海外旅行での非常事態は、決して他人事ではありません。
たった数千円~数万円で、何百万円~何億円の補償と安心が手に入るのだから、私は海外旅行に行く際は、必ず保険に加入するようにしています。
しかし、どんな海外旅行保険を選べばよいのか?具体的にどんな保障内容があるのか?
あまりなじみのない方も多いと思います。
そこで今回は、旅行保険の概要について「どんな保障が必要か」「保険選びの7つのポイント」というテーマで、詳しく解説します。
海外旅行で起こりうる非常事態と、それに必要な費用と考え方をまとめました。
旅行中の事故などによるケガが原因で、事故発生日から所定の期間内に死亡した場合の補償を指します。所定の期間は保険内容によって異なるため、確認が必要です。
その人がなくなった時に入ってくるお金なので、単身者であれば葬式代程度でよいかもしれませんが、一家の大黒柱であれば多く必要かもしれません。
ここは個人の事情により必要な金額を設定してください。1000万円が一般的ではあるようです。
旅行中の病気が原因で、病気発生日から所定の期間内に死亡した場合の補償を指します。
これも1000万円が一般的ではあるようですが、個人の事情により必要な金額を設定してください。
旅行中の事故によるケガが原因で、事故発生日から所定の期間内に後遺障害が生じた場合の補償です。後遺障害については、その程度に応じて補償額が変わり、上限を設定することになります。
1000万円が一般的ではあるようです。
旅行中の事故によるケガや病気が原因で、所定の期間内に医師の治療を受けた治療費(1疾病当たりの上限額)。
日本の健康保険が利用できない海外では、医療費がかなり高額になるため、1疾病当たり1000万円以上は保証があったほうが安心できます。
事故や疾病により、家族が現地に救援に向かう場合などの費用補償です(1事案当たりの上限額)。
これも500万円~1000万円が一般的ではあるようですが、保険によっては治療費用と併せての上限である場合もあるので確認してください。
旅行中の盗難・破損・火災などの偶発的な事故により、被保険者の携行品に損害が生じた場合の補償です。
30万円で設定されていることが多いようですが、持参する携行品が高額な場合など自分の必要性に応じて設定してください。
ただし、条件として電子機器は除外される場合もあるため、高額なノートパソコンやスマートフォン、デジタルカメラなどを補償対象にしたい場合は、保険の条件をよく確認してください。
航空会社に運搬を寄託した手荷物が、航空機の到着後、所定の時間内に予定していた目的地に運搬されなかった場合の補償です。
通常1万円程度の設定になっいるようです。
旅行中の偶発的な事故により他人に損害を与え、法律上の損害賠償責任を負った場合の1事故あたりの支払限度額補償です。
1億円をデフォルトで設定されていることが多いようですが、使用の機会も本当に稀なケースだと思われます。
航空機が当初予定していた時間から所定時間以上遅延した場合に受けられる保証で、定額制であることが多く、特約として追加するのが一般的です。
親族の死亡や本人の特定の疾病などの限定された条件下において、旅行をキャンセルした場合に旅行費用を受け取れる保険です。特約として追加するのが一般的で、旅行日当日には加入できません。
親族の死亡や本人の特定の疾病などの限定された条件下において、旅行中断して帰国する場合に取消料・違約料などの名目で旅行会社等に支払った費用や渡航手続費費用を受け取れる保険です。特約として追加するのが一般的で、旅行日当日には加入できません。
「弁護士費用」「ペット預け入れ延長保険」「クルーズ旅行取り消し費用」「緊急歯科治療」「テロなど対応保険」などがありますので、必要に応じて追加できます。
特によく見てほしいのは、実際に使用する頻度の高い「治療費」「救援費用」などの保証金額です。海外での医療費は日本よりも高額ですが、国によっても様々です。同じ治療を受けたとしても、アメリカとベトナムでは費用も異なるはずです。
自分の渡航目的国の一般的な治療費用や入院費を調べておき、補償金額がそれをカバーできるのかを確認しましょう。「食中毒」「インフルエンザ」「盲腸」「心筋梗塞」など、旅行中に起こり得そうな病気の治療費や手術台を検索してみるとよいでしょう。
救援費用も、目的国への渡航費や滞在費を算出して、カバーできるかどうかを確認しておいてください。
治療費の高額なアメリカなどは「無制限」が1番安心ではあります。
その他の保証金額は、個人の求める金額かどうかを良くチェックしてください。
保険では、「所定の日数」「所定の時間」などの条件があります。
遅延条件が何時間以上なのか、病気が発生して何日以内であれば治療費を保証してもらえるのか、条件によって雲泥の差です。
また、この病気は対象外(妊娠出産に関わることや持病治療など)、この持ち物は対象外、マリンスポーツ中の事故は対象外といった、対象外になる条件も明記されているので、補償の条件を確認し、どの範囲が適用になるかはよく確認してください。
保険に加入する前に、サポート体制についてよく確認しましょう。
「24時間365日、日本語対応サポート」がある事が理想です。せっかく加入しても、時差や言語のせいでサポートに繋がるのに苦労するのは嫌ですよね。
緊急事態だからこそ、サポート体制がどうなっているのかは重要です。
現地の病院を受診する場合に治療費の自己負担が不要になる「キャッシュレス対応」かどうかも確認しましょう。
「キャッシュレス対応」とは、保険会社の提携医療機関で、窓口での建て替え自己負担なく治療を受けられるサービスなので、持ち出しなく医療を受けられるので安心です。
後で返ってくるとはいえ、多額の費用を立て替える自己負担は大きく、返金作業の手間もかかります。
保険には誰が加入し、誰が保険の対象(被保険者)になるのかを明確にします。
商品によっては年齢制限や持病の有無によっても加入可否が変わります。
被保険者が複数名の場合は、ファミリープランやグループプランなどへの加入することで保険料が割安になる場合もあります。
その場合の保険適用範囲もよく確認しましょう。
海外旅行保険は、インターネット・出発当日の空港・旅行代理店などで加入できます。
ただし、空港で当日加入する場合には、加入できない特約や適用対象が自宅からではなく空港からになるなど、適用範囲も変わります。
また、ネットで加入する場合と窓口で加入する場合では、同じ補償内容でも費用が全く異なる場合もあります。
クレジットカードには海外旅行保険が付帯されている場合があります。条件や内容を確認することで、不足分を補う形で海外旅行に加入することで、保険料を安く抑えられるメリットがあります。
一昔前は、クレジットカードを所有しているだけで海外旅行保険が利用できましたが、昨今はそのカードで決済した旅行にしか適用されないなど、条件がかなり限定的になっています。
手持ちのカードの保険適条件はよく確認してください。
もっと詳しく、そして一味違った保険の選び方のポイントを知りたい方は、ぜひ下記の記事もご覧ください。
書籍も好評発売中!
AmazonのKindle Unlimitedなら、無料で購読いただけます!
読んだら評価や感想をいただけると励みになります