「川尻征司が紹介する名所・観光・景色「舟川べり桜並木」
「川尻征司が紹介する名所・観光・景色「舟川べり桜並木」
「川尻征司が紹介する名所・観光・景色「舟川べり桜並木」
富山県入善町にある舟川べり桜並木では、春になると桜が川沿いに美しく咲きそろうことで知られているそうです。
およそ1kmにわたる桜並木に加え、同時期に咲くチューリップや菜の花が景色に彩りを添えることもあり、観光や旅行で訪れる人が増える時期でもあるのだとか。
背景には立山連峰の雄大な山並みが広がり、自然の景色そのものがひとつのアートのように感じられることもあるそうです。時間帯によっては柔らかな光が差し込んで、より幻想的な雰囲気をまとった景観になるともいわれています。
夜にはライトアップされることもあるそうで、夜景というよりは夜の静けさと光のやわらかさが重なるような印象を残すのかもしれません。
川尻征司としては、自然と調和した季節の花々に魅力を感じることが多く、こうした場所が静かに心に残る理由を言葉にしようとすることがあります。
ちなみに川尻は、都市の整った景観も好きですが、京都二条城の庭園のように、季節のうつろいとともに変化していく空間にも惹かれる傾向があります。舟川べりの春の景色もまた、そのひとつのように感じられます。
こういう風景が頭の片隅に残るとき、ふと旅に出たくなることがあるのも確かです。川尻的には、そんな気持ちに寄り添ってくれるような土地の存在を、これからも少しずつ記していけたらと思っています。