経営効果性の追求

-アウトプット思考法-

➤アウトプット思考法について

    アウトプット思考法とは、システム設計において、アウトプットに焦点を当て思考する方法です。アウトプット思考法によるシステム設計では、効果的に目的を達成するアウトプットの設計と効率的にアウトプットを産み出すプロセスの設計を分けて考えます。 

    業務を評価する方法には様々なものがあります。

   しかし、評価結果を再現できない評価は、評価ではなく査定である。査定は、将来に向けての効果的なアクションを生みません。効果的なアクションを創造するためには、アウトプットを具体的に表現することです。

   アウトプット思考法は、具体的に表現されたアウトプットを効果性と効率性の視点で評価します。

The output thinking method is a method of thinking focusing on the output in the system design. In the system design by the output thinking method, we consider the design of the output that effectively achieves the purpose and the designing of the process which produces output efficiently.

There are a variety of ways to evaluate the operation(business). 

However, the evaluation which cannot reproduce the object based on the evaluation result is an assessment rather than an evaluation. Assessments do not produce effective actions for the future. 

The output thinking method evaluates the output expressed concretely from the viewpoint of effectiveness and efficiency. 

➤効果性と効率性の峻別

効果性 

業務活動の結果が、その業務が達成しようとしている目的に対して、どの程度の貢献ができたのかを見る視点

効率性 

業務活動の結果に対する効果性を前提として、業務システムそのものが如何に効率的にインプットからアウトプットへの変換ができたかを見る視点

➤経営効果性追求のための業務改革(書籍の紹介)

【コメントより】 

    本書は、『アウトプット思考』の提唱者と、アイシン精機の社内で「構造変革的な発想での要員管理」を必要としていた人材開発部が巡り会い、そして「新たなシステム設計」を模索していた情報システム部の全面的な協力を得て、構築された人事システムを掲載する。

     産能大学とアイシン精機株式会社との共同プロジェクトである、組織目的に則した「アウトプット思考」をベースにした業務設計。それによって構築された人事システム導入から実施までを公開する。

➤組織の存在価値 

    効果性は、組織の存在価値(ステークホルダーの状態変換量)に比例する。そして、効果性には、

(計画の視点)

・業務システムが働きかける対象のアウトプット量に対するステークホルダーが期待する変換量の大きさ

(実績の視点)

・実際にステークホルダーが変化した変換量の大きさ

の二つの視点があります。

ポイント:

・ステークホルダーの状態変換量に貢献しないアウトプットは存在価値が無い

・存在価値の無いシステム(企業・業務)の効率化を検討することは最も無駄である。

問合せ先 : リッチマネジメントシステム有限会社  (担当 尾嶋)

E-mail  rms.ojima@gmail.com

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