社会活動
名護市「嘉陽上グスク」の保存・活用に関する要望書について
名護市字嘉陽の緊急発掘調査で発見された「嘉陽上グスク」について、本会は2023年1月11日に、名護市「嘉陽上グスク」の保存・活用に関する要望書を名護市に提出しました。
西普天間住宅地区「印部土手石と歴史の道の景観」の保存・活用に関する要望について
昨年11月、宜野湾市の米軍キャンプ瑞慶覧・西普天間住宅地区の返還跡地で発見された琉球国時代の中頭方西海道の一部「喜友名・新城の宿道」と土地測量のための図根点「印部土手石」について、今後予定される幹線道路の建設を理由に現地保存は困難であることがメディアで報じられました。沖縄考古学会はその学術的価値が極めて重要であり、現地保存を求めています。本会も昨年12月に、西普天間住宅地区「印部土手石と歴史の道の景観」の保存・活用に関する要望書を宜野湾市に提出しました。
今回のオンライン講座は、沖縄考古学会と合同で企画し、沖縄地理学会、文化財にご関心のある市民の方々のご協力も得て開催できました。関係者の皆さまには、この場をお借りして深く感謝申し上げます。この講座が、歴史の道と印部石について広く会員・市民の皆さまに知っていただく機会となれば幸いです。
なお、当初は対面での実施を計画していましたが、沖縄県内における新型コロナウィルスの感染急拡大を考慮し、録画済の動画をオンライン(本会YouTubeチャンネル)でご視聴いただく形となりました。何卒ご了承ください。
*動画は下記プログラムよりフルバージョン、あいさつ、個別報告にアクセスできます。
【フルver】沖縄考古学会・琉球沖縄歴史学会合同地域講座「宜野湾市の歴史の道~西普天間で発見された印部石とその歴史的意義~」
「宜野湾市域の「歴史の道」と「印部土手・印部石」について!」呉屋義勝(沖縄考古学会)
「竿入図から考えるハル石の現地保存の重要性」金城善(琉球沖縄歴史学会)
「西普天間の印部土手石が立地する琉球石灰岩の特徴」真栄田義安(沖縄県技術士会顧問)