Cubase/HALion6
MIDIトラックにオーディオエフェクトをかける
Cubase(Artist 9)とHALion6で、特定のMIDIトラックに対してリバーブ等のオーディオエフェクトをかけたかったのですが、ネットで検索して出てきた既存のやり方でできなかったので、うまくいったやり方を解説します。
※DTM界隈の人間ではないのでなんか用語の使い方を間違ってるとか回り道してる可能性とかあります
えーと、なんかこんな感じのプロジェクトを作りました↓
見ての通り、「ピアノ」と「ドラム」のMIDIトラックと、HALion6のインストゥルメントトラックがあります。
ここから、ドラムにだけリバーブエフェクトをかけていきます。
ドラムのトラックを選択して左のパネルを見ても、オーディオエフェクトの項はなく、MIDIエフェクトしかかけられません。
MIDIエフェクトはあくまでMIDIノートのデータしか操作できないのでお門違いです。
インストゥルメントトラック(上画像でいう「HALion 6 01」トラック)にはFXチャンネルを介して?オーディオエフェクトかけれるらしいですが、それだとHALionのすべての音色に同じエフェクトがかかってしまいます。
個別の音色にエフェクトをかけるために、まず音色の出力を分ける必要があります。
音色の出力を別々のチャンネルに分ける
インストゥルメントラックからHALionの「e」みたいなマークを押してHALionの画面を見ると、それぞれの音色の右下の項が「Master」になっているのがわかります。
音色をすべてデフォルトのMasterチャンネルに出力する設定になっているのです。↓
このうち、ドラムの方の出力を「Out2」にします。
(変更してるのはUdu Drumsの方(Slot 2)です)(オレンジ下線の部分を変更した後)
これで、ピアノとドラムは別々のチャンネルに出力されるようになりました(マルチアウト/パラアウト)。
←ちなみにここでこういうマークが出る場合、まだチャンネルが有効化されてないだけなので大丈夫です。
チャンネルを有効化
次に、Master(Out1)とOut2に出力を分けたので、Out2にだけエフェクトをかければいいです。
まずは出力先を有効化します。
インストゥルメントラックのHALionの中にある[▼]ボタンを押すと
このように出力を
たくさん作れる欄が出てきます
ネットで検索して出てきた情報では、ここで出力を増やすことで自動的に対応する出力トラックができるらしい
・・・のですが、CubaseまたはHALionのバージョンアップで仕様が変わったせいなのか、出力は有効化できても各出力に対応するトラックが作られませんでした(ここで詰まった)。
出力チャンネル(Out2)に対してオーディオエフェクトをかける
下画面で「MixConsole」タブを開きます(①)
「Out2」チャンネルもできていることがわかりますね。
次に、左の真ん中に「Inserts」というボタンがあるのでクリック(②)
Out2のチャンネルのラックに、オーディオエフェクトを追加することができます。
今回はREVelationというリバーブをかけてみました(右)。
これで、ドラムの方にだけリバーブがかかりました。よかった