● 2013年 最優秀作品
▶︎ 作品名
小型身体洗いシステム 「Space Bath」
▶︎ チーム名
宇宙4兄弟
▶︎ メンバー
○小林恭介(久留米工業大学 機械システム工学科 3年)
河野敬介(久留米工業大学 機械システム工学科 3年)
新留公樹(久留米工業大学 機械システム工学科 3年)
具志堅洋介(久留米工業大学 情報ネットワーク工学科 3年)
● 二次審査講評
▶︎ 審査委員長
河地 知木(九州産業大学芸術学部デザイン学科 教授)
細部の詰めが必要だが意外性に富み宇宙に限らず実効性、実用性にも富んだ提案でした。
▶︎ 審査委員
小林 智之(宇宙航空研究開発機構(JAXA) 有人宇宙ミッション本部 宇宙環境利用センター 技術領域リーダー)
体を洗う、清潔にするという点にフォーカスした点がすばらしいです。しかし宇宙空間で使うためには、重力の無い状況での「水」や「界面活性」の現象の理解や違いを反映した多くの検討すべき課題があります。是非この検討対象を考えて一層具体的なデザインに取り組んでほしいと思います。
この提案は日本人固有かつ得意とする清潔感に根差す感性からのものであり、世界に広める視点で宇宙を活用すると面白く、地球社会での多くの発展性が期待できると思います。
▶︎ 審査委員
井上 孝和(福岡市 経済観光文化局 新産業・立地推進部 新産業振興課 課長)
宇宙ステーションで長期にわたって生活をしていく中で,身体を洗いたい,だけど,洗えないという宇宙飛行士の切実な願いに着目したのは非常に素晴らしいです。
また,宇宙空間ではなく,地上においても,病院や介護施設などにおいて,すぐにでも役に立つのではないかと感じました。
▶︎ 審査委員
善甫 英治((公財)北九州産業学術推進機構 産学連携統括センター ロボット開発支援部 部長)
宇宙においても身体を洗いたいとの欲求に応えるための、このようなシステムを考えられたことは、逆に地上における重力の存在や、水を自由に使えることの有り難さを感じさせてくれました。
提案に当たり実験などもおこない、その結果を踏まえて部品の材質なども検討されており、是非実現してほしいと思いました。
更に地上においてもその恩恵を受けにくい高齢者や障がい者の方にも適用が可能であることもよく考えられており、期待したいと思います。
● 一次審査講評
・“風呂に入ったような”の部分をどう実現するか,説明がほしい.
・実用性も高そうでうまくできている.
・限られたスペースを上手に利用するアイデアがよい.
・小形で洗った気分になるのがよい.ただし水を使うのにこだわった点が実現性,利用性に課題.
・実現したらうれしいのでは.試作品がみたい.
・使い方が不明.泡が浮遊するかも?
・地上でも用途がありそう.
・お風呂でなくシャワーのイメージに合っているかも.
・身体から本体が離れる際に水流を止める仕組みは検討がいる.