「掌の中の小鳥」渡辺大
「掌の中の小鳥」渡辺大
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渡辺大 原作
折り方:不切正方 30cm
用紙:おりがみはうすオリジナル折り紙用紙
<解説>
最初の写真が、オリジナルの渡辺大さんのすばらしい作品「掌の中の小鳥」である。
女性が本を読んでいるところに小鳥が飛んできて右手にとまったのを驚いて見ているといった風景だ。
(2つ目の写真)
<解説>
渡辺大さんのすばらしい作品「掌の中の小鳥」は、ストーリーが込み入ってしまうことで、本だけに集中することにした。
要するに、小鳥の止まった右手は単なる手にとどめ、小鳥は織り込まないで、単なる手にしたいと思ったのである。でも難しい。わざわざ5本指を折らなくても良いのだけど、紙が余ってしまうのだ。
多分、渡辺さんも困ったのだと思うが、右手の処理は結構難しく結局バランスがとれたものにするのにはもうひとつもふたつも工夫が必要だ。
すばらしいのは本だ。
普通これを見る人は、一枚の正方形からこれを折り出したものとは信じない。
紙の裏の白を出した本の感じがとてもよい。
また、全体がとてもやさしく上品なのが私は好きだ。
(最後の写真)
<解説>
右手のバリエーション。 David Brill さんのorigami book と一緒に並べてみた。
渡辺大さんの作品「掌の中の小鳥」は、ストーリーが込み入ってしまうことで、本だけに集中し、小鳥の止まった右手は単なる手にとどめた。
この姿にマッチするのが、Brillさんのすばらしいミニチュア本。
適切な箇所に予め印刷しておくと字の書いてある本になる。