NATURAL FIGURES Home

このシリーズは人工物を撮影した“Artificial Figurers”と対をなす位置付けであり、銘木と呼ばれる自然の形や

模様をそのまま生かした材木がモチーフです。

銘木は自然が創り出した美であると同時に過去の時間そのものが刻み込まれた記録装置でもあります。

撮影という行為はそのデータを読み出し可視化する事に違いありません。

そのために質感描写に適した中判カメラとデジタルバックを用いて、時間の質感を表現しました。

これらの写真は、見方によっては宇宙や抽象絵画のようにも見えます。

撮影に際しては徳田銘木株式会社(奈良県吉野郡黒滝村)徳田様にご協力いただきました。


この作品は2020年兵庫県立美術館での個展(Die Welt ist Schön -The world is beautiful-)及び、

2021年たかつきgalleryR個展(NATURAL FIGURES)でも展示しました。