、教会はキリストが命じたとおりに最後の晩餐の式を繰り返してきました。それによってキリストの十字架の死と復活を記念し、私たちの救いのためにいのちをささげられたキリストに心を合わせ、神からのすべての恵みのために感謝をささげます。ミサの前半には「聖書」が読まれ、「説教」が行われ、キリストの教えを聞きます。後半には、地域のみなさまの幸せのため、またこの瞬間からキリストと一つになって、新しい生活を歩んでいきたいという祈りを共にし、信者は立って祭壇に進み、神父さまからキリストの体「ご聖体」である白いパンをいただきます。

神とは

神のことを知るためには、聖書の教えを読むのがいちばんよいでしょう。

パウロというキリストの弟子は、「神は、すべての人に命と息と、その他すべてのものを与えてくださる。探し求めさえすれば、神を見いだすことができる。」（使徒言行録から抜粋）と説明しています。

イエスは、神が私たちを愛してくださる「天のおん父」であると教えています。イエスの弟子ヨハネも、「神は愛である」と言っています。

「アダムの創造」

イエスさまとはイエスさまは、私たちに神への道を教えてくださった方です。およそ２千年前、イスラエルのベツレヘムで生まれ、３０歳のころ故郷を離れ、町や村をまわって人々に神の愛、救いについて教えられましたが、西暦30年ごろ、十字架にかけられました。しかし、聖書が示すとおり、３日目に復活され、弟子たちに、全世界に教えを伝えるよう命じられたのち、神のもとへお戻りになりました。イエスさまは、私たちの救いのためにご自分の命を捧げられてその愛を証されました。そしてご自分の教えを「福音（よい知らせ）」と呼び、それに従って生きるならば、幸せになれると言われました。

聖書とは聖書とは、神が行われた救いの歴史と神の教えを伝える本です。「旧約聖書」はイエスが生まれる前に書かれたもの、「新約聖書」はイエスの生涯とその教えを伝えるものです。旧・新約聖書は、ともにキリスト教の正式な教えの本（正典）です。はじめて読まれる方には、イエスの教えを伝える４つの福音書をおすすめします。

カトリックとは世界のキリスト教徒の半数以上は、カトリック教会に属しています。教えも指導も世界中で一つとなっています。最高指導者は「バチカン」に住むローマ法王（教皇）です。教会は「教区」に分かれていて、教区の責任者は「司教」です。日本には16の教区があり、小豆島教会は高松教区にあります。

バチカン・サンピエトロ広場

神父さまとは神父さまは神の道を教える人です。ミサを司式するので、「司祭」とも言われます。皆のために祈り、信者を導き教えを説くのです。どなたでも気楽に神父さまに話し、いろいろな相談や悩みを打ち明けることができます。神父さまは、自分のすべてを神と教会にささげていますので、カトリックの神父は結婚をしません。それは皆のお父さんになるためです。

＊説明文は、ドン・ボスコ社発刊の「はじめて教会へいらしたあなたに～カトリック教会の案内～」から一部抜粋しています。

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