関 連 イ ベ ン ト 案 内
会員より情報提供のあったイベント情報を掲載しています。
イベントの問い合わせは、各イベント主催者等へお願いします。
本会では会員から要請のあった関連イベントの開催情報をホームページに掲載し、会員宛てに電子メールで告知します。掲載を希望する会員は、イベント情報(開催日時、場所、予約の要否、入場料など)を本会メール(ryuokishigaku@gmail.com)宛てに送付ください。なお、電子メールでの告知は基本的に本会例会などの案内に合わせて行いますので、申請時期によっては電子メールでのご案内ができない場合があります。その旨をあらかじめご了承おきください。なお、会員向け電子メールの告知は、例会などの開催のおよそ一週間前などに行っています。
西里喜行・真栄平房昭両氏の人と学問を語る会
主催「西里喜行・真栄平房昭両氏の人と学問を語る会」有志
(琉球沖縄歴史学会は後援)
日時 2024年4月21日(日曜)13:15~17:00
会場 沖縄県立博物館美術館 博物館講座室
式次第
<前半>13:15~15:30
西里喜行氏の人と学問
<休憩>10分
<中盤>15:40~16:20
真栄平房昭氏の人と学問
<後半>16:20~17:00
両氏への発言
多良間村自然文化継承事業 R5年度報告会「古文書に学ぶ島の歴史 繋ぐ未来」
日時
2024年1月26日(金)18:00~
会場
宮古島市未来創造センター
講演・シンポジウム
・山田浩世「多良間島古文書の世界ー家譜史料を中心に」
・豊見山和行「『多良間島公事帳』と『多良間島農務帳』から多良間島の歴史を探る」
・麻生伸一「書状関連史料について」
・金城善「『惣頭物成帳』に見る明治10年と同22年の多良間島の人びと」
・鈴木耕太「多良間の古文書に見る組踊の世界」
・パネルディスカッション
Zoomにてライブ配信を行います。詳細は株式会社NanseiのWebサイトをごらんください。
https://www.nansei-m.co.jp/site/news/2024/01/16/5179/
日本地図学会2023年度地方大会「地図で見る、調べる那覇」
日時
2023年11月25日(土)・26日(日)
会場
【見学会】那覇市歴史博物館 〒900-8503 沖縄県那覇市久茂地一丁目1-1
【研究会】沖縄県立芸術大学 当蔵キャンパス 〒903-0812 沖縄県那覇市首里当蔵町1-4
スケジュール
【見学会】11/25 10:00-11:30 那覇市歴史博物館(琉球王家の国宝常設展示、楚南家文書展、針図と関係文書の特別展示見学)
【研究会】11/25 13:30-17:30 沖縄県立芸術大学 当蔵キャンパス
・那覇の変遷(外間 政明 氏)
・楚南家文書の針図からみた近世佐敷の土地開発(安里 進:評議員)
・地形図でたどる沖縄県の変貌(今尾 恵介:評議員)
・所見、コメント(鈴木 純子:名誉会員)※リモート参加
【巡検(現地見学)】11/26 10:00-17:00 那覇市内・郊外を巡検
・当日の集合場所はPeatixを通じて参加者にお知らせします
・案内者:安里 進(沖縄県立芸術大学名誉教授)ほか
・参加数により貸切小型バスまたは大型タクシーを利用
・17:00頃 那覇空港にて解散、もしくは 17:30頃 ゆいレール旭橋駅にて解散
問い合わせ先:E-mail: mapota@keio.jp(日本地図学会常任委員 企画・集会委員長 太田 弘)
日本地図学会HP:https://jcacj.org/topics/conference/25
10月22日(土)~11月3日(木)は
沖縄本土復帰50周年記念企画展
1972年開催「50年前の沖縄」展と鎌倉芳太郎写真の今を開催いたします。
会場 :附属図書・芸術資料館2階 第1展示室(入場無料)
時間 :午前10時~午後5時(入館は16:30まで。会期中は無休。)
主催 :沖縄県立芸術大学附属図書・芸術資料館
共催 :沖縄県立博物館・美術館、沖縄県立芸術大学芸術文化研究所
協力 :文化庁 文化財第一課、東京文化財研究所
資料提供 :株式会社 修護
※10.31(月)~11.3(木)は芸大祭の期間中(準備期間も含む)のため、学内の駐車場はご利用いただけません。
※新型コロナウイルス感染防止のため、入場制限を行っております。詳しくはこちらをご覧ください。
〔概要〕
本展覧会では、本土復帰50年と「50年前の沖縄」展開催50年を記念して、鎌倉写真の撮影・保管から公開、沖縄県立芸術大学への寄贈、重要文化財指定への経緯をたどります。あわせて現在、文化庁の補助事業として進められている鎌倉写真ガラス乾板保存・修復事業と東京文化財研究所と沖縄県立芸術大学の共同研究として進められているガラス乾板デジタル化について紹介します。琉球文化の栄華を今日に伝える鎌倉芳太郎撮影写真の世界をお楽しみください。
第3回学際シンポジウムのご案内
1.テーマ
近世琉球における格子状集落の成立をめぐって
2.研究メンバー※敬称略
<趣旨説明・総合司会>鎌田誠史(武庫川女子大学)
<開会挨拶>齊木崇人(神戸芸術工科大学)
<発表者>山元貴継(中部大学)
<コメンテーター>高良倉吉(琉球大学名誉教授・歴史家)、山本正昭(沖縄考古学会・考古学)、金城善(南島地名研究センター代表)、山田浩世(沖縄琉球歴史学会・歴史学)
<協力>平良啓(株式会社国建常務)
3.プログラム
<日>2022年11月13日(日)
<会場>沖縄県立博物館・美術館(3F講堂)
<プログラム>※敬称略
13:00受付開始→13:30 開会
総合司会:鎌田誠史(武庫川女子大学・准教授)
開会挨拶:齊木崇人(神戸芸術工科大学・名誉教授)
13:40 趣旨説明/鎌田誠史
14:00 研究発表
「近世琉球における格子状集落の成立をめぐる一試論」
山元貴継(中部大学・准教授)
15:35 専門家からのコメント
高良倉吉(琉球大学名誉教授・歴史家)、山本正昭(沖縄考古 学会・考古学)、金城善(南島地名研究センター代表)、山田浩世(琉球沖縄歴史学会・歴史学)
司会進行:鎌田誠史、浦山隆一
16:25 質疑応答(会場からの質疑、ディスカッションを予定)
17:00 閉会
4.主催・協力・後援(予定)
主催:武庫川女子大学、中部大学、富山国際大学
協力:沖縄民俗学会、沖縄考古学会、琉球沖縄歴史学会
後援:沖縄県立博物館、沖縄県教育委員会、一般社団法人 沖縄しまたて協会
【東京外国語大学国際日本研究センター比較日本文化部門主催 国際ワークショップ】東アジア連続講演会『境界と路上を考える』特別企画「沖縄「復帰」50年という問い」
日時:2022 年6月11日~8月6日(全6回)14 時から
会場:ZOOM にて(ZOOM ID: 847 0652 9757、PASS: 185358)
一般公開、事前お申し込み不要
プログラム
6月11日(土):戸邉 秀明 氏 「復帰後史、その半世紀の意味」
6月26日(日):佐喜眞 道夫 氏「沖縄という場所からアートを考える」
7月09日(土):川満 昭広 氏×上原 こずえ 氏「民衆の視点からの体験の継承と出版」
7月23日(土):今 郁義 氏×ウェスリー 上運天 氏「コザ暴動が問いかけた「復帰」」
7月24日(日):若林 千代 氏「戦争と米軍占領、そして今」
8月06日(土):中野 敏男 氏「東アジアと沖縄」
共催:呉世宗研究室(琉球大学)
基盤研究(B)社会運動における生存権・生存思想の影響とその社会に関する基礎的研究(研究代表:友常勉)
お問い合わせ先:国際日本研究センター 042-330-5794、info-icjs@tufs.ac.jp
島嶼研究の未来へ向けて 架橋する国際若手研究2022
琉球大学島嶼地域科学研究所(RIIS)では、島嶼地域をテーマとする若手研究者の研究成果を広く共有するために国際研究大会を開催します。多様な学問的バックグラウンドを持つ皆様のご参加を歓迎します。
プログラム
【開 会 の 挨 拶】 10:00~10:10
波多野 想(琉球大学島嶼地域科学研究所 所長)
【基 調 講 演】 10:10~11:40 言語:日本語(英語への通訳はありません)
ウェンディ・マツムラ先生 (カリフォルニア大学サンディエゴ校・准教授 歴史学)
「沖縄のブルー・クラーク ―農家経済調査簿の沈黙」
【個 別 報 告】 12:40~16:10 言語:日本語(英語への通訳はありません)
セッション A (12:40~14:20) 島嶼のアクチュアリティ
司会:古波藏契(琉球大学島嶼地域科学研究所・ポスドク研究員)
糸数 温子(一橋大学大学院社会学研究科)
「沖縄における子どもの貧困対策 ―行政による財政支援と市民活動の連関について−」
座間味 希呼(大阪大学大学院文学研究科)
「1950 年代後半の沖縄島北部地域開発にみる軍用地接収、移住、環境破壊」
岡本 花恵(琉球大学大学院保健学研究科)
「アジア・太平洋島嶼国の新型コロナ感染症の学校の対応とその課題」
セッション B (14:30~16:10) 島嶼をめぐる多分野からのアプローチ
司会:土井智義(琉球大学島嶼地域科学研究所・ポスドク研究員)
藤本 秀平(琉球大学人文社会科学研究科)
「沖縄の「混血児」をめぐる教育と権利―霜多正次『明けもどろ』から読み解く「復帰」」
翁長 志保子(琉球大学人文社会科学研究科)
「山里禎子「ソウル・トリップ」論ー新自由主義における自己決定の不可能性への問いー」
下岡 絵里奈(トゥールーズ ジョン・ジョレス大学外国語学部)
「琉仏協定前文を比較する―琉仏間の認識相違に関する一考察―」
【閉 会 の 挨 拶】 16:10~16:20
宜野座 綾乃(琉球大学島嶼地域科学研究所 准教授)
「首里城復元に向けた技術検討委員会」報告会の開催
〇実施日時:令和4年1月30日(日)13:30~16:30
〇会 場:沖縄県立博物館・美術館 及びライブ配信
〇主 催:内閣府沖縄総合事務局
報告会の主な内容
①今回の復元の概要(沖縄総合事務局より説明)
②専門分野からの報告(検討委員会委員より報告)
③質疑応答(参加者からのご質問にお答えします)
※変更の可能性があります。
申し込み(先着順)は下記ホームページを参照ください。
「首里城復元に向けた技術検討委員会」報告会の開催(2022/1/30) | 首里城 ‐ 琉球王国の栄華を物語る 世界遺産 首里城 (oki-park.jp)
2021年度 沖縄県立芸術大学公開講座 おきげい教養講座
講座1「琉球王国時代の瓦と首里城」
放映日時:2022年1月14日(金)16:00〜
講師:森 達也(沖縄県立芸術大学全学教育センター教授)
講座2「ミステリアスアイランド宮古島 —生き物たちと島の成り立ち—」
放映日時:2022年1月21日(金)16:00〜
講師:藤田 喜久(沖縄県立芸術大学全学教育センター教授)
講座3「「わたしはだれか?」成長を支援するためのコミュニケーションに関する教育学的一考察」
放映日時:2022年1月28日(金)16:00〜
講師:芳澤 拓也(沖縄県立芸術大学全学教育センター教授)
【申込方法】など詳細は下記リンクよりHPをご覧下さい。
「沖縄」研究会 オンライン定例会
第25回「沖縄」研究会定例会
神奈川大学非文字資料研究センター2021年度第1回公開研究会 <「日本近世生活絵引」の世界:琉球人行列と江戸編>
◎日時:2021年10月23日(土)13:00~16:00
◎場所:Zoomウェビナーによるオンライン開催(事前申込制)
【プログラム】
〇開会挨拶
小熊誠(神奈川大学非文字資料研究センター長)
〇報告
渡辺美季(東京大学准教授)
「絵引から見た琉球人行列と江戸」
丹羽謙治(鹿児島大学教授)
「『琉球人行粧之図』『琉球人往来筋賑之図』の作者と伝来」
橋口亘(南さつま市教育委員会主査)
「『琉球人往来筋賑之図』『琉球人行粧』に描かれた江戸の瀬戸物店・古道具店・大名屋敷の井戸と琉球人行列の提灯・弁当」
高津孝(鹿児島大学教授)
「二次元芸術としての絵画の記録性について」
〇総合討論
【申込方法】など詳細は下記HPをご覧下さい。
第25回「沖縄」研究会定例会
伊波普猷の後期日琉同祖論:「アマミキヨ」の物語と記紀神話への対抗
発表者:崎濱紗奈(東京大学東洋文化研究所東アジア藝文書院特任研究員)
日時:2021 年 9月 17日 (金) 19:00 ~ 21:00
場所:ZOOM によるオンラインで開催(要事前予約)
発表概要:
「沖縄学の父」として知られる伊波普猷(1876−1947)が提唱した「日琉同祖論」に対する評価は、これまで真っ二つに分かれてきた。一つは、「琉球(沖縄)」の「日本」に対する同化主義を下支えした理論であるとして痛烈に批判するものであり、今一つは「琉球(沖縄)」の個性を帝国日本において保持するための戦略として擁護するというものである。しかし、これまでの議論は多くの場合、1920年代前半までに書かれた「前期」のテクストを読解の対象としてきた。本発表では1930年代の「後期」テクストを中心に、伊波の日琉同祖論の内実を再検討することを目指す。
発表者プロフィール:
東京大学東洋文化研究所東アジア藝文書院特任研究員。
関心領域は沖縄・日本における近現代思想史およびポストコロニアル理論(とりわけ「政治」と「主体」をめぐる議論)。
使用言語:日本語|入場無料|要予約
参加をご希望の方は、okinawanstudies.jindai@gmail.com まで
お名前(よろしければご所属も)とご連絡先(メールアドレス)をご連絡ください。
開催日が近づきましたら、事務局よりZOOMミーティングのURLをお送りいたします。
奮ってのご参加をお待ちしております。
クラウドファンディング
久高島のイザイホー映像のフィルムのデジタル化のクラウドファンディング
▼PDFファイルのダウンロードはこちら
ttps://6.gigafile.nu/0622-c210d0cda65d51ca79b78d35ba688e29c
「イザイホー」は沖縄の久高島で12年に一度おこなわれる祭礼で、400年にわたって続いてきた貴重な文化遺産です。1978年に行われたのが実質的な最後となっており、その存続が危ぶまれています。その1978年のイザイホーの様子は、16ミリフィルムによって撮影・記録されていましたが、当時のイザイホーを知る関係者の高齢化も進むなか、このままでは記録映像は人々の目に触れることなく、年月と共に忘れ去られてしまう可能性が高いといえます。
私達が今回取り組むのは、そのフィルムを高精細スキャンの技術を用いてデジタル化し、半永久的に保存できるデータとして後世に残すと共に、それを社会に還元し活用できるようにする、というプロジェクトです。しかし、フィルムの高精細スキャン、編集作業には、多大な労力と費用を要します。そのため多くの方々に支援を仰ぎたく、クラウドファンディングの形で支援を募らせていただくこととなりました。
クラウドファンディングとは、インターネット上で広く支援を募る仕組みのことです。より多くの方々へご支援を呼びかけ、プロジェクトを一層充実させたいという点。さらに、クラウドファンディングという「想いでつながる場」を通じてプロジェクトの輪を広げ、「文化遺産の継承」という挑戦を多くのみなさんと共にしたいという願いがあります。
目標金額は600万円です。目標に届かなければいただいたご支援は全て返金になってしまう「All or Nothing」というルールです。クラウドファンディングでは、公開直後の5日間でどれだけ支援を集められるかが成功のポイントだといわれております。
そこで、今回の取り組みに少しでも共感していただけましたら、公開直後のタイミングで、ぜひご支援をいただけないでしょうか?
周囲の方々に、本プロジェクトをご紹介いただければ幸いです。
どうか、ご支援・応援の程よろしくお願い致します。
▼詳細・ご支援方法は5月10日(月)以降下記からご覧いただけます。
ttps://readyfor.jp/projects/izaiho
第一目標金額:600万円
支援募集期間:5月10日(月)10時〜6月30日(水)23時
SNS: ttps://www.facebook.com/izaiho
また本プロジェクトのチラシ(PDF)が下記のリンクからダウンロードできますので、あわせて見ていただければ幸いです。
ttps://6.gigafile.nu/0622-c210d0cda65d51ca79b78d35ba688e29c
なにとぞよろしくお願いいたします。
問い合わせ
文化財映像研究会
〒1110−8713
東京都台東区上野公園13−43
東京文化財研究所無形文化遺産部音声映像記録研究室内(担当:石村)
展覧会
国立歴史民俗博物館特集展示
海の帝国琉球-八重山・宮古・奄美からみた中世-
期間
2021年3月16日(火)~5月9日(日) *展示替えあり、月曜休館
会場
国立歴史民俗博物館 企画展示室A
料金
一般:600円 / 大学生:250円 *総合展示もあわせてご覧になれます。
国立歴史民俗博物館の共同研究チームが、2015年から実施してきた調査・研究の成果を公開する特別展示で、これまでほとんど注目されてこなかった琉球の帝国的側面に視点を据え、八重山・宮古や奄美といった周辺地域から琉球を捉え直す試みです。
沖縄・奄美各地で発掘された圧巻の陶磁器群をはじめ、円覚寺殿中鐘(重要文化財)[沖縄県立博物館・美術館蔵]・首里那覇港図屏風[同前]・琉球国図[同前]・島津家文書(国宝)[東大史料編纂所蔵]などの著名な資料から、歴博が所蔵する「冊封使船送迎之図」・「中山王尚穆書状」・「江戸山下御門内朝鮮人登城行列」・「琉球使節道中絵巻」などの琉球関係資料、あの8代将軍吉宗も閲覧した記録の残る「康煕帝賜琉球国王尚貞勅諭写」(宮内庁書陵部)、「歴代宝案・鄭良弼本」(法政大学沖縄文化研究所蔵)などの400点を超える資料が出陳されます。
展覧会
沖縄県立芸術大学附属図書・芸術資料館企画展
琉球の芸術・文化に魅せられて―鎌倉芳太郎と首里城―
会期
2020年10月23日(金)~11月3日(火)[12日間]
時間
10:00〜17:00
会場
沖縄県立芸術大学附属図書・芸術資料館2階 第1,2展示室(首里当蔵キャンパス)
入場料
無料
コメント
首里城が火災で焼失し、約1年が経ちます。15世紀、歴史の舞台に登場した首里城は以後、焼失と再建を繰り返してきました。1992年、平成の正殿復元で手がかりとなったのが、戦前に沖縄で「琉球芸術調査」を行った鎌倉芳太郎(1898-1983)が筆写したと思われる「寸法記」(1768年に正殿を修理した記録)でした。鎌倉は1924年首里城取り壊しを知り、建築家伊東忠太(1867-1954)を介し、その中止を求め、解体から首里城を救いました。沖縄県立芸術大学には、1986年の開学当時から5回にわたって遺族から寄贈された鎌倉芳太郎資料が7,553点収蔵されています。
本展では、国指定重要文化財の鎌倉芳太郎資料・調査記録ノートや紙焼き写真など本学附属図書・芸術資料館の収蔵品を基に、戦前の首里城の姿を紹介します。琉球の歴史・文化を記録し、沖縄文化の保存・復興に果たした鎌倉芳太郎の役割や、本学が所蔵している鎌倉芳太郎資料の重要性について改めて考える機会となれば幸いです。
シンポジウム
宮古・八重山諸島におけるグスク文化の多様性
-13世紀から15世紀にかけての東アジア海域の動向-
シンポジウム「 宮古・八重山諸島におけるグスク文化の多様性-13世紀から15世紀にかけての東アジア海域の動向- 」が3月15日(宮古会場)と3月28日(沖縄島会場)の両日に開催されます。
【宮古会場】
日時:3月15日(日)午後2時~5時
会場:宮古島市未来創造センター・スタジオ1
【沖縄島会場】
日時:3月28日(土)午後2時~5時
会場:沖縄県立博物館・美術館 美術館講座室
<報告>
久貝弥嗣(宮古郷土史研究会)「浅鉢形土器の出土状況とその地域的特徴」
本村麻里衣(株式会社アーキジオ)「宮古諸島における13世紀後半から15世 紀の石積遺構の形態的特徴-沖縄島・八重山諸 島との比較を通して石積の機能を考える-」
久貝春陽(宮古郷土史研究会)「宮古諸島の石積を有する遺跡と祭祀との関係性 について」(仮題)
<総合討論>
進行:山本正昭(沖縄県立博物館・美術館)
[問合せ先]久貝弥嗣(研究代表者)ku.mitsugu@gmail.com
2019年度高梨学術奨励基金(若手研究)〔研究代表者:久貝弥嗣〕に伴うシンポジウムジュンク堂書店那覇店トークイベント:『琉球沖縄歴史』no.1創刊記念
「琉球沖縄歴史研究の未来へ向けて」
日時:年明け2020年1月11日(土)15時~
会場:ジュンク堂那覇店 B1F イベント会場
トーク出演:豊見山和行、下地治人
進行:前田勇樹
令和元年度 宮古島市地域の特色ある埋蔵文化財公開活用事業 第 3 回シンポジウム
「海域アジアの倭寇について考える―稲村賢敷先生生誕125年記念」
宮古島市教育委員会が主催する「海域アジアの倭寇について考える―稲村賢敷先生生誕125年記念」シンポジウム が、宮古会場と那覇会場と二度にわたって開催されます。本学会も共催として、那覇会場でのシンポジウムを11月例会として準備しています。
宮古会場でのシンポジウムの詳細は下記のようになっております。
日時:10月6日(日)13:00~17:00
会場:宮古島市中央公民館
○基調講演(講演時間60分)
下地和宏(宮古郷土史研究会 会長):稲村賢敷先生の倭寇研究を考える
○パネリスト(報告時間 各40分)
麻生伸一(沖縄県立芸術大学准教授):資料から窺われる倭寇について(仮)
久貝弥嗣(宮古島市教育委員会 専門員):宮古諸島の倭寇遺跡を再考する
山本正昭(沖縄県立博物館・美術館主任学芸員):福建省内に分布する倭寇関連の城郭遺跡
○討論(約60分)
司会:宮城弘樹(沖縄国際大学総合文化学部)
主催: 宮古島市教育委員会
共催 :琉球沖縄歴史学会
後援 :沖縄県立博物館・美術館、宮古郷土史研究会
「東アジア共同体・沖縄(琉球)研究会」設立三周年記念・第20回公開シンポジウム(沖縄開催)
「沖縄から発信する東アジアの平和と共生!」
「東アジア共同体・沖縄(琉球)研究会」は設立三周年を記念し、下記のような形で第20回公開シンポジウムを開催します。共通テーマは、「沖縄から発信する東アジアの平和と共生!」です。多くの皆様方のご参加をお待ちしています。
期 日:2019年8月24日(土)13:30〜17:40(開場13:00)
会 場:琉球大学文系講義棟215教室
参加費:非会員のみ300円(資料代として) ※事前申し込みは不要です。
●プログラム●
(共同代表からの開会の挨拶)13:30〜13:40
挨 拶:島袋 純(琉球大学)予定
司会者:木村 朗(鹿児島大学)
㈵ 基調報告:米軍基地問題の根源を問い直す(13:40〜15:40)各35分
・西原 和久(成城大学教授・名古屋大学名誉教授)
「トランスナショナル社会学からみる東アジア共同体論の課題—沖縄発の“憲法案”と“独立論”の展開をめぐって—」
・乗松 聡子(Peace Philosophy Centre代表)
「南北朝鮮から沖縄へ 日本の植民地主義を問い直す」
*コメント:佐々木 寛(新潟国際情報大学)
*フロアの参加者を交えての質疑討論
休 憩(10分)
㈼ 【個別報告】:沖縄と戦争・基地の記憶(15:50〜17:30)各30分
・北上田 源(琉球大学非常勤講師)
「沖縄をどう教材化するかー米軍基地と核兵器の問題」
・村岡 敬明(九州大学大学院博士課程後期)
「読谷村でのデジタルアーカイブズ活動について」
*フロアの参加者を交えての質疑討論
㈽ 閉会の挨拶(17:30〜17:40) 池上大祐(琉球大学)
[問い合わせ先]
東アジア共同体・沖縄(琉球)研究会事務局
池上大祐(琉球大学)
公開シンポジウム
「日本の民主主義を問う〜日本は本当に独立国家・民主国家なのか」
主催団体:東アジア共同体・沖縄(琉球)研究会
テーマ :第18回公開シンポジウム「日本の民主主義を問う〜日本は本当に独立国家・民主国家なのか」
期 日 :2019年5月5日(日)13:30~17:30(開場13:00)
会 場 :琉球新報社ホール(那覇市泉崎・新社屋)
参加費 :非会員のみ1,000円(参加費・資料代として)※事前申し込みは不要です。
内 容 :
(共同代表からの開会の挨拶)13:30~13:40
挨 拶:高良 鉄美(元琉球大学教授)
司会者:木村 朗(鹿児島大学)
Ⅰ 来賓のご挨拶と基調報告(13:40~15:00)
・玉城デニー(沖縄県知事)のご挨拶(予定)
・白井 聡(京都精華大学専任講師) 「《戦後の国体》における沖縄」
Ⅱ 個別報告(15:00~16:10)
・柳澤協二(元内閣官房副長官補) 「対米自立のカギは抑止力信仰からの脱却」
・前泊博盛(沖縄国際大学教授) 「日米地位協定と普天間問題」
Ⅲ 会場からの特別ゲストのご発言と質疑討論(16:20~17:20)*
・特別ゲスト:山城博治(沖縄平和運動センター議長)他
・フロアからの質疑討論
Ⅳ 閉会の挨拶(17:20~17:30)
普久原 均(琉球新報社)
【問い合わせ先】
東アジア共同体・沖縄(琉球)研究会事務局
池上大祐(琉球大学)
east.asian.community.okinawa@gmail.com
http://east-asian-community-okinawa.hatenablog.com/
公開シンポジウム
宮古諸島における 15 ~17 世紀の集落
-残された「モノ」から読み解く-
考古学、歴史地理学、建築学といった諸分野から宮古諸島の集落の実態について迫っていく公開シンポジウムを3月9日に開催します。沖縄本島ではグスク時代とされる時期の宮古諸島はどのような姿であったのか、集落遺跡から何が見えてくるのかを解き明かしていきます。
○日時 2019年3月9日(土)13:00~17:00
○会場 宮古島市中央公民館
○報告(13:00~15:45)
久貝 弥嗣(宮古島市教育委員会)
「宮古島における発掘された15~17世紀の集落遺跡」
石井 龍太(城西大学)
「宮古・狩俣遺跡の発掘調査概要」
山本 正昭(沖縄県立博物館・美術館)
「琉球列島に見る15世紀から17世紀にかけての集落遺跡
にみる変容」
山元 貴継(中部大学)
「歴史地理から見た宮古島の集落」
○討論(16:00~17:00)
司会:鎌田 誠史(武庫川女子大学)
主催 宮古島市教育委員会
共催 沖縄県立博物館・美術館
(地域の特色ある埋蔵文化財公開活用事業)
沖縄県地域史協議会設立40周年記念シンポジウム
3月1日(金)13:30から
場所:沖縄県立博物館・美術館3階講堂 入場無料
基調講演【13:40-14:20】
高良倉吉「琉球辞令書に見る王国体制」
報告Ⅰ【14:20-14:50】
得能壽美「宮古・八重山の役人と百姓役目」
報告Ⅱ【15:00-15:30】
仲原弘哲「勤書(口上覚)にみる間切役人の動き」
報告Ⅲ【15:30-16:00】
金城善「近代諸制度の変遷から辞令書を読み解く」
シンポジウム【16:10-16:55】
問い合わせ先:宜野湾市教育委員会文化課 098(870)9317
考古学から見た「近世琉球」
主催:城西大学経営学部石井龍太研究室
場所:沖縄県立博物館・美術館 実習室
期日:2019年2月9日(土)~11日(月祝)9:00~18:00 ※最終日のみ9:00~17:00
形式:展示、および対談イベント(実際の資料を前にしたギャラリートーク、対談等)
「近世琉球」を4区分し、さらに「近代」を加えた5区分構成とする。展示資料は完形資料や希少資料よりも、年代が押えられその時期をよく表す、議論の定点となる資料を優先する。
【ギャラリートーク】
2/9 11:00~,13:00~,15:00~
2/10 11:00~,13:00~,15:00~
2/11 11:00~,13:00~
【公開対談】 2/11 14:00~
14:00~ 倉成多郎『陶磁器から見た「近世琉球」』
15:00~ 宮城弘樹『葬墓制からみた「近世琉球」』
16:00~ 山本正昭『「グスク時代」から見た「近世琉球」』